CookieとSessionについて
はじめに
よくサイトを見ているときに見かけるCookieとSessionについて何の用途で使われているか気になったので、調べてまとめてみました。
HTTPは状態を保持できない
HTTP(Hypertext Transfer Protocol)はステートレスなプロトコルです!
このステートレスな特性は、HTTPがシンプルで速度が速いという利点を持つ一方で、
ユーザーの情報を継続的に追跡する機能を自然とは持っていません。
これは、ウェブサイトでユーザーのログイン状態を保持したり、
カートに商品を追加するといった一連のアクションを行う上で問題となります。。
ここでCookieとSessionが登場します!!
これらの技術は、HTTPがステートレスなプロトコルであるにも関わらず、
ウェブサイトがユーザーの情報やアクティビティを追跡し続けることを可能にします。
これにより、ユーザーのログイン状態を維持したり、
ショッピングカートの情報を保存したりすることが可能になっています。
Cookieとは
Cookieは小さなテキストファイルで、ウェブサイトからユーザーのコンピューターに送られ、
ブラウザによって保存されます。
Cookieの主な用途は以下のとおりです!
- セッション管理
ログイン情報、ショッピングカートの内容、ゲームのスコアなどの情報を管理します。 - パーソナライゼーション
ユーザーの設定、テーマ、ユーザーインターフェースの設定などを保存します。 - トラッキング
ユーザーの行動やサイトの訪問パターンを追跡します。
Sessionとは
Sessionは、サーバー側で生成され、特定のユーザーに関連する一時的なデータを保管します。
Sessionの主な用途は以下のとおりです!
-
ユーザー認証
ユーザーがログインすると、サーバーはセッションIDを生成し、それをユーザーのブラウザに送信します。ブラウザはこのセッションIDを保存し、次回以降のリクエストに含めることでユーザーを認証します。 -
ユーザー追跡
ユーザーのアクティビティをサーバー側で追跡します。たとえば、ユーザーが商品をカートに追加すると、その情報はユーザーのセッションに保存されます。
複数のサーバーでシステムが稼働している場合、ユーザーのリクエストがどのサーバーに到達するかは一定ではないため、セッション管理は複雑になります。
このような場合、セッション用のデータベースを用意したり、サーバー間でセッション情報を共有するなどが必要となります。
CookieとSessionの違いは何?
ウェブサイトやウェブアプリケーションの要件によりますが、
CookieとSessionは異なる目的と利用シーンを持つため、多くの場合で両方が一緒に使われます。
主な違いは、データが保存される場所とデータの生存期間です。
Cookieはクライアント(ユーザーのブラウザ)に保存され、特定の有効期限が設定されます。
一方、Sessionはサーバー側に保存され、通常はユーザーがログアウトするか、
一定時間アクティビティがないと終了します。
また、Cookieはブラウザがサーバーにリクエストを送るたびにサーバーに送信されますが、
Sessionはサーバー内に保管され、ブラウザはSession IDだけを保持します。
- Cookieは、ブラウザで保持されるデータ
- Sessionは、Webサーバーで保持されるデータ
参考にさせていただいた記事
まとめ
CookieとSessionの不適切な使用は、第三者に情報を盗まれるなどセキュリティ上の問題を引き起こす可能性があります。
その為、セキュリティ対策をすることが重要になります。
大まかにCookieとSessionについてまとめました!
明日からはカリキュラムで学習したことの復習をしていきたいと思います!!
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