Open1
[Astro] AIによるCMS開発

あるボランティア団体用のシステムをAIを駆使して作っている。
ブログやお知らせなどの発信のCMS機能の他に、メンバーによる報告作業など業務的なこともできるポータル的なシステムを開発目標としている。
Astroはコンテンツの配信用のフレームワークなので、コンテンツの編集機能を付加すれば、そのままCMSになるというのが目論見である。
最初はCursor
をAuto
で使っていたが、Visual Studio Code
+GitHub Copilot
のGPT-5
が動きがいいので今は専らこれを使う。
ちょっと前まではClaude Sonnet 4
だった。
AIモデル
はどんどん新しいのが出てくるので、ときどき入れ替えてみて優れていると感じたらいい方に変更する。その判断は直感的かつ感覚的でちょっと説明はしにくい。
システムの仕組みとしてはまとまってきたので、AIにプロジェクトを解析させて、一旦.github/copilot-instructions.md
にまとめる。今までこういうrulesみたいなのは使っていなかった。
.github/copilot-instructions.md
# Copilot Instructions for official-website
このドキュメントは本リポジトリ向けに GitHub Copilot へ伝える前提・規約・生成方針を要約したものです。提案や自動生成時は以下を強く優先してください。
## 技術スタックとランタイム
- フレームワーク: `Astro v5`(Hybrid SSR/CSR)、`@astrojs/react`
- 言語: `TypeScript`(`astro/tsconfigs/strict` を継承)
- フロント: React 19(`react`/`react-dom`)、SWR 2、Nanostores
- スタイル: Tailwind CSS 4(`@tailwindcss/vite`、`prettier-plugin-tailwindcss`)
- コンテンツ: `astro:content`(`src/content/config.ts` の collections)
- サーバ/API: Astro Middleware + API Routes(`src/middleware/*`, `src/pages/api/*`)
- 認証/セッション: Redis セッション(`ioredis`)+ Cookie(Remember Me)
- DB: Prisma + MySQL(`prisma/schema.prisma`)
- 画像/MDX: `@mdx-js/*`、`react-markdown`、`rehype-*`、`remark-gfm`
## ディレクトリ構成(要点)
- `src/pages/*` … Astro ページと API ルート(`/api/**`)
- `src/components/*` … React/TSX コンポーネント
- `src/fetch/*` … クライアントからの API 呼び出しラッパ(`BaseApiFetch` 等)
- `src/hooks/swr.ts` … SWR の共通 `fetcher` を提供
- `src/middleware/*` … `auth` などのグローバルミドルウェア
- `src/server/*` … サーバサイドの util / config
- `src/store/*` … Nanostores によるクライアント状態
- `src/content/*` … Content Collections 定義と記事
- `prisma/*` … Prisma スキーマ、マイグレーション、シード
## 型とコード規約
- TS 設定は厳格。`noUnusedLocals`/`noUnusedParameters` を満たすこと。
- パス解決は `@/*` を使用(`tsconfig.json` の `baseUrl: ./src`)。相対 `../../` は避ける。
- UI は React Function Component + hooks。副作用は最小限に。
- CSS は Tailwind を基本に、ユーティリティは `tailwind-merge` を使用可。
- API レスポンスは `types/api.ts` の `ApiResponse<T>` 形式を優先(`{ success, data?, message?, errors? }`)。
- フロントからのフェッチは `BaseApiFetch` 経由を推奨。JSON は `requestWithJson`、ファイルは `requestWithFormData`。
- SWR を使う際は `src/hooks/swr.ts` の `fetcher` を使う。`result.success === true ? result.data : result` で後方互換を担保済み。
## 認証・権限
- グローバルミドルウェア `src/middleware/auth.ts` が `context.locals.user` と `context.locals.session` を設定。
- アクセス制御:
