NFTのコミュニティ運営に利用しているDiscordのボット紹介
概要
Web3関連のサービスやNFTのコレクション、コミュニティを運営するにあたってDiscordは定番のツールとなっています。また、Discordはさまざまな企業や個人がDiscordのbotの開発もしており現在はノーコードでさまざまな機能をDiscordに取り入れることが可能となっています。
ここでは私が関わっているNFTコレクションのコミュニティに入っているDiscordのボットを紹介していきます。自作ボットも入れてはいますが基本は既存のボットで大体のことはできます。
Ticket Tool
- 問い合わせ管理用のツール
- チケットが切られると一時的なチャンネルが作成されチケットを切った人と個別にやり取りが可能
- チケットを閲覧可能な人はロールで指定できるのでモデレーター等を指定
無料で使えて必要最低限なことは十分できるので必須のツール
Vulcan Authentication
- NFT認証、ロール付与
- 複数のウォレットのNFTを合算して認証が可能(Collab.Landでは不可)
- NFT Saleの通知等も行えるらしい
- 試したところ動かない(2022年12月時点)
- 運営元がPremintと同じ
NFT認証はCollab.Landが定番ですが、1つのウォレットしか接続ができません。複数のウォレットにNFTを分けていてかつそれらを合算で保持数を計算してロールを付与したい場合などはVulcanが要件に合います。
ウォレットの認証もサイトに接続して署名ではなく、OpenSeaなどの外部サービスのBioに特定の文字列を指定することで認証できるのでそう言った点でも安全であることが推し。
2.5 Whitelist Manager Bot
- Discord上でウォレットアドレスを収集
- Role単位でアドレスの確認が可能
- アドレス、ロール、DiscordIDなどが一覧でCSVでダウンロードが可能
- 無料版は1つのイベントしか登録できない
- 運営元がOpenSea Sales Botと同じ
AL等の付与をDiscordのロールで管理する場合はこのbotは非常に便利。特定のロールの方のみウォレットアドレスの提出を可能とすることができます。
提出されたウォレットはCSVの形式でダウンロードが可能でDiscordIDとウォレットアドレスが紐づいた状態で取得できます。
無料版は1つのプロジェクトの管理しかできませんが、ウォレット提出時期がかぶることがなければ十分使い回すことが可能です。
一時期、挙動が不安定で複数のロール保持の場合に意図したロールで提出されない事象があり今後の利用を止めることも検討しましたがリブランドして新しくなってからは特段そういった事象は観測していないので今後も基本はこちらを使っていく予定。
Alphabot
- WL/AL配布のイベントの実施
- 各タスクをこなして抽選に参加する
- PremintのDiscordボット版
- 単純なWebサービスとしても利用可能
- ベータ版のためでAlphabotのDiscordでアクセス申請が必要
抽選やFCFS(早い者勝ち)などでALを配れるサービスです。
Twitterのフォローを条件に入れたり特定のタスクを設定できます。
OpenSea Sales Bot
- OpenSeaの売買情報やリスト情報をDiscordに通知してくれる
- 無料版は1コレクションのみ
NFTのコミュニティでよくある売買とリストの通知ができるボット。無料版だと1コレクションしかできない。
Collab.Land
- ウォレット認証の定番
- 特定のコレクションのNFT保有枚数に応じたロールの付与
- 特定のTokenIDやプロパティに応じたロールの付与
NFTを軸にしたコミュニティの場合、保有枚数等に応じてロールが付与され対象のロールの人のみが見えるカテゴリやチャンネルで交流が行われます。
そのベースとなるようなのがこのボット。
MEE6
- Discordの定番ボット
- 投稿頻度によるレベリングやリアクションに応じたロール付与など
- 有料のNFT Passを購入するとNFT関連の機能も使える
- 有料にするとDiscordへのリンク貼るのを禁止したりも可能
carl-bot
- MEE6と同様にDiscordの定番ボット
- 大体同じようなことができるとは思う
最後に
他にこんなDiscordボット使ってるとこあるよとかもあればコメント等いただけると喜びます。
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