未経験エンジニアを経てPdMへ挑戦するまでの話
はじめまして
株式会社カウンターワークスでエンジニア兼 PdM(プロダクトマネージャー)をしている Fukuyama と申します。
ここ数年、AI の進化はエンジニアのキャリアを大きく変えつつあります。そんな時代の中で、文系出身・未経験からエンジニアになり、現在 PdM として働くようになった私の歩みをまとめました。
誰かのキャリア選択のヒントになれば幸いです。
経歴①:文系学生 → SIer でのキャリアスタート
大学では史学科で考古学を専攻し、サークル中心の学生生活を送っていました。当時はエンジニアを目指す理由が一つもなく、むしろ真逆の世界にいました。
しかし就活では第一志望の職種にすべて落ち、気力が尽きかけていた頃、友人の紹介でキャリアアドバイザーと話したことをきっかけに「エンジニア」という選択肢が見えてきます。
最初に入社したのは SIer。
未経験向けの SQL・Java 研修を受け、現場に配属される個人的には典型的と思われるスタートでした。
ただ、SES ならではの “配属によって積める経験値が変わるギャップ” に直面し、
「もっと開発力を伸ばしたい」
という思いが強くなります。
その後、希望する技術領域に挑戦させてくれるエンジニアファーストな会社へ転職。
フロントからバックエンドまで幅広く携わり、Angular・React・Vue などモダン技術にも触れられました。一方で、難易度の高い案件やハードな働き方もあり、鍛えられた時期でもあります。
この頃、心の中に一つの芽が生まれました。
「自分で 1 から事業を作りたい」
経歴②:事業会社へ。「0→1の面白さ」に出会う
最初は、「いつか起業してみたい」という想いから、事業会社への転職を決意しました。
入社してまず感じたのは、求められるスキルとスピード感の違いです。周囲のエンジニアのレベルの高さに圧倒され、最初は必死に食らいつくだけの日々でした。
既存プロダクトのグロースを担当した後、念願だった新規事業チームへ異動。
3 人で 1 ヶ月半というスピードでサービスをリリースした経験は、今でも強烈に覚えています。フロントエンドが私 1 人だったこともあり、とにかく毎日が濃かった。
その後も複数のプロダクトを立ち上げてはクローズし、結果的に 3 つの新規事業ローンチ を経験。成功・失敗を含めて “事業開発の一連の流れ” を体験できたのは、本当に大きな財産でした。
会社が上場し、フェーズがグロースへ移り始めたタイミングで、次のキャリアを考え始めます。
「エンジニアだけでなく、PdM や EM というマネジメント領域に挑戦したい」
経歴③:PdM という選択。強みを軸にキャリアを切り替える
前職でも PdM や EM に挑戦したい気持ちはありましたが、実際に役割を担うまでには至りませんでした。
同時に、AI の進化によって「この先、エンジニアとして戦い続けられるのだろうか?」という漠然とした不安も生まれます。
そこで、徹底的に自己分析を行いました。
その中で気づいたのは、
「自分の強みはコミュニケーションだ」
という点でした。
この強みをもっと活かせる場所――
自然と PdM が選択肢として浮かび上がってきます。
転職活動では複数の内定をいただき、その中でも 最も PdM として挑戦できる環境 と感じたカウンターワークスに入社しました。
入社後はフロントエンドエンジニアとしてキャッチアップしつつ、並行して PdM として案件を進め、現在は PdM・開発リーダーの 2 つの役割を担っています。毎日慌ただしいですが、とても充実しています。
PdM として実感したのは、
- マルチタスク
- 多様なステークホルダーとの調整
- プロダクトを前へ進め続ける推進力
が欠かせないということ。
そして、弊社のエンジニアたちが本当に頼もしく、日々刺激をもらっています。
このキャリアで育った3つの力
文系出身・未経験エンジニアとしてスタートした私が、これまでのキャリアで特に成長したと感じるのは次の3つです。
1. 技術と事業をつなぐ「実践力」
モダンフロントエンドを軸に幅広く経験したことで、プロダクトの構造を理解する力が磨かれました。
さらに新規事業での 0→1 を経験したことで、技術 × 事業 を考える視点が強くなりました。
2. キャリア転換を乗り越える「自己決定力」
SES → 事業会社での0−1 → PdM。
フェーズが変わるたびに壁がありましたが、そのたびに「自分の強みは何か?」を見つめ直し、自分で道を選んできました。
3. チームを動かす「コミュニケーション力」
PdM は Biz と開発をつなぐハブのような存在です。
人とプロダクトを動かすコミュニケーションこそ、今後も武器として磨き続けたい力です。
キャリアに悩むあなたへ
世の中には、自分以上にすごい経歴を持つ人がたくさんいます。
でも私自身、最初からうまくいっていたわけではありません。
文系出身で業界知識ゼロ。
SES で経験が偏り、転職を繰り返しながらようやく希望するキャリアに近づけました。
優秀なエンジニアに圧倒され、必死に食らいついて過ごした時期もあります。
そんな中で気づいたのは、
キャリアに“正解”はない
ということです。
他人と比べるのではなく、
自分の強みと「次に挑戦したいこと」に向き合うこと。
技術を磨く道もあれば、私のように強みを軸に PdM という別の領域へ進む道もあります。
今悩んでいるなら、それは次のステップへ進むサインです。
あなたが積み上げてきた経験は、必ず次の挑戦につながります。
どうか、自分だけのキャリアを切り開いてください。
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