RedwoodJSがRSCに対応: Cybozu Frontend Weekly (2024-04-02号)
はじめに
こんにちは!サイボウズ株式会社フロントエンドエキスパートチームの BaHo です。
サイボウズでは毎週火曜日にFrontend Weeklyという「1週間の間にあったフロントエンドニュースを共有する会」を社内で開催しています。
今回は、2024/04/02のFrontend Weeklyで取り上げた記事や話題を紹介します。
取り上げた記事・話題
Making state easy with D1 GA, Hyperdrive, Queues and Workers Analytics Engine updates
CloudflareのD1とHyperdriveがGAになりました。
同時に正式な料金も発表されており、D1は無料枠があるとのことです。
また、この無料博は今後削除する予定がないと強調されていました。
HyperdriveはWorkerd Paid Plan ($5/mo)に入っている場合追加コストなしで利用できます。
Bun 1.1
Bun 1.1がリリースされました。
Windows対応やNode.js互換性の向上、WebSocketサポートといったアップデートが盛り込まれています。
Node.jsの互換性に関して、node:fsやnode:pathといった組み込みモジュールごとバンドル可能になっているようです。
他にもマクロ機能やテスト向けのMatcherやMock機能など多くの機能が追加されました。
【2024年4月1日のTypeScriptニュース】次期バージョンでオブジェクト型に追加される新機能の紹介
※本記事はエイプリルフール記事です。
TypeScriptの時期バージョン5.5.555に実装予定のArranged Field Definitionという機能を紹介するジョーク記事です。
読み応えがあるのでぜひご一読ください。
React Server Components now in RedwoodJS
RedwoodJSがBighornエポックのプレビューにてRSCをサポートしました。
Intent to prototype & ship: URL.parse()
Firefox 126に URL.parse()
が試験的に導入されます。
Deno 1.42: Better dependency management with JSR
Deno 1.42がリリースされました。
JSRの第1級サポート、Node.jsやnpmとの互換性に関するアップデートが含まれています。
【告知】「フロントエンドカンファレンス北海道2024」を、2024年8月24日(土)に開催します!
2024年8月24日土曜日に北海道札幌市にて「フロントエンドカンファレンス北海道2024」が開催されます。
スポンサーやプロポーザルの募集は後日発表とのことです。
On disabled and aria-disabled attributes
disabled と aria-disabled 属性の使い分け方についてについて解説している記事です。
記事内では、
- disabled:何らかの理由で値が無関係になった要素に使用
- aria-disabled:要素自体はフォーカス可能でvalidationをトリガーできるため、対話的に使用
といった違いがあると解説されています。
Introducing “pages router”
RSCのミニマムフレームワークWakuがファイルベースルーティングをサポートしました。
segment routeやcatch-all segmentなどが使ええるようになり、static renderingとdynamic renderingはファイル内でgetConfig APIを使用することで切り替えられるようになりました。
React フレームワークの 動向と選定基準
React フレームワークの動向と選定基準について解説しているスライドです。
Next.jsのRouterやRemixのモード選択なども含めて、モダンなフレームワークを網羅的に比較しています。
CSS color-scheme-dependent colors with light-dark()
CSS Module Level 5で追加された light-dark()
を活用してより柔軟にダークモード対応をしようという記事です。
CSS Color Module Level 4の Canvas
と CanvasText
を組み合わせて簡易的に実現できていたダークモード対応ですが、light-dark()
の登場によってテキスト色や背景色以外のCSSプロパティに対して任意の色を適用可能になりました。
Power of Partial Prerendering with Bun
BunのPrerendering macroプラグインを使ってNext.jsのPartial Prerenderingのような挙動を実現できるという記事です。
Discussion