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【開催レポート】Product Engineer Meetup 価値あるリリースのための開発プロセス最適化
クリエイティブサーベイ株式会社でSRE/データエンジニアをしている大澤です。
2024/09/20「Product Engineer Meetup 価値あるリリースのための開発プロセス最適化」の開催レポートです。8/16に開催予定でしたが台風の影響で延期したイベントです。延期したのにもかかわらず15名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。
プロダクトの持続的成長を実現するための開発体制作り
1人目は弊社の開発エンジニアである村田氏です。村田氏は、元々Sansanに所属していましたが、今年3月からクリエイティブサーベイに出向しています。まだ半年ほどですが開発チーム内で一級線で活躍しています。
- ユーザーや市場のニーズを反映させた「価値あるリリース」が重要
- 課題
- ユーザーニーズの理解不足による機能の不使用
- カスタマーサクセスとの連携不足で、リリース計画に課題
- 課題解決のため、新しい開発フローに変更
- フィーチャーリクエストを抽象化し、複数の課題を1つの機能開発で解決するようにした
- 課題を抽象化することで、無駄な機能開発を回避しリソースを最適化できる
- 仕様検討フェーズでの時間確保が重要
- ユーザー課題の確実な解決
- 既存機能との整合性確認
- 実装可能性の検証
- サクセス、QA、デザイン視点を取り入れることで、手戻りを防ぐ
- フィーチャーリクエストを抽象化し、複数の課題を1つの機能開発で解決するようにした
- 成果:価値あるリリースがスケジュール通りに実現し、リリース後の手戻りがなくなった
- 今後の課題:実装フェーズまでの時間が長い、属人化の懸念
- 新しいフレームワーク(USDM、Theory of Models)の導入を検討
プロダクト価値を考えるための情報透明化とチーム文化づくり
2人目はスマートキャンプ株式会社でセールステックのPMとEMをしている井上氏です。
- 情報が価値に必要な理由
- 情報がなければ、仮説が誤ったものになりやすい
- 正しい情報があることで、より良い仮説を立て、全員がそのロジックを理解できる
- 情報蓄積と活用のプロセス
- 商談情報の蓄積: 顧客の声は最も価値が高い
- 商談内容を録音し、蓄積するためにtl;dvを活用
- ツール連携しやすい
- 商談内容を録音し、蓄積するためにtl;dvを活用
- 内部の声の蓄積: セールスチームや他の内部関係者の声も重要だが、すべてキャッチしきれない
- SlackによるスタンプでNotionに蓄積
- 蓄積する場所を決める
- カテゴライズする
- 共通の似ている課題・目標を抽象化するため
- 定常情報を見た後に定性情報が重要
- 理由や背景は聞かないと分からない
- 蓄積するだけだと情報量が多すぎて見つけにくい
- tl:dvによる情報の要約
- Notion AIで自動的に要約・整理し、検索可能にする
- まずは集めてから、AIで解釈しやすくする
- 商談情報の蓄積: 顧客の声は最も価値が高い
情報透明化と組織文化
以前の登壇資料
- ドキュメントファースト文化: ドキュメントによる情報の透明性を重視
- ドキュメントを読むスキルや文化が必要
- 会議で決断を急がないため、情報を事前に共有し、ドキュメントで整理しておくことが推奨される
- 深い集中と時間の確保: 重要な決断には時間が必要
- 早く結論を出すことよりも、良い結論を出すことを優先
発表後の質疑応答でドキュメントファースト文化に関する質問が多く出てかなり白熱しました。皆さん知りたいことは同じですね!
最後に
その後は懇親会を行い、参加者同士で親睦を深めました。プロダクトに関する話題から採用の悩みなど、少人数ならではのかなり濃い内容もあり、閉場する時間ギリギリまで話し込んでしまいました。
今後もスマートキャンプ社との合同勉強会を定期開催してまいりますので、ぜひご参加ください!
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