🧐

wsl2で別のディストリビューションのファイルを閲覧する

2022/08/18に公開

この記事の概要

intro

wsl(windows subsystem for linux)は現在、ubuntu, almalinux, debian, kalilinux等の様々なディストリビューションが利用可能となっています。

人によってはディストリビューションの乗り換え等の際に、ssh鍵やスクリプトを前のディストリビューションから持ってきたい というシチュエーションがあるかもしれません。
windowsのファイラーでコピペしても良いですが、どうせならwsl上でrsyncとかして済ませたい気持ちもあるわけです。

前提条件

  • 複数のディストリビューションが入っていること。
  • 初期セットアップ(ユーザの作成など)が済んでいること。

手順

ubuntuにalmalinuxをマウントしていきます。

  1. 対象のディストリビューションを起動
    ここで起動しておかないと、次項で一覧に上がってこない場合があります。
  2. ネットワークドライブの割り当て
    ファイラーを開きアドレス欄に \\wsl$ を入力
    右クリックから ネットワークドライブの割り当て を選択しドライブレターを割り当てます。
  3. wsl側にマウントポイントを作成
    今回は /wsl/l にします。
sudo mkdir -p /wsl/l
  1. マウント実行
    先程指定したドライブレターを、今作ったマウントポイントへマウントします。
    (今回はL)
sudo mount -t drvfs L: /wsl/l
  1. 中身の確認
ls -l /wsl/l/home/ユーザー名/

outro

ファイルの忘れ物があった時も、これなら気軽に持ってこれるようになったと思います。
パーミッションが777になっちゃうので、その辺はコピー後に調整が必要ですね。

Discussion