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文系だけど極座標を絶対に理解する

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極座標での座標表現

機械学習のために回転行列を勉強していたら、x=rcosθという見慣れない記法を見つけました。
それぞれの座標は、(rcosθ,rsinθ)と表現します。ぱっと見この定義が意味不明だったので、三角比の定義から以下を確認してみます。

なぜ

x = r\cos\alpha

y = r\sin\alpha

が成り立つのか?

xについて

rを斜辺と見立てた直角三角形を想定した場合の、底辺の長さをx座標として扱える。

底辺をp、斜辺rとおくと

\cos\theta = \frac{p}{r}

r=1の時、\frac{p}{r} = p

そのため、\cos\thetarをかける演算は

\frac{p}{r} \times r = p

yについて

qrを斜辺とする直角三角形の対辺として扱える。

対辺をq、斜辺rとおくと

\sin\theta = \frac{q}{r}

そのため、r\sin\theta

r\sin\theta = r \times \frac{q}{r} = q

最初に見た時は、xとyを順番に出していくイメージが全く湧かなかったのですが、rを斜辺とする三角形を想定して考えればいいんですね。xの場合の例だと、概念的にはコサインは「底辺は斜辺のどのくらいを占めるか?」と見ることができるので、その比率に斜辺の長さをかければrのx
軸上への射影の長さがわかる。

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