CyberACEのエンジニアリング組織について💪
はじめに
はじめまして!
CyberAgentの子会社、株式会社CyberACEで開発責任者をしている @sgswtky と申します。
このテックブログ記事を通してCyberACEのプロダクト開発・エンジニアリング組織の紹介をさせて頂きます🙌
CyberACEとは?
わかりやすく3つにまとめてご紹介します!
1.広告代理店事業を展開
2018年に設立されたスタートアップ向けインターネット広告事業を展開しています。
お客様から予算をお預かりしてデジタルマーケティングの支援をさせて頂いています。
ビジョンとして 「Can be ACE - 誰もが最高を目指せる時代をつくる - 」 を掲げ 2025年で創業8年目です。
2.広告代理店事業のキャッシュを投資する形でプロダクト開発
2023年にインターネット広告事業で創出したキャッシュを再投資する形で新規事業として立ち上がり、同時にエンジニアリング組織としても立ち上がりました。
そこに一人目のエンジニアとして私 @sgswtky がジョインしました。
3.人が良い
唐突ですが、CyberACEは人の良さが特徴的な会社です☺️
交流しやすくコミュニケーションも取りやすいので本当にびっくりすると思います。
あまり文章では伝わらないと思うので、インターンなどに興味ある場合は是非応募してください。
渋谷が近ければランチでも行きましょう 👍
開発プロダクト
CyberACEはインターネット広告事業を展開する会社という事もあり、開発しているプロダクトも現時点では全て広告関連のプロダクトです🔥
CyberACEで開発する3つのプロダクト
どのプロダクトにも「顧客の広告効果を高める」という共通点があります。
プロダクト | 概要 |
---|---|
CARU | 離脱コンバージョン獲得ツール。Webサイトから離脱するユーザーを引き止め、コンバージョンを促すプロダクトです。 |
スワイプLP | 縦型でスワイプするLPプロダクト。LPをカード毎に広告のように運用する事でLPの効果を向上させるプロダクトです。 |
CoBi | 広告特化のAIエージェント。複数の媒体と連携しており、営業とクライアント様の間に入り込む形で使われています。 |
プロダクトで使用する技術スタック
プロダクト毎によって若干異なりますが、下記のような技術スタックで開発しています。
- frontend
- Typescript
- React
- Next.js(App Router)
- backend
- Go
- Python
- Typescript
- infrastructure
- AWS: ECS, RDS, ELB…
- GCP: CloudRun, firestore, ELB…
- LLM: Dify
- other
- protobuf, gRPC
技術スタックはプロダクトや状況にあったものを採用しております🔥
エンジニアリング組織について
設立2年ちょっとのベンチャー感あふれるエンジニアリング組織についてご紹介させてください。
歴史
約2年前に設立されたエンジニア組織ですが、今では合計12名のエンジニアが稼働している組織となりました🙌
これからも組織は大きくなり続けますが、裁量・チャレンジが縮小しないよう継続して拡大を続けていきます。
CyberACEは社員数が合計で300名近く在籍しています。
その中の約10名がエンジニアとなります。
この割合のためか、 他の組織に無い特徴としてエンジニア職以外と沢山関わる事ができるという面白い点 があります!
