Vue Fes Japan 2024 でボランティアスタッフをやってきた
はじめに
2024/10/19 開催の Vue Fes Japan 2024 でボランティアスタッフをやってきました。
熱気を外へ伝えるため、活動の内容と感想をまとめます。
また、ボランティアスタッフへの参加を考えている人へ、今回の記事が参考の1つになればうれしいです。
Vue Fes Japan とは
Vue Fes Japan 自体をご存じない方にも読んでいただけると嬉しいので、簡単に説明させていただきます。
Vue Fes Japan は、Vue.js とその周辺に位置する技術を盛り上げるためのカンファレンスです。
「Fes」の名の通り、お祭りのように楽しむことがコンセプトに据えられています。
概ね1年に1回開催されており、Vue Fes Japan 2018 から5度目、オフライン開催は3度目になります。
1日かけて Vue.js やそのツールチェインに関するセッションを行います。
スピーカーは一般公募から選ばれた方々と、Vue.js の作者である Evan You さんをはじめとする招待スピーカーで構成されています。
担当チームとスケジュール
当日必要なタスクに応じてチームが編成されています。
私は物販を行う Vue Fes Store チームに参加しました。
ボランティアスタッフとしての活動は以下の3日程です。
- スタッフキックオフミーティング
- 前日準備
- 当日
それぞれどのような内容だったのか紹介します。
スタッフキックオフミーティング
全スタッフが一堂に会し、チーム編成、前日・当日の仕事の流れについて、全体とチームでそれぞれ確認します。
全体では前日・当日のスケジュールや備品や施設についての確認を、Vue Fes Store チームでは当日のシフトの作成と仕事の流れ、決済端末の確認などを行いました。
前日準備
開催前日に会場へ集まり、当日に向けた準備をします。
18:00 ~ 21:00 がチーム毎の準備、それ以前から参加できるボランティアスタッフは適宜必要な位置に配置されて準備を進めました。
私は少しだけタトゥーシールの準備をした後、Vue Fes Store の準備を担当しました。
Vue Fes Store チームでの主な仕事内容は、予約注文分のグッズの袋詰めとストアの装飾でした。
コアスタッフの方々が準備してくれたマニュアルに従って準備しつつ、実際の導線を見ながら当日のオペレーションを詰めたり、微調整を加えたりしました。
当日
当日はシフト制でチーム毎に運営作業を行います。
Vue Fes Store チームでは、午前と午後に分けてシフトを組んでおり、私は午前担当でした。
シフト時間内
8:00 から開場に向けた準備、開場後は予約注文グッズのお渡しと当日販売の対応をしました。
担当時間中は爆発的に混みあうタイミングもなく、開場直後に導線やオペレーションの最適化を行う余裕もあったため安定して運営できた印象でした。
外国の方も多くいらしており、指差しとパッションで応対する場面もありました。
普段とは異なるコミュニケーション、楽しかったです。(英語力をどうにかしたい気持ちを新たにしました。)
シフト時間外
シフト時間外はセッションやスポンサーブース、イベントスペースを楽しむことができました。
会場内の備品や落とし物、スタッフの無線に気を遣いつつ、気になるセッションを見に行ったり、スポンサーブースを楽しみました。
開場前の時間ができたタイミングでは、チームのメンバーとタトゥーシールを張りに行ったりと、スタッフも Vue Fes を楽しんでいました。
また、アフターパーティーにも参加し、参加者の皆さんと一緒に楽しみました。
オリジナルカクテル、お寿司、オードブルなどを頂きながら参加者の方々とコミュニケーションをとれて大変楽しい時間でした。
他チームのスタッフともコミュニケーションをとる時間にもなり、それぞれ新たなつながりもできました。
全日程終了後
アフターパーティーが終了し参加者の退出が完了した後、スタッフが利用していた備品の片付けやごみの回収、スタッフルームの撤収作業などを行いました。
チームとは関係なく、近くにある仕事をとっていました。
アフターパーティーからの流れで、シフト中とは違う面々とコミュニケーションを取りながら作業できました。
参加してよかったところ
たくさんありますが、ざっくり4点に絞ってみました。
コミュニティに貢献できる
自分のお世話になっているコミュニティに貢献できるのは、私にとってはうれしいことでした。
特に、Vue コミュニティは個人が集まって成り立っているコミュニティということもあり、たくさんの人の少しずつの貢献がコミュニティの発展に重要だと認識しています。
1年間準備してこられたコアスタッフの方々に比べたら微力ではありますが、カンファレンスを運営するために手を動かせたことで少なからず役に立てたと感じます。
必ずしもコミュニティへ貢献したいという思いを持っている必要はないのでしょうが、ボランティアスタッフはこのような気持ちを満たすことができる活動だとも感じています。
友達が増える
スタッフは少人数のチームに編成され、その中で活発にコミュニケーションをとることになります。
アフターパーティーなどの懇親の場でも、スタッフTシャツを着てネームカードを下げていることで話しかけやすく、話しかけられやすかったです。
自ずと技術の話になりますし、フロントエンドに関心があってモチベーションも高い人たちと知り合うことができました。
SNSを交換したり、モチベーションを刺激されたり、とても有意義な時間だったなと感じます。
モチベーションが上がる
先述の通り、いろいろな方々とコミュニケーションをとる機会がありますが、カンファレンスに自分から足を運んでいるということもあり、皆さん高いモチベーションを持っています。
技術の話、キャリアの話をする中でモチベーションを刺激される場面がとても多くありました。
スタッフルームで歓談している著名なスピーカーの方々を目にする機会もあり、同じ領域で活動しているということを実感したりもしました。
SNSでお名前を拝見するような方々と対面することで刺激される部分は多く、明日からもう一度頑張るぞという気持ちで帰路についたことを覚えています。
カンファレンス参加費が無料になる
正直、関東圏に住む学生エンジニアとしては大変ありがたいです。
もちろん、自由にセッションが見られるわけではありませんし、当日は一日立ちっぱなしで仕事をしなければなりませんが、それも含めて大変貴重な経験をさせていただけたと感じています。
セッション、LTなどの動画は収録しているようで、スタッフには数週間後に先行公開していただけるようです。
一般の方への公開に関しては、1年後、次回の Vue Fes Japan の宣伝の一環で公開することが慣例のようです。
(4トラックが並行して進み、一般参加者でも 1 / 4 程度しか見ることができない以上、録画を先にいただけるほうがむしろ...という気持ちも少しありますね。笑)
おわりに
1年間ご準備頂いたコアスタッフの方々、本当にありがとうございました。
これほどの人数が当日スタッフとして直前から参加し、スムーズに動けたのも皆さんの綿密なご準備があったからこそだと理解しています。
また、私が参加するきっかけとなったのは chibivue 鯖のおかげです。
作者の ubugeeei さんをはじめ、chibivue 鯖のみなさん、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
来場いただいた方も含め、たくさんの人のおかげでとても楽しく、貴重な経験をさせてもらいました。
Vue コミュニティに魅了されているので、これからもできることをひとつずつやっていくつもりです。
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