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PC操作をキャプチャしてGIF化するScreenToGifのインストールと使い方と

2021/12/17に公開

目次

1. 概要

PCの操作をキャプチャしてGIFにするツールで何かいいものないかと探して、ScreenToGifというものがそこそこよかったので、使い方などをまとめる。

基本的に何でもできる感じ。

  • いろんな方法でキャプチャができる
    • 画面の範囲を指定
    • Webカメラの映像
    • ホワイトボードを用意し、そこに描きこむところ(どういう用途だ?)
  • 編集がいろいろできる
    • 前後のトリミングや途中のカット
    • 文字を入れる
    • 入力したキーの情報を表示できる
    • 再生バーみたいのを表示できる
  • ファイル出力
    • GIFの出力
    • ffmpegを入れればGIF以外の形式にも出力可
  • サイトやインストーラーは英語だが、実際のソフトは日本語対応されている。

こんな感じのGIFができます。

2. インストール

インストールするInstaller版と、インストールしないPortable版がある。今回はInstaller版。

手順
  1. 公式サイトにアクセスし、Installerをクリックしインストーラーをダウンロードする。

  2. インストーラーを実行

  3. 必要な機能をチェックする画面が表示されるが、最初からチェックがついているものは基本的に必要なものなので、そのままNextをクリックする。一応説明は下記

    • ScreenToGif:本体。もろちん、もちろん必要。
    • SharpDX libraries:画面を録画するのに必要なライブラリーらしい。
    • Gifski library:GIF形式でファイルを出力するのに必要なライブラリーぽい。
    • FFmpeg executable:エンコードをffmpegでやりたい場合はチェックしてもよい。GIF以外にもapngとかwebpとかでエンコードできる。
    • Create an empty local settings file:空の設定ファイルを作る。うーん、必須じゃないのかしら…。
  4. 下記の設定を選んでInstall。基本はデフォルトのままで良い。

    • 全ユーザーに対してインストールするか、今ログインしてるユーザーのみにインストールするか
    • インストールフォルダ
    • デスクトップにショートカット作るかと、スタートメニューに登録するか
  5. インストールされました、Finish。このときだと「FFmpegは入れてない」「.Net Framework 4.8はすでにあったわ」ということを言っている。.Net Framework入ってなかったら自動で入るんかな、知らんけど。

3. 基本の使い方

ひとまず基本の使い方、細かいことはちょっと置いといて。

手順
  1. 起動。

  2. ランチャー的な画面が出る。レコーダー・Webカメラ・ボードは、どのメディアから録画するかが違うだけで操作は大体同じ。エディターは、すでに存在するファイルとかを開いて編集する感じ。
    以降の説明は、基本のレコーダーのケースで説明する。

  3. キャプチャーするための枠が出てくる。この枠を移動させたり、サイズを変えたりしてキャプチャーする範囲を決める。

  4. 録画ボタンをクリックするかF7キーで録画が開始される。そのあとはポーズか停止ができる。

  5. 停止させるとこんな編集画面が出てくる。ここでいろいろできるが、それはちょっと置いといてそのままファイル出力しまSHOW TIME。ファイルタブをクリックして名前を付けて保存

  6. ここでもいろいろできるけど、それはちょっと置いといて保存先とファイル名だけ決めて保存ボタンをクリック。

  7. ウィンドウ右上の方にログが出る。これでファイルがウルトラうまくできました。

4. 起動方法の設定

デフォルトの状態だと、録画するときに毎回ソフトを起動しなければいけないので、タスクトレイに常駐させてショートカットキーで録画できるようにする。

手順
  1. 起動してオプションをクリック。

  2. アプリケーションすべてのウィンドウを閉じてもアプリは閉じないにチェックを入れる。

  3. ショートカットスクリーンレコーダー欄をクリックし、割り当てたいキーを入力する。その後OK
    ※キーの組み合わせはお好みでどうぞ。自分の場合はAlt + Ctrl + PrintScreenにしました。

  4. これでScreenToGifのウィンドウを閉じてもタスクトレイに常駐するようになり、ショートカットキーで録画を開始(するウィンドウの表示)をすることができる。

