Day,3 配電理論、屋内配線図、図記号、作業実習
3日目、引き続き座学にて配電理論、配電方式などを学び午後から実習を
ー配電理論ー
◆単相3線式電路の電流
単相2線式と単相3線式がある
変圧器(トランス)をはさんで
電源側:一次側 負荷側:二次側 と呼ぶ
単相3線式
100/200V
内側:白/中性線/接地線 ※ヒューズ・遮断器禁止
外側:赤・黒/外線/非接地線/電圧線
外・中:100V
外・外:200V
中性線は外1・外2の閉回路に共通なので差分の電流が流れる
閉回路の電流の大きさが同じであれば流れない:0A
◆電圧降下と電力損失の計算
電線には抵抗rがあり長くなればなるほど無視できなくなる
この抵抗(線路抵抗)にかかる電圧を電圧降下、消費する電力を電力損失といい、失われた電力は熱となり空気中に逃げる
電圧降下:V=Ir
電力損失:P1=I2r
電圧方程式(回路方程式)
起電力の和=電圧降下の和
電圧降下が逆向きの場合は-マイナスをつける
ー配電方式ー
◆中性線が断線したときの電圧の変化
A・Bの負荷容量に反比例して配分される
Aが大きければ電圧小
Bが小さければ電圧大
ー屋内配線図ー
1Φ3w : 単相3線式
図記号に関してはとにかく覚えるしかない
ー技能試験の作業ー
◆埋込形配線器具(2コ)への結線
わたり線あり
◆ブレーカへの結線
白をN(ニュートラル)、黒をL(ライン/ライブ)極性を間違えない、台座(外枠)から心線を露出させない、被覆の上からネジを締めつけない
◆端子台への結線
同上、1本であればネジ左側に差し込み
※ブレーカ、端子台はともに上下のみつながっており左右は直接つながらない
◆差込型コネクタ(2,3,4本用)WAGOへの結線
ストリップゲージにあわせて被覆をはぎとる、心線が短すぎても長過ぎてもいけない、しっかりまっすぐ奥まで差し込む、一度抜いた場合は心線が傷んでいるため心線をつくりなおす、使用NG現場あり(公官庁案件や屋外、室内の多湿箇所、簡単に出入り出来ない箇所など)
◆リングスリーブによる電線接続
圧着ペンチのダイスで刻印、電線の太さ・本数とリングスリーブ・圧着ペンチダイスには振り分けがあるので間違いのないように選定する
◆作業内容の復習
前日とこの日の作業での施工上の欠陥例をあらためて説明いただき終了
個人的にはただのコネクタとはいえはじめてWAGO製品を手に触れて若干高まる
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