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URI、URL、URNの違いを3分で理解する
こんにちは!今回は、ウェブ開発において避けて通れない「URI」「URL」「URN」について解説します。これらの用語、聞いたことはあるけど違いがよくわからない...という方も多いのではないでしょうか?この記事を読めば、3分でこれらの概念をスッキリ理解できます!
URI、URL、URNの関係
まずは、これら3つの概念の関係を理解することが重要です。以下の図をご覧ください:
この図から、以下のことがわかります:
- URI(Uniform Resource Identifier)は、インターネット上のリソースを一意に識別するための文字列です。
- URL(Uniform Resource Locator)は、リソースの「場所」を示すものです。
- URN(Uniform Resource Name)は、リソースの「名前」を示すものです。
- URLとURNは、どちらもURIの一種です。
つまり、URIはURLとURNを包含する上位概念なのです。この関係は以下のように表すこともできます:
URI = URL + URN
それでは、各概念の特徴について詳しく見ていきましょう。
URIの特徴
URIは、URLとURNを包括する上位概念です。
- あらゆるリソースを識別できる
- ネットワーク上でアクセス可能ではないリソース(組織や人間など)にもURIを与えることができる
- URIの一貫性、永続性は、IDの管理者自らが「変更不要のURI」を考える必要がある
URLの特徴
URLは、インターネット上のリソースの「場所」を示すものです。私たちが日常的に使用するウェブアドレスがこれにあたります。
URLの例
https://zenn.dev/articles/12345
URLの構成要素
- スキーム:リソースにアクセスするためのプロトコル(例:http、https、ftp)
- ホスト:リソースをホスティングしているサーバーのドメイン名やIPアドレス
- ポート:(オプション)リソースにアクセスするためのポート番号
- パス:サーバー上のリソースの具体的な場所
- クエリ:(オプション)リソースに渡す追加のパラメータ
- フラグメント:(オプション)リソース内の特定の部分を指定
URNの特徴
URNは、リソースの「名前」を示すものです。URLが変更されても変わらない、永続的な識別子として機能します。
URNの例
urn:isbn:978-4-87311-714-1
URNの主な特徴
- 永続性:リソースの物理的な位置が変更されても、URNは変わりません。
- 一意性:各URNは一意のリソースを識別します。
- 名前空間:URNは特定の名前空間内で定義されます。
URNの用途
- 書籍のISBN番号
- 音楽CDのISRC(国際標準レコーディングコード)
- 学術論文のDOI(デジタルオブジェクト識別子)
- UUIDやGUID(グローバル一意識別子)
まとめ
- URIは、インターネット上のリソースを識別するための総称です。
- URLは、リソースの「場所」を示します。
- URNは、リソースの「名前」を示し、永続的な識別子として機能します。
- URLとURNは、どちらもURIの一種です。
この記事を通じて、URI、URL、URNの違いと関係性について理解を深めていただけたでしょうか?これらの概念を正確に理解することで、ウェブ技術への理解がさらに深まり、より効果的なウェブ開発やコミュニケーションが可能になります。
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