5. いろんな機能など

5.1. fps変更

1秒間に何枚キャプチャするかの設定を変えられる。デフォルトの15fpsだと割と贅沢な感じがあるので、ファイルサイズを減らしたければもっと減らしても良い。
キャプチャウィンドウの所に設定がある。

5.2. ウィンドウに吸着する

キャプチャウィンドウを、他のウィンドウとか、その一部の領域とかにいい感じにサイズを合わせてくれる機能。
キャプチャウィンドウの十字マークのところをドラッグアンドドロップすると、合わせられる。

5.3. フレームの削除(トリミング・カット)

編集画面の下にフレームが並んでいるので、Shiftキーを押しながらマウスでクリックして範囲を選び、deleteキーで削除ができる。

5.4. キーストロークを表示させる

キャプチャ中に入力したキーを表示させることができる。

手順
  1. 画像編集キーストローク

  2. ウィンドウ右側にキーストローク用の設定欄が出てくる。キーストローク編集をクリックする。

  3. どのフレームでどのキーが入力されたかが表示されている(キャプチャ中に入力したキーが自動で記録されているよう)。
    ×をクリックしてそれを消すこともできるし、逆にキーを追加することもできる。変更が終わったらOK

  4. あとはごめん!いろいろ設定いじれるから試してみて!設定終わったら適用で動画に反映される。

    • キー欄の区切りキーストロークの表示を先行して開始の時に有効。キーの表示に区切りの文字が加わるっぽい。
    • 設定した内容は、プレビュー的なものはない。適用押して確認して、修正したければCtrl + Zで戻すしかない。
  5. でこんな感じになる。

5.5. 再生バーみたいのを表示(進捗バー)

再生バーみたいのを表示できる。GIFを無限ループさせるとどこが始まりでどこが終わりかわからないみたいな時に役立つやもしれん。

手順
  1. 画像編集進捗

  2. ウィンドウ右側に設定欄出るから!あとは設定変えて適用して!お疲れ!

  3. 出来上がり例。バーを赤くしてYoutube風。

5.6. 枠線をつける

そのままだと枠線がなくて、そのGIFどこかに貼り付けた時に見にくいかもしれない。なので枠線をつける。

手順
  1. 画像編集。なんやねん帯って。

  2. ウィンドウ右側に設定欄出るから!ここにある数値が太さになる。説明にも書いてあるが、全フレームに対して枠線を付けるには数値をマイナスにする必要がある。プラスだと、選択したフレームにしか枠線つかない。
    数値設定したら適用

  3. 枠線有りと無しはこんな感じ。まあ背景と、キャプチャの背景が同じ色だとそりゃ見にくいよね。

5.7. Webp形式で出力

FFmpegがあれば、Webp形式でも出力できる。Webpは画質もいいしファイルサイズも小さくなる。最近だとどのブラウザでも大体表示できる。Zennでは使えないけど…。

手順

ファイル出力するときにWebp形式が選択肢にあるが、FFmpegが無い状態では警告が表示されてまう。

設定の外部ツールFFmpegの場所でFFmpeg.exeの場所を指定してあげれば、Webp出力も可能になる。
※下記画像のパスは自分の環境の例

FFmpeg自体のダウンロードに関しては、公式サイトからうまいこと持ってきて!おつかれ!
https://ffmpeg.org/

6. おわりに

自分が使う機能はこのページで説明したものくらいだが、他にももうちょい機能はあるので、それは君自身の目で確かめてほしい。

7. 参考

7.1. ScreenPressoで出力したGIFとの比較

デフォルト設定で出力した時の比較。ScreenToGifの方が滑らかにキャプチャしてる分ファイルサイズは大きい。どっちも15fpsの設定っぽいのになあ、なんで違うんだろ。
ScreenToGifの方でも設定でfps等落とせば、サイズは下がる。

比較詳細
  • ScreenToGif 102KB

  • ScreenPresso 45KB

7.2. 他のツールとか調査した情報(自分の)

ScreenToGif以外も検討したスクラップ記事はこちら。
https://zenn.dev/ctrlkeykoyubi/scraps/0e13010f051c9d

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