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URI、URL、URNの違いを3分で理解する

2024/09/09に公開

こんにちは!今回は、ウェブ開発において避けて通れない「URI」「URL」「URN」について解説します。これらの用語、聞いたことはあるけど違いがよくわからない...という方も多いのではないでしょうか?この記事を読めば、3分でこれらの概念をスッキリ理解できます!

URI、URL、URNの関係

まずは、これら3つの概念の関係を理解することが重要です。以下の図をご覧ください:


URI Image

この図から、以下のことがわかります:

  1. URI(Uniform Resource Identifier)は、インターネット上のリソースを一意に識別するための文字列です。
  2. URL(Uniform Resource Locator)は、リソースの「場所」を示すものです。
  3. URN(Uniform Resource Name)は、リソースの「名前」を示すものです。
  4. URLとURNは、どちらもURIの一種です。

つまり、URIはURLとURNを包含する上位概念なのです。この関係は以下のように表すこともできます:

URI = URL + URN

それでは、各概念の特徴について詳しく見ていきましょう。

URIの特徴

URIは、URLとURNを包括する上位概念です。

  • あらゆるリソースを識別できる
  • ネットワーク上でアクセス可能ではないリソース(組織や人間など)にもURIを与えることができる
  • URIの一貫性、永続性は、IDの管理者自らが「変更不要のURI」を考える必要がある

URLの特徴

URLは、インターネット上のリソースの「場所」を示すものです。私たちが日常的に使用するウェブアドレスがこれにあたります。

URLの例

https://zenn.dev/articles/12345

URLの構成要素

  1. スキーム:リソースにアクセスするためのプロトコル(例:http、https、ftp)
  2. ホスト:リソースをホスティングしているサーバーのドメイン名やIPアドレス
  3. ポート:(オプション)リソースにアクセスするためのポート番号
  4. パス:サーバー上のリソースの具体的な場所
  5. クエリ:(オプション)リソースに渡す追加のパラメータ
  6. フラグメント:(オプション)リソース内の特定の部分を指定

URNの特徴

URNは、リソースの「名前」を示すものです。URLが変更されても変わらない、永続的な識別子として機能します。

URNの例

urn:isbn:978-4-87311-714-1

URNの主な特徴

  • 永続性:リソースの物理的な位置が変更されても、URNは変わりません。
  • 一意性:各URNは一意のリソースを識別します。
  • 名前空間:URNは特定の名前空間内で定義されます。

URNの用途

  • 書籍のISBN番号
  • 音楽CDのISRC(国際標準レコーディングコード)
  • 学術論文のDOI(デジタルオブジェクト識別子)
  • UUIDやGUID(グローバル一意識別子)

まとめ

  • URIは、インターネット上のリソースを識別するための総称です。
  • URLは、リソースの「場所」を示します。
  • URNは、リソースの「名前」を示し、永続的な識別子として機能します。
  • URLとURNは、どちらもURIの一種です。

この記事を通じて、URI、URL、URNの違いと関係性について理解を深めていただけたでしょうか?これらの概念を正確に理解することで、ウェブ技術への理解がさらに深まり、より効果的なウェブ開発やコミュニケーションが可能になります。

株式会社くりぼー

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