[始めてのハッカソン] Digital Hack Day 2021予選に参加しました
What is this?
- 2021年9月 Digital Hack Day 2021に参加しました
- 人生始めてのハッカソンだったので、気づきや学びが多く、忘れないうちに書き記しておこうと思いました
Digital Hack Dayとは?
Who are you?
- タイ王国在住・現地採用・自動車×IT業界における新規事業企画
- 普段の業務ではほとんどコードを書かない
- 一時期書いていた時期もあったが、今は5%未満
- 最近はNoCodeツールによる開発業務も始めたが、手を動かしてくれているのは同じチームメンバーのタイ人スタッフ
- 最近は事業企画・DX戦略立案・新サービス立ち上げがメイン
- 前職ではPython, C#書いてた。今年からGoも触り始めた。
- 普段お世話になっているデータラーニングギルドのメンバーで参加しました
What did you developed?
asukiさんの発案により、ワクチン接種可能情報の登録・閲覧サービスを開発しました。自分の担当は主に「Mapboxによる閲覧機能の開発」と「登録用サムネと発表スライド作成」でした。
プロダクトのイメージはasukiさんが作成くださった動画がわかりやすいです!
ざっくりした感想
始めてのハッカソン参加にて、存分に楽しむことができたことがまずは一番です!これもひとえにチームの皆様のおかげでした。本当にありがとうございます。
日常的にコーディングもしていないくせに、ものすごく気軽な気持ちで参加表明して、申し込んで、万が一使い物にならなかったらどうしよう…と不安に感じていました。
いざ当日始まってみても、後述する準備不足も相まって、どうなるんだこれ?と思いながらも、あれよあれよと自分の担当分でまず動く物ができて、その後みんなの作ったものと連結できてと、一連の流れを経験できたのはすごく面白かった。[1]
特に、チーム開発の経験がほとんどないので、最後繋いで、うごいたー!という瞬間は興奮しました。
以下は、もう少し冷静に振り返ります。
良かった点
何より楽しめたこと
- 特にチーム開発で何か1つのものを作り上げるところ
- このチームじゃなければ、このプロダクトはできなかったと思えるところ
分からないなりにも、自分ができることを見つけて、実施して、形になったところ
- 始めてのツール・フレームワークを経験できたこと
- NodeREDすごい
- これまでNoCodeツールばっかり触ってきたけど、やはりコード書ける人からするとLowCodeのほうが小回りが効いて使いやすい
- フロントエンドはbubble.io、バックエンドはNodeREDという分担も考えてみたい(お互いに短所を補えている気がする)
自分の器用貧乏なところが意外と効果的に発揮された
- コーディング意外でも必要な作業が想像以上にあった
- 「いい感じのピンアイコンが必要」「サムネ作らなきゃ!!!」となったときに、(デザイナーさんほどサクサクではないが)それっぽいクオリティーのものはできた
24hハッカソンとはいえ、ちゃんと寝た
睡眠は大事😪
反省点
アイディアがでない
- 数理最適化エンジニアから新規事業企画にキャリアチェンジした大きな理由の1つが「技術の適応先アイディアが浮かばない」だった
- それなのにもかかわらず、いざ開発するプロダクトのアイディア出しをしようと思うと何も出ない
- 新規事業企画としての経験をそれなりにつけてきた自負があったので、結構ショックだった
- 正確にはアイディアがでないのではなく「現実的な技術アセットの中で、実装方法までイメージができるアイディアが浮かばない」
- 改めて自らの技術レベルをもう一段高めなければならないと実感
実装力なさすぎ
- 個々の技術は(時間はかかるけど)それなりに実装できるとしても、それらを繋いで動くものにするという力がすごく弱い
- 思い返すと、現在は実務経験の場がないことから、「チュートリアルを動かしてみる」や「技術書のコードを模写してみる」という勉強方法が多かった
- どこまでの実装力を強みとして持つか、という点は要検討だが、少なくとも自分の力で動くものを実装できるようにしておく状況にしておくことは大事だと感じた
準備不足
- 急遽、Mapboxを本格的に使っていくと決まったこともあり、ハッカソン始まって最初にやったことは前日途中までやっていたチュートリアルだった
- 時間がないなかですごくもったいなかったなと思う
- 動くものはできたが、実態はチュートリアルをちょっと修正してみただけだった
- 技術的なオリジナリティをつけることはできなかった
- より良いプロダクトにするには、もっと実装方針を固めて当日を迎えることが必要だった
- どんな仕事にも言えることですが、準備が肝心ですね
そのほかに学んだこと
デザイナーさんの存在ってすごく大事
自分たちのチームはエンジニアのみの構成だったのですが、90秒しか発表時間がないからこそ、第一印象での評価がすごく大事だった。そして、その評価を上げてくれるのは「興味をそそられるデザイン」ということを学んだ。
ちょっとツールがさわれるだけの素人デザイナーの自分では全然、歯が立たなかった。(といいつつも、完成したサムネは自分ではかなり気に入っている)
当日作成したサムネ
作業ログが残るとあとから振り返りやすい
チーム内のコミュニケーションは基本slack、必要あればビデオ通話、というスタイルで進めていたのですが、当日の試行錯誤がslackに残っていたおかげで、後日すごく振り返りやすかった。記録という意味では、当日そこまで余裕がなかったので嬉しい誤算だった。
開発に没頭するのも楽しい
普段は、ビジネスやプロジェクトの全体の動きを見ながら、次のアクション・戦略を考えたり、人と人の間を調整することが多く、全体が見渡せるという楽しさはある一方で未知の領域を深く掘り進めるということは少なくなっていたんだなーと感じました。[2]
久々に自分の領域だけをとことん掘り下げる時間というのは楽しかったです。ただし、自分の性格上、どっちか一方に偏りすぎてしまうのはストレスが溜まってしまうので、そのバランス取りが難しい
外国のハッカソンにでるってすごい
参加者の中には、海外の方で日本に留学・就職されているチームもいくつかありました。日本人としてタイという国に暮らしている身からすると、母国語ではないハッカソンに出るってほんとすごいなって思った。
しかもところどころ英語でのコミュニケーションはあったものの、発表はすべて日本語。ただただ感服です。タイ語でタイのハッカソンに出場するとか、まったく考えられない…てかその前に発表が成り立たない。[3]
いくつかのテック企業では日本人以外のエンジニア採用が広がってきているそうですが、日本もそうやって世界のエンジニアから目指してもらえる地になると良いですね。
自分自身はこうやって外で経験を積んで、いつか知見がマージできるようになりたいなあ。
Conclusion
総じて楽しかったものの、反省点も多かったので、強くなってまた参加したい!
Discussion