🧐
wsl2で別のディストリビューションのファイルを閲覧する
この記事の概要
intro
wsl(windows subsystem for linux)は現在、ubuntu, almalinux, debian, kalilinux等の様々なディストリビューションが利用可能となっています。
人によってはディストリビューションの乗り換え等の際に、ssh鍵やスクリプトを前のディストリビューションから持ってきたい というシチュエーションがあるかもしれません。
windowsのファイラーでコピペしても良いですが、どうせならwsl上でrsyncとかして済ませたい気持ちもあるわけです。
前提条件
- 複数のディストリビューションが入っていること。
- 初期セットアップ(ユーザの作成など)が済んでいること。
手順
ubuntuにalmalinuxをマウントしていきます。
- 対象のディストリビューションを起動
ここで起動しておかないと、次項で一覧に上がってこない場合があります。 - ネットワークドライブの割り当て
ファイラーを開きアドレス欄に\\wsl$
を入力
右クリックからネットワークドライブの割り当て
を選択しドライブレターを割り当てます。
- wsl側にマウントポイントを作成
今回は/wsl/l
にします。
sudo mkdir -p /wsl/l
- マウント実行
先程指定したドライブレターを、今作ったマウントポイントへマウントします。
(今回はL)
sudo mount -t drvfs L: /wsl/l
- 中身の確認
ls -l /wsl/l/home/ユーザー名/
outro
ファイルの忘れ物があった時も、これなら気軽に持ってこれるようになったと思います。
パーミッションが777になっちゃうので、その辺はコピー後に調整が必要ですね。
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