- 保護対象: `config.PROTECTED_ROUTES`(例: `/admin`, `/api/admin`, `/api/member`)
- Editor 許可: `config.EDITOR_ENABLED_ROUTES`(例: `/api/admin/event`, `/api/admin/record`, `/api/admin/news`)
- 未認証で保護 API へアクセス時は `403` JSON。ページは `/login?redirect=...` へ。
## DB モデル(抜粋)
- `User`(role: `ADMIN`/`MODERATOR`/`EDITOR`/その他)
- `Event`/`Comment`/`Record`/`News`/`Article`
- `Article.content` は MDX を想定。`images`, `attachments`, `tags` などは JSON で保存。
## よく使うパターン
- API 実装
- 返却は `ApiResponse<T>` を徹底。422 の場合は `ValidationErrorResponse` として `errors` を含める。
- API ルートは `/api/admin/**` と `/api/member/**` の保護を意識。
- クライアントからの呼び出し
- `BaseApiFetch.request|requestWithJson|requestWithFormData` を使用。
- SWR の `fetcher` を流用し、`useSWR(key, fetcher)` の形で使用。
- ページ保護
- Astro ページで `locals.user` の有無により UI を出し分け。必要に応じてリダイレクト。
- Content Collections
- `src/content/config.ts` に定義済み。`draft` は既定 false。記事一覧/UI では draft をフィルタ。
## 生成時のアンチパターン(避けるべきこと)
- 相対パスの深い import(`../../..`)→ `@/*` を使う。
- API レスポンス形式のばらつき→ `ApiResponse<T>` に統一。
- 認証をバイパスする直アクセスや、保護ルートでの未チェック。
- クライアントで Prisma を直接参照すること(サーバ側限定)。
- 画像や uploads への直書き込みパスの固定。サーバ/API を経由する実装を優先。
## コーディング規約(補足)
- ESLint/Prettier に準拠。Tailwind クラスは可能なら論理順で並べ替え。
- コンポーネントは小さく、関数引数と戻り値に型を付与。
- エラーメッセージは日本語でユーザ向けに分かりやすく。
## 実装タスクのテンプレ(Copilot への指示例)
- 新しい API を追加する場合:
1) `src/pages/api/...` にハンドラを作成し `ApiResponse<T>` を返却
2) 認証が必要なら `PROTECTED_ROUTES` 配下へ配置し `auth` ミドルウェアで保護
3) クライアントは `BaseApiFetch` から呼び出す
- React UI を追加する場合:
1) `src/components/**` に TSX で作成
2) スタイルは Tailwind、状態は必要に応じて SWR/Nanostores
3) `@/*` のパスエイリアスを使う
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本ドキュメントはリポジトリの「生成ガイドライン」です。提案がこれに反する場合は修正案を提示してください。
こういうのを作成しておくと効果があるのか。AIに聞いてみる。
このようなルールを設定することに意味はありますか。
はい、意味があります。Copilot の提案をリポジトリ固有の規約(パスエイリアス、API 形式、認可方針など)に寄せやすくなり、無駄な修正やレビュー工数を減らせます。特に Copilot Chat では効果が出やすいです。
期待できる効果
インポートや API 形のブレ抑制(ApiResponse<T>、@/* の徹底)
ページ/API の保護方針の誤提案削減(PROTECTED_ROUTES/EDITOR)
SWR・fetch ラッパなど既存ユーティリティの再利用促進
限界と注意
これは“ガイド”であり強制力はありません(提案が外れることはある)。
影響は状況依存。インライン補完よりも Chat での遵守度が高め。
ドキュメントが長過ぎ・古いと効果が落ちます(簡潔に、継続更新)。
効果を最大化するコツ
要点を短く具体例で示す(良い/悪い例、推奨 API 呼び出し例)。
実ファイルパスを明記(既にできています)。
破りやすい規約は ESLint/設定で補完して“自動で外れにくくする”。
効果がありそうな返事ではある。
なぜrulesをつくっていなかったか。AIは既存のディレクトリや仕組みを読み取ってそれに合わせて作ってくれるところがあるので、スケルトンフレームワークみたいなのを作っておくとそれで事足りたから。
むしろフレームワークがないと、AIはやりたい放題に作るので困ったことになる。
システムのアーキテクチャを文章でぐだぐだ説明するよりも具体的なコードで示した方がぶれない。