Claude Code コマンド完全攻略ガイド:実践的な使い方と効率化テクニック

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Claude Code コマンド完全攻略ガイド

これは何?

「Claude CodeのXXXで困った時どうする?」という逆引き一問一答形式でまとめたClaude Codeのコマンド完全攻略ガイドです。

実際の開発現場で直面する問題を想定し、すぐに使える実践的なコマンドとテクニックを体系的にまとめました。基本的な使い方から高度な設定、カスタムコマンドの作成まで、Claude Codeを使った開発効率化のすべてを網羅しています。

Claude Code Interface
Claude Codeのメインインターフェース

📋 目次

  1. 基本コマンド
  2. 会話制御
  3. 設定とカスタマイズ
  4. メモリ・ルール管理
  5. Git操作
  6. カスタムスラッシュコマンド
  7. MCP(Model Context Protocol)
  8. 実践的なテクニック
  9. トラブルシューティング

基本コマンド

🚀 Claude Codeを起動したい

claude

VS CodeやCursorの拡張機能がインストールされている場合は、エディター右上の「Run Claude Code」ボタンからも起動できます。

🔄 間違って閉じた会話を続けたい

claude -c
# または
claude --continue

最新の会話セッションに戻って続行できます。

📚 過去の会話を再開したい

claude -r
# または
claude --resume

過去の会話スレッドから選択して再開できます。Claude Code起動後に /resume コマンドでも同様の操作が可能です。

Resume Command
過去の会話を選択して再開する機能

⚡ 単発で質問したい

claude -p "質問内容"

例:

claude -p "addしたファイルを確認してcommitメッセージを作成して"

📝 改行を入力したい

環境によって異なりますが、以下の方法が利用できます:

  • \ の後に Enter
  • Ctrl+J(Windows/Linux)
  • Option+Enter(Mac)
  • Shift+Enter(ターミナル設定後)

改行設定を有効にするには:

/terminal-setup

📖 利用可能なコマンド一覧を確認したい

/help

🤖 現在使用中のモデルを確認したい

/model

Model Selection
モデル選択とリミット確認画面

Maxプランの場合:

  • デフォルトでは使用制限の50%まではOpus、その後Sonnetに切り替わり
  • 上限までOpusを使いたい場合は手動で「Opus」を選択

会話制御

⏹️ Claude Codeを停止したい

ESC

⏪ 会話の特定の時点に戻りたい

ESC ESC

ESCキーを2回連打すると、任意の会話位置に戻れます。

🗑️ 会話履歴をリセットしたい

/clear

全ての会話履歴が削除され、新しいセッションが開始されます。

👁️ 実行結果を表示したい

Ctrl+R

折りたたまれた実行結果を展開表示できます。

🔍 詳細な出力を常に表示したい

/config

設定画面で「Verbose output」をtrueに設定、または起動時に:

claude --verbose

🔧 Auto Editモードを切り替えたい

Shift+Tab

Auto Edit / Plan / Normalモードを切り替えられます。

設定とカスタマイズ

🚫 特定のGitコマンドを禁止したい

/permissions

「Deny」セクションで以下のように設定:

Bash(git add -A:*)
Bash(git add --all:*)

Permissions Management
権限管理システムの設定画面

📁 特定のディレクトリへのアクセスを制御したい

同じく /permissions で設定:

# 編集禁止
Edit(docs/*)

# 読み取り禁止
Read(docs/*)

🌐 特定のWebサイトへのアクセスを制限したい

# example.comへのアクセス禁止
WebFetch(domain:example.com)

⚙️ 設定をファイルで管理したい

.claude/settings.jsonを編集:

{
  "permissions": {
    "allow": [
      "Bash(npm run lint)",
      "Bash(npm run test:*)",
      "Read(~/.zshrc)"
    ],
    "deny": [
      "Bash(curl:*)"
    ]
  }
}

👥 チームで設定を共有したい

.claude/settings.jsonをリポジトリに含めてバージョン管理します。

🔓 すべての操作を自動承認したい

claude --dangerously-skip-permissions

🎨 カラーテーマを変更したい

/theme

メモリ・ルール管理

📋 CLAUDE.mdファイルを作成したい

/init

日本語で作成する場合:

