Vue Fes Japan 2024参加レポート
最初に
Vue Fes Japan 2024に参加してきました。
1週間経ってしまいましたが、参加レポートを書いていきます。
Piniaの現状と今後
「Piniaの現状と今後」というプレゼンを拝聴しました。
Piniaを知らなかったので、調べてみるとPiniaはvuexのような状態管理システムで、シンプルなAPI、dev toolsとの統合により容易なデバッグの実現、TypeScriptのサポートによる型安全といった特徴があるようです。
vueのドキュメントでも下記のように記されており、推奨されている模様です。
It is recommended to use Pinia for new applications.
https://vuejs.org/guide/scaling-up/state-management.html#pinia
このPiniaが2024年9月にnpm download数でvuexを上回ったそうです。
これからキャッチアップしていこうと思います。
また、プレゼンでは、Piniaの状態をdevtoolsで見る方法や、状態管理方法、pinia-coladaというデータ取得ライブラリについてなどを発表していました。
スライド: https://speakerdeck.com/waka292/pinianoxian-zhuang-tojin-hou
普通のエンジニアが頑張って30万行のNuxt3バージョンアップした話
「やらないことを決める」→「ビックバンリリースを避ける」→「できるだけ自動化」→「あとは気合」という移行方針を発表されていて、大規模の移行になるとまずは「やることとやらないこと」を明確に線引きするのは大事なんだなと思いました。
また、playwrightを用いたE2Eテスト、Visual Regression Testを実装してデグレチェックを自動でできるようにしたとのことらしく、万全のバージョンアップ体制が整ったとのことでした。
その後は、ひたすらエラーと格闘してOSSの理解を深めていく過程を発表されていて、エラーと格闘しながら表面的な部分だけではなくOSSの理解を深めていくのは重要だなと思いました。
スライド: https://speakerdeck.com/konkarin/vue-fes-japan-2024-nuxt3-version-up
Vue 3 と Svelte 5 のランタイムを比較する 〜技術を一段深く理解する〜
Vue3、Svelte5, Vaporをコードを出しながら、ランタイムの比較、説明をしていました。
3者は似ているランタイムということのようでした。
共有いただいていた参考資料を見ながら一段深い理解をできるようにしていきたいです。
次世代フロントエンドクロストーク
なぜ、JavaScriptのエコシステムのRust化が進んでいるのはなぜかなど、OSSで活動されている方々のJavaScriptエコシステムの未来についてを聞きました。
Rustについて勉強していこうと思いました。
Anthony's Road to Open Source - Yak Shaving
最近日本語を勉強しているというAnthony Fuさんの「Yak Shaving」というプレゼンでした。
Yak Shavingは目的から外れて、関係ないことにまで手を出してしまうことの比喩です。
一見ネガティブにも聞こえる言葉ですが、活用することで新しい解決策や問題点を発見できてイノベーションを起こすこともあるそうです(Shopifyがスノーボードを売る会社から変わっていったように)
これを開発にも活かして、さまざまなOSSの考案と開発に活かせることができるという理解をしました。
まとめ
昨年も参加しましたが、Vueコミュニティの熱量はすごいなと思いました。普段はReactを使用することが多いですが、Vue周りもキャッチアップしていこうと刺激を受けることができて有意義な時間となりました。
運営スタッフの皆様お疲れ様でした!
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