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【開催レポート】Product Engineer Meetup 価値あるリリースのための開発プロセス最適化

2024/10/11に公開

クリエイティブサーベイ株式会社でSRE/データエンジニアをしている大澤です。

2024/09/20「Product Engineer Meetup 価値あるリリースのための開発プロセス最適化」の開催レポートです。8/16に開催予定でしたが台風の影響で延期したイベントです。延期したのにもかかわらず15名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

https://smartcamp.connpass.com/event/322993/

プロダクトの持続的成長を実現するための開発体制作り

1人目は弊社の開発エンジニアである村田氏です。村田氏は、元々Sansanに所属していましたが、今年3月からクリエイティブサーベイに出向しています。まだ半年ほどですが開発チーム内で一級線で活躍しています。

  • ユーザーや市場のニーズを反映させた「価値あるリリース」が重要
  • 課題
    • ユーザーニーズの理解不足による機能の不使用
    • カスタマーサクセスとの連携不足で、リリース計画に課題
  • 課題解決のため、新しい開発フローに変更
    • フィーチャーリクエストを抽象化し、複数の課題を1つの機能開発で解決するようにした
      • 課題を抽象化することで、無駄な機能開発を回避しリソースを最適化できる
    • 仕様検討フェーズでの時間確保が重要
      • ユーザー課題の確実な解決
      • 既存機能との整合性確認
      • 実装可能性の検証
      • サクセス、QA、デザイン視点を取り入れることで、手戻りを防ぐ
  • 成果:価値あるリリースがスケジュール通りに実現し、リリース後の手戻りがなくなった
  • 今後の課題:実装フェーズまでの時間が長い、属人化の懸念
    • 新しいフレームワーク(USDM、Theory of Models)の導入を検討

プロダクト価値を考えるための情報透明化とチーム文化づくり

2人目はスマートキャンプ株式会社でセールステックのPMとEMをしている井上氏です。

  • 情報が価値に必要な理由
    • 情報がなければ、仮説が誤ったものになりやすい
    • 正しい情報があることで、より良い仮説を立て、全員がそのロジックを理解できる
  • 情報蓄積と活用のプロセス
    • 商談情報の蓄積: 顧客の声は最も価値が高い
      • 商談内容を録音し、蓄積するためにtl;dvを活用
        • ツール連携しやすい
    • 内部の声の蓄積: セールスチームや他の内部関係者の声も重要だが、すべてキャッチしきれない
      • SlackによるスタンプでNotionに蓄積
      • 蓄積する場所を決める
      • カテゴライズする
        • 共通の似ている課題・目標を抽象化するため
      • 定常情報を見た後に定性情報が重要
        • 理由や背景は聞かないと分からない
    • 蓄積するだけだと情報量が多すぎて見つけにくい
      • tl:dvによる情報の要約
      • Notion AIで自動的に要約・整理し、検索可能にする
      • まずは集めてから、AIで解釈しやすくする

情報透明化と組織文化

以前の登壇資料

  • ドキュメントファースト文化: ドキュメントによる情報の透明性を重視
    • ドキュメントを読むスキルや文化が必要
    • 会議で決断を急がないため、情報を事前に共有し、ドキュメントで整理しておくことが推奨される
  • 深い集中と時間の確保: 重要な決断には時間が必要
    • 早く結論を出すことよりも、良い結論を出すことを優先

発表後の質疑応答でドキュメントファースト文化に関する質問が多く出てかなり白熱しました。皆さん知りたいことは同じですね!

最後に

その後は懇親会を行い、参加者同士で親睦を深めました。プロダクトに関する話題から採用の悩みなど、少人数ならではのかなり濃い内容もあり、閉場する時間ギリギリまで話し込んでしまいました。

今後もスマートキャンプ社との合同勉強会を定期開催してまいりますので、ぜひご参加ください!

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