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Archicadの属性xmlファイルを見てみる(2)(ペンセット編)

2023/05/13に公開

この記事でできるようになること

Archicadのペンセットを、出力したXMLファイルを編集することで変更できる。
例で上げるのはペンの太さの一括編集。

検証環境

  • バージョン:Archicad 26 5002 JPN
  • テンプレート:Archicad26 テンプレート.tpl

はじめに

Archicadは属性設定を別のPLNファイルに受け渡すためにエクスポートすることができます。
ファイル形式はxmlなので、書き換えることで属性設定をいじることが可能です。

ペンセットの出力

  1. オプション > 属性設定 > 属性を開く
  2. 「ペンとカラー」を選択し、出力したいペンセットを選択、右下のエクスポートボタンを押す。
  3. 「ローカルファイル」を選択、「全ての関連する設定を含む」のチェックを外して「エクスポート」を押して適当なフォルダにXMLファイルを保存する。

中身を見てみる


(画像はVSCode)

<AttributeFile Mv="1" Sv="2">
	<RegisteredAttributes>
		<Attributes Type="ペン">
			<PenTable Idx="1" Name="01 意匠設計">
				<Pens>
					<Pen>
					...
					</Pen>
					<Pen>
					...
					</Pen>			

<Pen>タグに囲まれた中に1つずつペン設定が記述されている。

"一般 - 製図"ペン
<Pen>
	<Length>128</Length>
	<Name>Pen1</Name>...(1)
	<Index>1</Index>...(1)
	<Flags>0</Flags>
	<ModiTime>0</ModiTime>
	<Version>0</Version>
	<RegMemoTable Mv="1" Sv="0"/>
	<Width>0.05</Width>...(2)
	<RGBColor>
		<Red>0</Red>...(3)
		<Green>0</Green>...(3)
		<Blue>0</Blue>...(3)
	</RGBColor>
	<Carousel>0</Carousel>
	<Stock>0</Stock>
	<Description>一般 - 製図</Description>...(4)
</Pen>

(1):ペン番号。
<Name>タグの中はPen[ペン番号]という文字列になっている。
(2):ペンの太さ
(3):色の指定。
何故か48bitカラーなので一色あたりの色番号範囲は0~65535
Archicadで指定する16bitカラー(一色あたり0~255)を256倍すると概ね良い。
例えば青は

<Red>0</Red>
<Green>0</Green>
<Blue>255</Blue>

ではなく

<Red>0</Red>
<Green>0</Green>
<Blue>65535</Blue>

(4)説明。

ペンの太さを変更してみる

デフォルトでは 太線:0.15mm , 中線:0.10mm , 細線:0.05mm で設定されている。
この太線を0.35mmに変更してみる。
やることは簡単で<Width>0.15</Width><Width>0.35</Width>に置換するだけ。

置換したら名前をつけて保存して
xmlファイルをインポート

① 「インデックスによる」
② 参照で置換したXMLファイルを指定
③ チェックを入れる
④ 「上書き」
⑤ インポート

0.15mmだったペンが0.35mmになっている。

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