アイデンティティ
組織のアイデンティティとして、 「アウトカム志向」 を掲げています 🎯
生成AIにより作業効率が極限まで向上したとして、その先にやるべき事は「アウトカムへのコミット」であると考えており、アウトカムを創出するために活動していきましょうという内容です。
さらに、対外的に見た時に「CyberACEのエンジニアリング組織ってアウトカム志向だよね」と言われるような状態を目指しています。
より噛み砕いた言葉にすると「未来志向で挑戦」などが該当するかなと思います。
他にも、BrilliantJerkはやめよう、などのポリシーも組織に展開しています。
裁量ついて
CyberACEのエンジニアリング組織は 縦割りでない ので、要件定義・設計・実装・テスト・リリースの全工程を全て担当する事ができ、業務の裁量を大きく持つ事ができます👍
反対に縦割りの場合、実装・テスト・リリースをずっと行ってエンジニアリングに集中するケースが多くあると思います。
生成AIによる業務効率化が進んだ先には縦割りが逆に邪魔をしてしまうと考えており、これからの時代に相性が良い&エンジニアがより大きな裁量で事業成果を創出できるような体制を目指しています。
ビジネスへのコミット
裁量の大きさに付属して、ビジネスへのコミットが特徴として存在します。
アイデンティティからも薄っすらわかると思いますが、ビジネスコミットを非常に大切にしています💼
PdM、セールスによる受注状況の共有、CSのフィードバックや導入進捗が共有されるなど、距離が近いからこそ裁量を多く活用してビジネスコミットしていける環境となっています。
※例えば、CARUチームではセールス、CSの進捗共有をデイリーミーティングで行うなど、エンジニアとしてだけでなく事業を伸ばす1人としてどう動いていくかという目線で日々活動しています。
チャレンジについて
T型人材のようにベースとなる専門領域はありつつ、職能横断的である事を推奨しています。
直近下記のチャレンジがありました。
- フロントエンドエンジニアが、バックエンドまで領域を広げて開発を行っている
- バックエンドエンジニアとしてジョインしたが、チームリーダー兼プロダクトマネージャーとしてプロダクトのグロースにコミットしている
それぞれ「ちょっとやってみた」レベルではなく、ガッツリその領域のメイン担当者となるようなレベルで業務を進めています🔥
また、CyberACEではインフラエンジニアは存在しておらず backendエンジニアがインフラを保守運用構築しています。
これは自分の構築したアプリケーションがどんな環境でどのように稼働しているのかをわかっていた方が開発力・柔軟性に良い影響を与えると考えており、このような体制にしています。
開発文化
裁量多くチャレンジを続けてると強いメンバーが黙々とやってるイメージも想像できると思いますが、実際はコミュニケーションを多くとりながら開発を進行しています 🗣🗣
開発フロー
例えば開発フローに関して、チームによっては複数のレビューポイントがあります🌟
- 要件要求定義の整理
- デザインドキュメント
- プルリクエスト
これらで適宜、可能な限り非同期でコメントしますが認識齟齬などが懸念される場合はSlackのハドルを気軽に繋いで口頭で認識をあわせたりもします。
勉強会
気軽なアウトプットの場として週1の頻度で活発にチーム内勉強会が開催されています。
トレンドやAIを扱う事もある部署な事もあり、生成AI系の内容がかなり多いです🧠
技術スタックの観点からそれぞれのチームで開催としていますが、非常に良い内容で隣のチームにも有用だった場合にはチームを越境して再実施する事もあり、チーム間の交流も行われています🔥
その他
他にも、下記のような文化や取り組みもあります。
- スクラム(スクラム関連MTGは全て実行しています)
- 週次1on1(20min)
- 朝会・夕会
生成AIに関する取り組み
CyberACEでは生成AIに対する取り組みを行っています。
週次で各チーム勉強会が実施されているのですが、生成AIに関するアウトプットが多く展開されております🧠
開発ツール
2023年にGithubCopilotの導入から、最近では ClaudeCodeを活用するなど、様々なツールを導入・検証を行ってきました。
2025年07月現在
- 数名が ClaudeCodeMax を活用
- Cursor 利用率100%
- 開発に使って良かったMCPサーバーの共有などが盛ん
という状態になっています。
開発ツールに関しては現状、ClaudeCodeMaxも良いが、細かい修正はやはりCursorに軍配が上がるようです。
しばらくは二刀流が続きそうです⚔️
※CyberACEは子会社ですが、親会社である CyberAgentの福利厚生を使う事ができるため、この制度の恩恵を受けてより活発に生成AIを活用しています。
MCPサーバー
CyberACEの広告運用の分析のため、エンジニアが BigQueryに格納された広告配信実績を取得するMCPサーバーを作成しました。
最終的にはAIエージェントである CoBi と連携する事で、広告配信実績の分析や施策出力などを行う予定です。
検証やチャレンジで活用をはじめたのですが、広告実績データの大きさとLLMのトークンと戦っております。。。
最後に
本日はCyberACEのエンジニアリング組織の構成・価値観・取り組みなどをご紹介致しました!
CyberACEではスワイプLP、CARUの2プロダクトで 27卒backendエンジニアのインターンを募集しております!

株式会社CyberACEのテックブログです。開発チームが日々の業務で得た技術的な学びや知見を発信します。主な技術スタック: TypeScript, Go, React, Next.js, AWS, GCP cyberace.co.jp
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