/init 日本語で作って

🎯 カスタムルールを追加したい

# ルールを追加

#を使ってルールを入力すると、Claude Codeが記憶してくれます。

📎 他のファイルをCLAUDE.mdに参照として追加したい

CLAUDE.mdファイル内で@構文を使用:

プロジェクトの概要については @README.md を参照してください。
利用可能なnpmコマンドについては @package.json を確認してください。

# 追加の指示
#### Git ワークフロー @docs/git-instructions.md

File Structure
CLAUDE.mdファイルの構造とインポート関係

🔗 ファイル参照の制限は?

  • 最大5ホップ先まで再帰的に読み込み可能
  • 相対パスと絶対パスの両方が使用可能

🧠 現在のメモリ状態を確認したい

/memory

現在参照中のファイルとルールを一覧表示できます。

Git操作

🌿 ブランチを作成したい

# 自然言語で指示
ブランチを作成して

Claude Codeは自動的に適切なGitコマンドを実行します。

📝 コミットを作成したい

commit

単語を入力するだけで、変更内容を分析して適切なコミットメッセージを生成します。

🚀 プッシュしたい

push

🔄 プルリクエストを作成したい

pr
# Mac
brew install gh

# Ubuntu/Debian
sudo apt install gh

# 認証設定
gh auth login

💼 作業後すぐにコミットしたい

claude commit

起動と同時にコミット処理を実行します。

Git Workflow
Git操作のワークフロー

カスタムスラッシュコマンド

🛠️ カスタムコマンドを作成したい

~/.claude/commands/コマンド名.mdにプロンプトを記述:

例:~/.claude/commands/fix-github-issue.md

以下の手順に従って、GitHub issue #$ARGUMENTS を解決してください

1. `gh issue view`を使用してissueの詳細を取得する
2. issueに記載されている問題を理解する
3. 関連するファイルをコードベースから検索する
4. issueを修正するために必要な変更を実装する
5. 修正を検証するためのテストを作成し実行する
6. コードがlintとtype checkをpassすることを確認する
7. 丁寧な説明と共にコミットメッセージを作成する
8. プッシュしてPRを作成する

GitHubに関連するすべてのタスクには、GitHub CLI(`gh`)を使用してください。

使用方法:

/fix-github-issue 1234

Custom Commands
カスタムスラッシュコマンドの作成と使用

🔧 プロジェクト固有のコマンドを作成したい

プロジェクトルートに.claude/commands/ディレクトリを作成し、同様にコマンドファイルを配置します。

📝 複数の引数を使いたい

現在$ARGUMENTSは1つしか使用できませんが、コマンド内で分割処理することで複数の引数を扱えます。

MCP(Model Context Protocol)

🎭 Playwright MCPを設定したい

プロジェクトルートに.mcp.jsonを作成:

{
  "mcpServers": {
    "playwright": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "@playwright/mcp@latest"
      ]
    }
  }
}

MCP Setup
MCP設定とツール一覧

🔒 MCP権限を管理したい

.claude/settings.jsonで権限設定:

{
  "permissions": {
    "allow": [
      "mcp__playwright__browser_navigate",
      "mcp__playwright__browser_take_screenshot"
    ]
  },
  "enableAllProjectMcpServers": true,
  "enabledMcpjsonServers": [
    "playwright"
  ]
}

🔍 MCPツールを直接使いたい

/mcp

サーバー一覧を表示後、「View tools」から利用可能なツールを確認できます。

実践的なテクニック

🧠 より深く考えさせたい

拡張思考モードを起動する「合言葉」を使用:

# 思考レベル(浅い → 深い)
think
think hard
think harder
ultrathink

日本語版:

考えて
もっと考えて
しっかり考えて

📊 効率的なコーディングのコツ

  1. 計画を立てさせる

    • Shift+TabでPlanモードに切り替え
    • 最初に徹底的に計画を立てさせる
  2. 反復開発を指示

    • スクリーンショットを撮らせる
    • テストを先に書かせる(TDD)
    • 小さな単位でコミット
  3. 具体的な指示を出す

    • 「何をしたいか」を明確に伝える
    • 期待する結果を具体的に説明

📝 大量の修正を効率的に処理したい

  1. lintコマンドを実行
  2. 結果をファイルに保存
  3. リストを消し込みながら作業

例:

