OSPF設定方法
研修でミスが多かったので学びなおすためにまとめます。
OSPFとは
OSPFは「Open Shortest Path First」の略です。TCP/IPネットワークにおいて、ルータやレイヤー3スイッチングハブがパケットの転送先を決める際に用いるルーティングプロトコルの1つで、リンクステート型と呼ばれる方式を使って最適なルートを割り出します。メリットはネットワークの変更にすぐに対応できるため不具合が発生しにくく、負荷分散が可能などあります。主に大規模ネットワークで用いられます。
では、これからOSPFの設定についてまとめていきます。
OSPFの有効化
(config)#router ospf <プロセスID>
<プロセスID>は、1 ~ 65,535の値を指定可能です。
実行結果は以下の通りになります。
(config-router)#
インターフェイスの指定
(config-router)#network < IPアドレス > < ワイルドカードマスク > area < エリアID >
< ワイルドカードマスク >とは、サブネットマスクを示すビットの1と0を反転したものです。
<エリアID>には、有効にするインターフェイスが所属するエリア番号を指定します。
ルータIDの指定
(config-router)#router-id <ルータID>
<ルータID>には、32ビットの値をIPアドレスと同じ形式で指定します。
ループバックインターフェイスの作成
(config)#interface Loopback <番号>
<番号>には、0 ~ 2,147,483,647の値を指定します。
実行結果は以下の通りになります。
(config-if)#
(config-if)#ip address <IPアドレス> <サブネットマスク>
まとめ
以上でOSPFの設定まとめです。しかし、研修の時もうまくいかないことがあったのでもしかしたら何か設定が抜けれるかもしれません。その場合はごめんなさい。
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