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Archicadの属性xmlファイルを見てみる(2)(ペンセット編)
この記事でできるようになること
Archicadのペンセットを、出力したXMLファイルを編集することで変更できる。
例で上げるのはペンの太さの一括編集。
検証環境
- バージョン:Archicad 26 5002 JPN
- テンプレート:Archicad26 テンプレート.tpl
はじめに
Archicadは属性設定を別のPLNファイルに受け渡すためにエクスポートすることができます。
ファイル形式はxmlなので、書き換えることで属性設定をいじることが可能です。
ペンセットの出力
- オプション > 属性設定 > 属性を開く
- 「ペンとカラー」を選択し、出力したいペンセットを選択、右下のエクスポートボタンを押す。
- 「ローカルファイル」を選択、「全ての関連する設定を含む」のチェックを外して「エクスポート」を押して適当なフォルダにXMLファイルを保存する。
中身を見てみる
(画像はVSCode)
<AttributeFile Mv="1" Sv="2">
<RegisteredAttributes>
<Attributes Type="ペン">
<PenTable Idx="1" Name="01 意匠設計">
<Pens>
<Pen>
...
</Pen>
<Pen>
...
</Pen>
<Pen>
タグに囲まれた中に1つずつペン設定が記述されている。
"一般 - 製図"ペン
<Pen>
<Length>128</Length>
<Name>Pen1</Name>...(1)
<Index>1</Index>...(1)
<Flags>0</Flags>
<ModiTime>0</ModiTime>
<Version>0</Version>
<RegMemoTable Mv="1" Sv="0"/>
<Width>0.05</Width>...(2)
<RGBColor>
<Red>0</Red>...(3)
<Green>0</Green>...(3)
<Blue>0</Blue>...(3)
</RGBColor>
<Carousel>0</Carousel>
<Stock>0</Stock>
<Description>一般 - 製図</Description>...(4)
</Pen>
(1):ペン番号。
<Name>
タグの中はPen[ペン番号]という文字列になっている。
(2):ペンの太さ
(3):色の指定。
何故か48bitカラーなので一色あたりの色番号範囲は0~65535
Archicadで指定する16bitカラー(一色あたり0~255)を256倍すると概ね良い。
例えば青は
<Red>0</Red>
<Green>0</Green>
<Blue>255</Blue>
ではなく
<Red>0</Red>
<Green>0</Green>
<Blue>65535</Blue>
(4)説明。
ペンの太さを変更してみる
デフォルトでは 太線:0.15mm , 中線:0.10mm , 細線:0.05mm で設定されている。
この太線を0.35mmに変更してみる。
やることは簡単で<Width>0.15</Width>
を<Width>0.35</Width>
に置換するだけ。
置換したら名前をつけて保存して
xmlファイルをインポート
① 「インデックスによる」
② 参照で置換したXMLファイルを指定
③ チェックを入れる
④ 「上書き」
⑤ インポート
0.15mmだったペンが0.35mmになっている。
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