.copilotignore を使うと GitHub Copilot がどんな挙動になるか

はじめに

GitHub の Discussions を見ると、どうやら.copilotignoreなるものがあるらしいです。

簡単に言うと「Copilot に無視させたいファイルやディレクトリを指定できるファイル」らしいです。
ただ、公式ドキュメントに載っていないのでけっこう怪しいです。
「無視」というけど具体的にどういうことなのか読み取れません。
先ほどの Discussions についているコメントを見ると、どうやら仕様は.gitignoreに似ているっぽいです。

そんな怪しさ満点の.copilotignoreですが、指定したファイルが Copilot への入力として渡されないようになるならかなり嬉しいです。
間違って機密ファイルを開いたことで、Copilot へ機密情報を入力値として渡してしまうという事故を防げそうです。

そんなことが可能になるのか調査してみたというわけです。

前提条件

• エディターは VS Code を使用
• Copilot のプランは GitHub Copilot for Individuals

結論

.copilotignoreに指定したファイルが入力として Copilot に渡されていた（がっくし）

ただ、.copilotignoreの有無で若干サジェストが変わりました。

検証手順

1. UT を書いてそのままタブに表示させておく
2. .copilotignoreに UT のファイルを指定する
3. UT に対応する実装を Copilot に書いてもらう
4. UT を参照したサジェストになるかどうかを確認

検証結果

• 代替候補の表示をした際に出てくるサジェストでは.copilotignoreが効いていそう
• 新しいタブに複数の候補を表示するをした際に出てくるサジェストでは.copilotignoreが効いていなさそう

.copilotignoreが一つでも効いていなさそうなら入力されてしまっているのでアウトです。