全社向けのValueをエンジニア向けに再定義した話
※この記事は「COUNTERWORKS Advent Calendar」の24日目の記事です。
はじめに
株式会社COUNTERWORKSでソフトウェアエンジニアをしているまったんです。
弊社ではショップカウンターとショップカウンター エンタープライズという2つのプロダクトを運営しており、私が所属しているショップカウンター エンタープライズのエンジニア向けにValueを定めました。
全社向けのValueが定まっているにも関わらず、エンジニア向けのValueを定めるに至った経緯や過程をまとめます。
エンジニア向けValueを定めたきっかけ
弊社では2019年にValueのリニューアルを行い、以下の3つを新たなValueとし浸透に努めてきました。
Valueを定義してからの数年は「Aさんのあの行動ってめっちゃGo Forwardだよね」や「私はこの四半期One Teamを体現する行動をたくさんできた」のような会話を頻繁に耳にしていたり、多くのメンバーが気に入ってるように見え、とても良いValueを定義できているのかなと思っていました。
しかし、Valueの定義から時間が経ちプロダクトのステージが変化したことや、全職種全社員向けであるために抽象度が高いものとなっていることなどが災いし、人や所属によって解釈が異なっていたり、具体的にどんな行動がValueを体現するのかの理解が曖昧なメンバーが出てきていることを課題に感じるようになってきました。
そこで、全社のValueより具体度を高く、エンジニア向けとなるValueを定義することで課題の解決を図ることにしました。
私が所属しているチームのエンジニア向けにした理由は以下です。
- 全職種向けのものを考えるとどうしても高い具体度を維持できないため
- 全チームのエンジニア向けのものにすると定義自体や浸透に多くの時間を要するため
Value作り
方向性の決定
Value作りはリードエンジニアとチームのマネージャーで行いました。
各々が大事にしたい行動や価値観を付箋に書き意見の発散を行い、いくつかのカテゴリに分けて収束させていき、最終的に以下の事柄を大事にしたいという着地をしました。
- 個人やチームの責任を果たすこと
- オープンなマインドを持つこと
- 継続的に学習すること
- 変化することにポジティブであること
Valueっぽいもの作り
次にチームへの浸透を図るために私がそれっぽく文章にまとめ、フィードバックを受けるサイクルを回し、全員が納得の行くものへと変えていきました。
こちらは最初のバージョン1です。
ChatGPTに助けてもらいながら、とりあえずそれっぽくしたものになります。かなり堅苦しい印象です。
こちらはバージョン3あたりのものです。
自分たちの大事にしたいことをかなり詰め込めてきた印象があります。
Valueの完成
何度かフィードバックサイクルを回し、ついに完成したものが次のものになります。
結果的にバージョン1のものに近いかたちになり、エンジニア向けのValueを体現していれば全社のValueも体現できるという理想的なValueにすることができました。
終わりに
1.5ヶ月かけたくさん悩んでValueを作り上げましたが、課題の解決はこのValueをチーム全体に浸透させることにかかっており、現在も浸透に向けて工夫を凝らしています。
また、必死になって作りはしたものの、事業のフェーズやチームの状況が変わったりした際は変化を恐れずValueをアップデートしていきたいと考えています。
読んでいただきありがとうございました。
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