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Prettierの基本的な導入方法

2023/10/07に公開

はじめに

今回はPrettierをインストールして、対象のファイルをフォーマットするまでの流れを紹介します。フレームワークや他のツールは登場しません。

公式ドキュメントはこちらです。
https://prettier.io/docs/en/install


最終的なプロジェクト構成

myproject/
├── node_modules
├── .prettierignore
├── .prettierrc
├── index.js
├── package-lock.json
└── package.json


手順

今回のプロジェクトを作成し、そこに移動します。

mkdir myproject

cd myproject


package.jsonを作成します。

npm init -y


Prettierをプロジェクトにインストールします。

npm i -D  prettier


Prettierの設定ファイルである.prettierrcを作成します。このファイルはJSONまたはYAMLとして書くことができます。今回は何も書かずにデフォルトのままにします。

.prettierrc
{
  // 本来はここに設定を書く
}

Prettierはディレクトリに設定ファイルがあればそれを読み込み、そこに書かれている設定に従ってコードを整形します。設定ファイルがなかったり、何も書かれていない場合はデフォルト設定が適用されます。


次に.prettierignoreを作成します。このファイルに書かれたファイルはフォーマットの対象外になります。フォーマットしてほしくないファイルまで整形するとパフォーマンスが下がったり、思わぬバグに繋がるためこのファイルは作成しておきましょう。

以下は例です。.prettierrcnode_modulesをフォーマットの対象外にします。

.prettierignore
.prettierrc
node_modules


フォーマット対象として適当なコードを書きます。

index.js
const users=['alice',"bob","charlie"]


Prettierを実行します。

npx prettier . --write


成功するとターミナルにフォーマットしたファイル名や、整形が完了するまでにかかった時間などが表示されます。先ほど作成したindex.jsを確認してみてください。以下のようにコードが変化しているはずです。

index.js
// フォーマット前
const users=['alice',"bob","charlie"]

// フォーマット後
const users = ["alice", "bob", "charlie"];


おわりに

PrettierはESLintなど他のツールと併用することが一般的ですが、単体で使うことによって理解を深めることができると思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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