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Power Platform 既定環境でのみ利用可能な Power Automate トリガーについて
はじめに
Power Platform 既定環境は特殊な種類の環境[1]故に、組織によっては実質利用不可にする[2]などの対応を行っているところも多いかと思います。
しかしながら、少数ではありますが既定環境でのみ利用可能な Power Automate トリガーが存在します。
リファレンスはコネクタ / アクションごとに個別に情報が記載されており横串の確認が難しいため、本記事で整理します。
Power Platform 既定環境でのみ利用可能な Power Automate トリガー
Microsoft Teams
- 選択したメッセージの場合
- 作成ボックスから (V2)
- 誰かがアダプティブ カードに応答した場合
SharePoint
- 選択されたアイテム
- 選択されたファイル
さいごに
上記のコネクタは Microsoft 365 サービスの「拡張機能」らしく使えるトリガーと言えます。
Power Automate Basic、つまり Microsoft 365 系ライセンスのバンドルプラン(有償ライセンスを購入しない限り既定環境のみ利用可能なプラン)における利用可能範囲の観点から考えると、上記のトリガーが有償プラン前提の他環境での利用を想定していないように見えることは納得が行きます。[3]
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https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-platform/admin/environments-overview#default-environment ↩︎
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アプリやフローを定期的に強制削除するなど ↩︎
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本トリガーの利用制約の理由は不明です。ただ、個人的には便利なトリガーだと思うからこそ他の環境でもぜひ利用できるようになってほしいと思います。(同一テナント内の複数環境間でのソリューション移行などもできないので) ↩︎
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