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Dockとは
背景
Dockについてなぜ記事にするかといいますと、別の記事で記載したAnchorと同様に、開発の中で画面レイアウトを修正する際に、Dockというものを初めて知り、自分と同様にまだ知らない人がいるのではないかと思い、記事にすることにしました。
概要
WindowsFormsにおけるDockプロパティはコントロール(ボタンやテキストボックス、パネルなど)を親コンテナ(フォームやパネルなど)の特定の辺に「くっつける」ための設定です。
この「くっつける」動作によって、ウィンドウのサイズが変わったときにも、コントロールの位置やサイズが自動的に調整されます。
Dockの設定方法
Dockの設定方法はとても単純で、WindowsFormsデザイナーを開いていただき、位置などを調整したいコントロールのプロパティから以下の部分で調整することが出来ます。
Dockプロパティの選択肢
Dockプロパティには、以下の選択肢があります。
値 | 動作のイメージ | 説明 |
---|---|---|
None | どこにもくっつかない | 通常の指定位置(Dockしない) |
Top | 上にピタッと貼り付け | 親の上端に固定され、横幅が親に合わせて広がる |
Bottom | 下にピタッと貼り付け | 親の下端に固定され、横幅が親に合わせて広がる |
Left | 左にピタッと貼り付け | 親の左端に固定され、高さが親に合わせて広がる |
Right | 右にピタッと貼り付け | 親の右端に固定され、高さが親に合わせて広がる |
Fill | 親の中を全部埋める | 親の領域全体に広がる(ほかのDockがない場合に便利) |
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