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RDBについてのメリット、デメリットについてまとめてみた

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初めに

RDBについての定義やメリット、デメリットについてまとめていきたいと思います。

RDBについて

RDBとは、データを 行と列で構成される表 の形式で格納し、管理するデータベースのことです。以下に具体的な例を示します。

顧客ID (CustomerID) 氏名 (Name) メールアドレス (Email)
C001 山田 太郎 メールアドレス1
C002 佐藤 花子 メールアドレス2
C003 田中 一郎 メールアドレス3

RDBのメリット

  1. データの整合性・一貫性を保ちやすい

    • 外部キーや制約(制限)により、関連データの矛盾を防げます。
    • 例:存在しないユーザーに対して質問データを登録しようとするとエラーになる。
  2. SQLによる柔軟な検索・操作

    • SQLで複雑なクエリ(検索)や集計が可能。
    • データ抽出・集計・更新が標準的な書き方で行える。
  3. スキーマによる明確なデータ構造

    • テーブル定義でデータ型・制約などが明確になり、バグを防ぎやすい。
  4. トランザクション処理が得意

    • 一連の処理をまとめて成功/失敗させることで、データの不整合を防ぐ(ACID特性)。

RDBのデメリット

  1. 柔軟性に欠けることがある

    • スキーマ(構造)が固定されているため、仕様変更が頻繁なプロジェクトでは使いづらい。
    • 例:フィールド追加や型変更が頻繁にあると、設計変更が手間。
  2. スケールアウトが難しい

    • 複数サーバーへの分散が難しく、大規模トラフィックに弱い面もある。
  3. 複雑なJOINがパフォーマンス低下の原因に

    • テーブルを結合(JOIN)しまくると、クエリの実行が重くなる。
  4. 非構造データに不向き

    • 画像・音声・JSONのような非構造データは扱いにくい。

まとめ

RDBは、行と列で構成されるテーブルでデータを管理し、SQLで柔軟な操作が可能です。
データの整合性や一貫性を保ちやすい一方で、構造変更に弱く、スケールアウトが難しいという面もあります。

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