🔖

Vite ベースのブラウザ拡張のフレームワーク、wxt の所感

2024/03/25に公開

https://wxt.dev/

  • wxt という、ブラウザ拡張のフレームワーク ( Vite ベース) が話題なので使ってみてる
  • (ちょっと前に Plasmo という同様のフレームワークが話題になったが、有料になった(しかも個人ではかなりきつい金額)ため、ちょうど代替を探していた)

結論

  • 今のところ個人的にはそこまで必要な感じはしない。(理由は後述)
  • 使うとしたら、現在メンテが非常に不安な状態である CRXJS Vite Plugin の代替として、であろう。

必要性を感じない部分:

  • 「簡単に始められます!」
    • このフレームワーク使わなくても、公式のサンプル集 あたりからコピペしてくれば、すぐに始められる(別に大した行数ではない)
  • 「ストアへのアップロードを Github Actions で自動化できます!」
    • 一番クリティカルな作業なので、個人的にはあえて手作業でやりたい。ソースをアップロードした際、画面上に需要な警告が表示されることもあるし。
  • manifest.json の自動生成
    • (これは古い考え方かもだし、僕の主観もかなり入るが) アプリの心臓部分である manifest.json の自動生成は正直怖い
    • 「 manifest.json が意図せず修正されてしまう」というのが一番怖い。一歩間違えれば大障害だし
    • manifest.json は自分で管理して、git log で変更履歴を追えるようにしておく方が、アップデート後に何かトラブルが起きた際のシューティングがしやすいかと思う

あえてこれを使うとすれば

下記のケースではないかと思う。

  • Firefox Addon ストア用のパッケージングを任せたい場合
  • CRXJS Vite Plugin という、Vite で Chrome 拡張を作る最大手ツールのメンテが放置気味なので、アクティブにメンテされてるものを使いたい場合
    • 正直、使うとしたらこれだろう。CRXJS Vite Plugin のメンテが滞っていることは、ブラウザ拡張開発界隈(非常に狭い)では、かなり差し迫った問題ではあるので。

Discussion