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CTO Night & Day こぼれ話

2023/12/06に公開

株式会社COUNTERWORKS CTOの徳永です。

年の瀬に今さらという感じですが、、、
9月に開催されたCTO Night & Day から、社内に持って帰って動き出したことなどを中心にまとめさせていただきました。

CTO Night & Day 2023 @福岡

僕がCTO Night & Dayに参加させていただくのはこれで3回目、初回の2014@京都、昨年の2022@長崎、そして今回です。他のCTOの方々も感想等を投稿されているので詳細は割愛しますが、3日間、みっちりオフラインのコミュニケーションを通じてCTO同士の交流を行い、各社とのオフレコな話を中心に、本当に大事な学びを得る貴重な機会になっています。

改めてこうやって写真で見ると、こんなに沢山の方が参加していたんだなぁと感じます。
開催のために毎年ご尽力いただいているAWSの皆様には本当に感謝です。ありがとうございました。
集合写真!

京都 →→→→→→ 長崎 → 福岡

2014年、12月の京都で初めてのCTO Night & Dayが行われました。当時はまだIVSの併設イベント、みたいなカタチだったと記憶しています。

どんなことが話されていたかなとふと昔のメモをくってみたのですが・・・話されていたテーマをいくつかピックアップすると、

  • 開発プロセス、体制、手法など
    当時の参加スタートアップの1/3がまだCIできてないというデータがありました!

  • 目標設定や評価
    リモートが一般的でなく、導入の成否や、360評価、定量化をどうするかなどが話されていました。

こんな感じでした。

最近では、CTO Night & Dayに参加されているようなスタートアップは、各社ともスクラム開発でほぼ標準化されていて、開発プロセスはあまり話題にのぼらなくなったなというのが直近2回に参加した際の印象です。一方で、評価の話は10年近く経っても、カタチは変われど、どこまでもテーマとしては話されてました。ただ、2014年のころと比べれば圧倒的に関心の比重は小さくなっているなと感じました。

長崎は、コロナ禍がおさまってきた中での開催ということで、改めて、リモート等の体制を併用しながらどのようにチーム運営をしてきたか、オフィスへの回帰はどのように考えているかなどがホットトピックだったように感じます。個人的には、Web3に対して、まだワークするモデル見つかってないんじゃないかというご意見が出されていたのを鮮明に覚えています。

福岡 - アンカンファレンスのテーブルを見回すと、情報セキュリティのテーブルが昔に比べてかなりドミナントになっているなぁという印象でした。実際、COUNTERWORKSも昨年セキュリティインシデントを経験しましたが、複雑化する開発手法や環境に応じてどうやれば管理しきれるのか、どうすれば防げたのか、日頃のリスク管理をどのように進めておくべきか、考えることが多くなってきていると感じます。セキュリティ対策やってます!という宣言は、攻撃を招くという話もあり、各社、粛々と進めておくしかない領域ですね。また、物理的な攻撃に対する備えとは別に、仕組みとしてどう運用するかも悩ましいポイント。ISMSを取得し本質的な運用を行っていくためにはどうすればよいのか、いろいろな意見を聞くことができました。

スタートアップの経営スタイルも一昔前とは随分違いますし、話題のフォーカスがどんどん変わっていきマネジメント課題で大事だったところが少しズレるのはテックでも当然のように起こっているんだなと改めて振り返って感じるところです。

What more?

正直、ここには書けない話もいろいろ。
大切なのは、ご縁、交流、ネットワークが生まれていて、双方で困ったこと、悩んだこと、経験した失敗などから学び合い、実際の社内での重要な判断に、ウェブに公開されている情報以外の大事な何かをエッセンスとして取り入れることなのかなと思っています。会社の中の仕組み作りの議論をしていく中で、他社がどうなっているかを聞きたいね、という話になった際に事例を聞けたりというのは本当に貴重なリレーションです。

最後に。
技術や経験値のアウトプットが溢れている世の中になっていながら、真っ向から対立する意見をアウトプットする人が減っているなと感じます。PUNKな精神で、巷では "アンチパターン" と言われるものであっても、自社のビジネスに最適であればそれを選ぶことができるか。世間の常識にチャレンジして新しいイノベーションを起こせるか。

そんな開発チームにジョインしたいと思う方はぜひ下記のフォームからご応募ください。

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