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育休を取得してみた感想

2023/12/08に公開

9月に子供が生まれてから、そろそろ3ヶ月になります。生まれた時には軽く感じた体重も今では倍以上になり、首も徐々に座るようになってきました。今回は日々の育児を通して感じた事などを書いていきたいと思います。

背景

今回2人目の子の誕生にあたって半年間の育休を取得しましたが、実は私は1人目が生まれた時、育休を取得しませんでした。当時は海外から帰国したばかりで育児休業給付金の取得要件を満たしておらず、また在宅勤務が主だったということもあり、仕事をしながら育児を「手伝う」という選択をしました。結果的に、育児を主に担うことになった妻には大きな負担を掛けてしまったと思います。やはり仕事をしながらの手伝いとなると、できることは限られてきます。日中は会議等があると子供の面倒は見れませんし、また夜間の授乳なども妻に任せきりになっていました。実際、「1人目の方が遥かに大変だった」と妻からよく言われます。もちろん初めての子育てで不慣れだったという点もあるでしょうが、やはり私自身が育児に十分参画できていなかったという点が大きいと思います。その反省もあり、今回は仕事を休みほぼ全ての時間を育児に充てることで、主体的に子育てを担っているという実感を持てるようになりました。

育児について

そもそも育児とは何でしょうか。当然ながら、生まれたばかりの赤子は自分の力だけでは生きていけません。乳幼児にできるのは泣くことと乳を吸うことくらいです。人は生まれてから数年、あるいは十数年間は他者の手助けを借りなければ成長できません。子供の世話をしていると、自分もこうやって誰かの庇護を受けながら大人になったのだという当たり前の事実に気付かされます。哺乳瓶でミルクを飲んだり、オムツを替えてもらったりしたことを覚えている人は少ないと思いますが、誰しもそのような経験を持っているはずです。つまり育児とは、過去に自分がしてもらった事を今度は誰かにやってあげるという、ただそれだけの事なのかもしれないと感じています。

やや抽象的な話になってしまいましたが、ここでは主に生後6ヶ月未満の乳幼児を育てるにあたって、具体的にどのような作業が発生するのか見ていきたいと思います。日常的に発生するタスクとしては、主に下記のようなものが挙げられると思います。

Task Story point
オムツ替え 3
沐浴(風呂) 5
授乳(ミルク含む) 8

これらの他にも哺乳瓶の洗浄や衣服・寝具の洗濯等、副次的な作業が数多く存在し、またオムツ替えの際に💩が外部に漏洩していた場合は全身の着替えが必要になったりと、突発的なインシデント対応が多数発生します。また定期的な作業以外にも、夜泣きによって自身の睡眠が阻害されたり、他の作業中に突如泣き出したり等、様々なBlockerが逐一発生します。さらに子供が成長し、ハイハイなどで動き回って周囲のものを何でも口に入れるようになると、怪我や誤飲の恐れがあるため監視の目が離せなくなります。

また上記の作業の頻度や方法は、月齢によって変化していきます。例えば授乳の間隔は生後1ヶ月間は3時間おき(1日8回程度)と言われますが、月齢が進むにあたって頻度は減り、代わりに一度に飲む量が増えていきます。

作業のassignmentについては、今回は夫婦共に育休を取得していることもあり、そこまで細かく分担を決めずに対応しています。授乳については生物学的な制約があるため妻に任せていますが、その代わり夜間のミルクあげについては私が担うことにしています。また沐浴についても力仕事のため私が担当しています。

所感

今回育児に専念することで感じたのが、子供の細かい成長に気付きやすくなるという点です。当然のことながら、乳幼児の体は日々大きく重くなっていきます。特に最初の3ヶ月間は1日あたり20~30gのペースで体重が増加すると言われ、最初はサイズに余裕のあったオムツや衣服も徐々にきつくなっていく事が分かります。また初めは泣く事しか出来なかった赤ちゃんも、少しづつ出来ることが増えていく事に気付きます。例えば昨日まで仏頂面だった表情が時折笑顔を見せるようになったり、見えているのかどうか分からなかった目が親の動きを追うようになったりといった、些細な変化を日々実感することができます。そのひとつひとつが二度と訪れない瞬間なわけですから、そういった小さな成長を日々見届けることができるという点は、育休を取ることで得られた恩恵の一つと考えています。

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