Node.jsの脆弱性対応など: Cybozu Frontend Weekly (2025-12-16号)
こんにちは!サイボウズ株式会社 プロダクトエンジニアのくらっち(@Kuracchi04)です。
はじめに
サイボウズ社内では毎週火曜日に Frontend Weekly と題し「一週間の間にあったフロントエンドニュースを共有する会」を開催しています。
今回は、2025/12/16 の Frontend Weekly で取り上げた記事や話題を紹介します。
取り上げた記事・話題
Node.js: Wednesday, January 7, 2026 Security Releases
Node.jsの脆弱性対応に関するリリース情報です。
25.x、24.x、22.x、20.xのセキュリティリリースが進められており、2026/1/7にリリースされる予定です。
Cursor Browser 向けビジュアルエディタ
Cursor Browser向けのビジュアルエディタがリリースされました。
アプリのコンポーネントをドラッグ&ドロップで配置出来たり、色の設定をスライダーを使って出来たりします。
Introducing Base UI v1
ヘッドレスなUIコンポーネントライブラリであるBase UIのv1がリリースされました。
Base UIはAPGとWCAG2.2に準拠しています。
また、shadcn/uiが内部で使うコンポーネントライブラリにBase UIを選べるようになりました。
LocatorJS
ブラウザで選択したソースコードをエディタで開くことが出来るLocatorJSの紹介です。
chromeの拡張機能で利用することができ、React、Vue、Svelteなど様々なフレームワークがサポートされています。
React: Denial of Service and Source Code Exposure in React Server Components
RSCの脆弱性が新たに2点開示されました。
悪用されるとユーザが操作できない状態(DoS)になったり、ソースコードが漏洩したりする可能性があり、深刻度の高い脆弱性となっています。
Blink: Intent to Ship: Sanitizer API
HTML Sanitizer APIの標準化についての話題です。
Web開発者や一部のブラウザから支持を受けており、検討は進展しています。
Deno 2.6: dx is the new npx
Deno 2.6のリリース情報です。
npxと同等のdxコマンド追加やminimumDependencyAgeが導入されました。
あとがき
今週はセキュリティ関連の記事が多く、特にNode.jsとRSCの脆弱性対応に注目しました。
また、効率的に開発するためのツールも紹介されていたため、セキュリティと生産性の両面を意識した回となりました。
Discussion