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Windows版Zedが出たので環境を整えてみた
はじめに
Zedは、Atomの開発者たちが新たに作り出したRust製の高速・軽量エディタとして注目を集めています。最近になってWindowsでも使えるようになりました。
しかし、開発環境をセキュアに保ちたい場合、直接ホストOSやWSL上でも動作させるのは避けたいところ。そこで今回は、以下の選択肢の中からDocker Containerを使用し開発環境を構築した例を示します。
- Windows直接インストール
- WSL2での実行
- Docker Container on WSL2(今回採用)
- Devcontainer 利用
前提環境と構成図
自分の環境
- Windows 11 Home
- WSL2
- Docker Engine on WSL2
Containerの準備
以下のDockerfileを使用して開発環境を構築します:
# ベースイメージ
FROM ubuntu:22.04
# 必要パッケージのインストール
RUN apt-get update && \
apt-get install -y openssh-server && \
mkdir /var/run/sshd
# rootのパスワードを設定(デモ用、実運用では鍵認証推奨)
RUN echo 'root:rootpass' | chpasswd
# rootログインを許可(必要な場合のみ)
RUN sed -i 's/#PermitRootLogin prohibit-password/PermitRootLogin yes/' /etc/ssh/sshd_config
# SSHがコンテナ内でフォアグラウンドで動くようにする
CMD ["/usr/sbin/sshd", "-D"]
# SSHポートを公開
EXPOSE 22
コンテナのビルドと起動:
# イメージのビルド
docker build -t ssh-demo .
# コンテナの起動
docker run -d --name ssh-server -p 2222:22 ssh-demo
これでホストの localhost:2222 にSSHでアクセスできます。
ZedからSSHを開く
- Zedを起動し、「File」→「Open Remote Project」を選択
- 以下の形式でSSH設定を入力:
ssh root@localhost -p 2222

- 接続後、
/rootディレクトリが表示され、開発を開始できます。

まとめと感想
Zed + Dockerのメリット
- ZedがWindowsで使える!!
- 比較的セキュア?
- ホストを汚さない
- 起動がとっても速い!!
今後の展望
Devcontainerへの期待
現状はDockerを直接使用していますが、やはりDevcontainerが使いたいところです。いろいろ調べてほんとはできないか確認します。
今後試してみたいこと
- Devcontainer (DevPod) の利用
- Podmanを使用した環境構築
まだまだ展途上の部分も多いZedですが、非常に期待できるところが多いエディタだと感じています。
これからメインで使っていきたいです!
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