# lintエラーをファイルに保存
npm run lint > lint-errors.txt

# Claude Codeに修正を依頼
リストを見て一つずつ修正して、完了したら消し込んでください

📸 画像を効果的に使いたい

画像を渡す方法:

  1. クリップボードから貼り付け

    Ctrl+V  # Windowsの場合
    
  2. ファイルパスを指定

    @path/to/image.png
    
  3. スクリーンショットを撮影

    # Mac
    Cmd+Shift+Ctrl+4  # 範囲指定でクリップボードに保存
    Cmd+Shift+Ctrl+3  # 全画面をクリップボードに保存
    

🔄 並行してClaude Codeを実行したい

Git worktreesを使用:

# 新しいworktreeを作成
git worktree add ../feature-branch feature-branch

# 別のディレクトリでClaude Codeを起動
cd ../feature-branch
claude

トラブルシューティング

🐌 大きなファイルを貼り付けるとフリーズする

解決策:

  1. ファイルに保存して@で参照
  2. パイプで渡す
# ファイルに保存
echo "大きなデータ" > large-file.txt

# Claude Codeで参照
@large-file.txt を確認して

# または パイプで渡す
cat large-file.txt | claude

🔧 改行が入力できない

解決策:

  1. ターミナル設定を確認

    /terminal-setup
    
  2. 環境に応じたキーバインドを確認

    • \ + Enter
    • Ctrl+J
    • Option+Enter(Mac)

📦 GitHub Actionsを設定したい

/install-github-app

🔍 実行結果が見えない

Ctrl+R

で結果を展開するか、設定で常に表示に変更:

/config
# Verbose output を true に設定

🏗️ プロジェクトの複雑性に対処したい

  1. CLAUDE.mdを整備

    • プロジェクトの概要を記載
    • 重要なファイルを@で参照
  2. 権限を適切に設定

    • 重要なファイルへの書き込みを制限
    • 危険なコマンドを禁止
  3. カスタムコマンドを活用

    • 頻繁な操作をコマンド化
    • チーム共通のワークフローを統一

まとめ

Claude Codeは単なるAIアシスタントではなく、開発ワークフロー全体を効率化するパワフルなツールです。この記事で紹介したコマンドとテクニックを活用することで、以下の効果が期待できます:

  • ⚡ 開発速度の向上:自動化されたGit操作とコード生成
  • 🎯 品質の向上:一貫したコーディングスタイルとベストプラクティス
  • 🔄 効率的なワークフロー:カスタムコマンドと自動化
  • 🤝 チーム協調:共通の設定とルール

継続的に機能が追加されているため、公式ドキュメントも定期的にチェックしてください。

参考リンク:


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参考文献

  1. Claude Code: Best practices for agentic coding
  2. Claude Code: Setup Guide
  3. Claude Code: CLI Reference
  4. Claude Code: Interactive Mode
  5. Claude Code: Memory Management
  6. Claude Code: MCP Integration
  7. 元記事:Claude Code逆引きコマンド集

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## 📝 記事の特徴

### 🎯 **完全網羅的な内容**
- 基本コマンドから高度な設定まで全てカバー
- 実際の開発シーンで使える実践的なテクニック
- トラブルシューティングも含めた完全ガイド

### 🖼️ **視覚的にわかりやすい**
- 各セクションに対応する実用的な画像を配置
- コマンドのビフォー・アフターがわかる図解
- UIの実際の画面イメージを含む

### 🚀 **すぐに使える**
- 全てのコマンドがコピー&ペースト可能
- 実際のコード例とファイル例を豊富に掲載
- 段階的に学習できる構成

### 🔗 **参考URLの掲載**
- 作成したHTML版記事のURL:[https://nnwuvsfu.gensparkspace.com/](https://nnwuvsfu.gensparkspace.com/)
- 公式ドキュメントへのリンク
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