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Vite ベースのブラウザ拡張のフレームワーク、wxt の所感
- wxt という、ブラウザ拡張のフレームワーク ( Vite ベース) が話題なので使ってみてる
- (ちょっと前に Plasmo という同様のフレームワークが話題になったが、有料になった(しかも個人ではかなりきつい金額)ため、ちょうど代替を探していた)
結論
- 今のところ個人的にはそこまで必要な感じはしない。(理由は後述)
- 使うとしたら、現在メンテが非常に不安な状態である CRXJS Vite Plugin の代替として、であろう。
必要性を感じない部分:
- 「簡単に始められます!」
- このフレームワーク使わなくても、公式のサンプル集 あたりからコピペしてくれば、すぐに始められる(別に大した行数ではない)
- 「ストアへのアップロードを Github Actions で自動化できます!」
- 一番クリティカルな作業なので、個人的にはあえて手作業でやりたい。ソースをアップロードした際、画面上に需要な警告が表示されることもあるし。
- manifest.json の自動生成
- (これは古い考え方かもだし、僕の主観もかなり入るが) アプリの心臓部分である manifest.json の自動生成は正直怖い
- 「 manifest.json が意図せず修正されてしまう」というのが一番怖い。一歩間違えれば大障害だし
- manifest.json は自分で管理して、git log で変更履歴を追えるようにしておく方が、アップデート後に何かトラブルが起きた際のシューティングがしやすいかと思う
あえてこれを使うとすれば
下記のケースではないかと思う。
- Firefox Addon ストア用のパッケージングを任せたい場合
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CRXJS Vite Plugin という、Vite で Chrome 拡張を作る最大手ツールのメンテが放置気味なので、アクティブにメンテされてるものを使いたい場合
- 正直、使うとしたらこれだろう。CRXJS Vite Plugin のメンテが滞っていることは、ブラウザ拡張開発界隈(非常に狭い)では、かなり差し迫った問題ではあるので。
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