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【UTM】Macbook AirにLinux(Ubuntu)の仮想環境を構築してみる

2024/10/29に公開

はじめに

こんにちは!
connectome.designでインターン中のSeitaです。先日、業務で自身のMacbook AirにLinuxの仮想環境を構築する機会があったため、忘備録も兼ねて記事(写真多め)にしておこうと思います。

VirtualBoxをはじめ、他にもいろいろなやり方があるっぽいですが、個人的にはUTMを使用した方法が一番シンプルでしっくりきました。ということで、今回はUTMを使ってLinux(Ubuntu)の仮想環境構築からLinux上でターミナルを開くまでの手順をテンポよく説明していきます。

使用するMacbookのスペック

MacBook Air (13インチ, 2017)
プロセッサ:1.8 GHz Dual-Core Intel Core i5
メモリ:8GB
ストレージ:128GB
ストレージ空き容量: 20GB (10GB~は欲しい)
OS:macOS Monterey 12.7.5

UTMをインストール

そもそもUTMとは?という方に向けて一言で言うならば、「Mac上でさまざまなOSを仮想化して実行できる仮想マシン(VM)管理ソフトウェア」の一つです。
さらに詳しい説明は他の方に任せて 早速インストールしてきましょう。

https://mac.getutm.app/

Downloadを押してUTMをインストールしたのち、アプリを立ち上げます。

以上のような画面が表示されれば、無事インストール完了です。

Ubuntu用の仮想マシンの作成

次にUTMで使用する仮想マシンを作成していきましょう。ここでは使用するOSの選択(今回はUbuntu)、割り当てるCPUのコア数やメモリ量、ストレージサイズ等々を指定していきます。

まずは、Ubuntuのインストールに使用するISOファイル(Ubuntuのイメージファイル)をダウンロードします。

https://ubuntu.com/download/desktop

特にバージョンのこだわりがない場合は、とりあえずLTE(最新のバージョン)をダウンロードしておけばいいです。ダウンロード中にsubscribe画面に飛びますが、無視で構いません。

また、ファイルが5.8GBなので手元のMacに十分な空き容量があるか確認しておきましょう。

先ほど立ち上げたUTMに戻り、新規仮想マシンを作成を選択します。

仮想化を選択します。

Linuxを選択します。

選択を押して、先ほどインストールしたUbuntuのISOファイルを指定
そのまま続けるを選択します。

何もいじらずデフォルトのまま続けるを選択します。
(後で変更できます)

特にこだわりがない限り、以下同じようにデフォルトのまま続けるを選択します。


名前は仮想マシンの名前。ここではデフォルト通り「Linux」とします。
保存を選択

するとUTMに仮想マシンが作成されます。

作成された仮想マシンが選択されている状態で、右クリックをし、編集を選択します。

ディスプレイの仮想ディスプレイカードCirrus CLGD 54xx VGA (cirrs-vga)に選択し、保存を押します。(これを指定しないと次のUbuntuのインストールでエラーが起きます)

Ubuntuのインストール

早速、▶️をクリックして、上記で作成した仮想マシンを立ち上げてみましょう。
すると次のような画面が表示されます。
Try or Install Ubuntuを選択しEnterキーを押します。

しばらくすると、Ubuntuの初期設定の画面が開きます。

言語、キーボード、アクセシビリティなどの設定はお好みで行ってください。
のちにUbuntuをインストールするかどうか聞かれるので、インストールを選択します。

特にこだわりもないので、対話式インストールを選択します。

後からでもアプリはインストールできるので、とりあえず必要最低限のみの既定の選択を選択します。

特にこだわりがなければそのままを選択します。

仮想マシンのディスクを空にして、Ubuntuを新規インストールしたいため、
ディスクを削除してUbuntuをインストールを選択します。

アカウント名、パスワードを設定します。
また、ログイン時にパスワードを要求するかどうかの選択も可能です。

特に問題がなければ、インストールを押しましょう。僕の場合、インストールに20分くらいかかりました。

インストールが完了したら、一旦アプリを終了して、再起動します。

これを行わないと、毎回Ubuntuを起動するたびにインストールが始まってしまいます。ISOファイルを削除した後は、デバイスからも削除しても問題ありません。

Ubuntu立ち上げ

Ubuntuの仮想マシンを再度立ち上げ、先ほど作成したアカウントのパスワードを入力しましょう。

次のようなデスクトップが表示されれば完了です。

ターミナルは、デスクトップで右クリック -> 端末で開く で開けます。

MacbookからSSH接続

...と、Linuxのデスクトップ環境を整えましたが、ファイルの実行などターミナルのみで完結してしまう場合、MacbookからのSSH接続で実行すると、より処理も速く(?)サクサク動きます。

Ubuntu側

Ubuntuでは、SSHサーバーがデフォルトでインストールされていないため、まずはSSHサーバーをインストールしておきます。

sudo apt update
sudo apt install openssh-server

SSHサーバーを起動します。

sudo systemctl start ssh

割り当てられているIPアドレスも確認しておきましょう。

hostname -I

Mac側

あとはお馴染みのsshコマンドで、Macのターミナルで以下を実行します。

$ ssh <user name>@<ip address>

以上になります。写真が多いため長くなりましたが、手順自体はシンプルなので、ぜひUTMを試してみてください!

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