Windows10 でタッチパネル無効化に苦戦しました
この記事の要点
■intro
実家のノーパソがゴーストタッチ[1]に見舞われ、私が修理することに。
タッチパネルを無効化したものの、再起動するたびに有効なるため頭を抱えました。
今回はその時のお話です。
■タッチパネルを無効化する方法
windows10でのタッチパネル無効化は
デバイスマネージャー
> ヒューマンインターフェースデバイス
> HID準拠タッチスクリーン
を右クリックし、デバイスを無効にする
で行えます が...
何故か再起動の度に有効になる...
通常であれば、タッチパネルの無効化は3分もあれば終わるのですが
実家のノーパソは再起動の度にタッチが有効になり、ゴーストタッチに見舞われるのでした。
■対策を考えました
書いたことはないものの、タッチスクリーンを無効化する.bat
のバッチファイルを作り
起動時に叩けば行けるのでは...?と思い立ち、作ってみることに。
『HID準拠タッチスクリーン 無効 コマンド』
『デバイスマネージャー コマンド』等のワードで検索したところ
Windows デバイス コンソール (Devcon.exe)
を発見
しかし
・devcon.exeのダウンロードページがよく分からない
・VS Codeを入れさせられそうになる
等、コマンドを叩くまでの道のりが険しそう
調査を進めると、どうやらPnPUtil
というコマンドで無効化出来るらしい事が判明
■PnPUtilの書き方
Microsoft Docs[2]より
無効化する場合は
pnputil /disable-device "デバイスインスタンスID"
※デバイスインスタンスIDは
デバイスマネージャー
>対象のドライバ
>プロパティ
>詳細
>デバイスインスタンスパス
から確認出来ます。
.bat
を起動時に叩こう
■pnputil
の記述を単にバッチファイル化しただけでは、デバイスの無効化は行なえません。
何故ならpnputil
は管理者権限での実行が必要になるからです。
バッチファイルを管理者権限で実行するには
バッチファイルのショートカットを作成し、プロパティ
>詳細設定
から
管理者として実行
にチェックを入れてあげましょう。
詳細設定の画面
そして、作成したショートカットをスタートアップ
にブチ込むだけ!
win + R
で出せます
■まとめ
今回やったことをまとめると...
- 無効化したいデバイスの、デバイスインスタンスIDをメモする
- piputilで無効化する文を書き、
.bat
として保存 -
.bat
のショートカットを作成し、管理者での実行権限を付与 - 作成したショートカットを、スタートアップにぶち込む
■outro
原因はよく分からないですが、ひとまずタッチパネルの完全無効化に成功しました
shell:startup
やコマンドプロンプト
、.bat
の存在を知ってなかった危なかった笑
エンジニアやってて良かったなーと思いました。
あ、ちなみにPCはDELLのInspironです。
-
触れていないのにタッチパネルが反応する現象 ↩︎
Discussion