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マンションの上下階を跨いだインターネット環境の構築

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背景

諸事情で自宅の賃貸マンションの真下の階も借りることになった。下の階でも上階のインターネット環境を使えるようにしたので調べたことを残しておく。

前提

  • マンションの上階・下階などで室内階段ではつながっていない
  • 共用部(ベランダを除く)や他の住人のスペースは使わない(今回は上階と真下の下階)
  • 上階または下階に設置した Wi-Fi ルーターの電波を、もう一方の階では受信できない
  • 賃貸等の理由で壁に穴を開けられない。サッシを通す必要がある

配線全体図


必要なもの

種類 個数 条件・備考 参考製品 URL
屋外用LANケーブル 1 耐候性あり Ankuly LANケーブル 屋外用 CAT6準拠 PoE対応 15m Amazon
室内用LANケーブル 2 なんでもいい
隙間用LANケーブル 2 ・サッシを通すには厚さ1.5mm以下が望ましい
・メス × メス型
usirj452 隙間用LANケーブル 中継 延長 30cm Amazon
中継機 1 ブリッジモード(APモード)に対応していること TP-Link RE330 Wi-Fi中継機 デュアルバンド対応 Amazon

サッシを通すコツ

窓を閉めた際にケーブルが邪魔にならないよう、ケーブルは壁際に沿わせたほうがいい。
床側に沿わせると、窓を閉じたときにケーブルが壁側に押し寄せられ、窓が閉まりきらなかった。

窓の取り回し例1

窓の取り回し例2


中継機の設定

参考の中継機の説明書は中継モードを前提に書かれていた。
**ブリッジモード(APモード)**で使いたい場合は、公式サイトのガイドを確認する必要があった。

たとえば、RE330に付属のクイックインストールガイド(PDF)は中継モードでの使用方法しか書かれていない。
ブリッジモードでの正しい設定手順は、以下の製品ページ内マニュアルで確認できた:


今回では考慮していないこと

  • 台風や大雨などによるケーブルの被害
  • ネズミや鳥による攻撃
  • 屋外配線部分の防犯対策(2階 <> 1階は避けたほうが無難)

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