SPECTRUM TOKYO FESTIVALに参加してきました!
デザイン系イベントSPECTRUM TOKYO FESTIVALに参加してきました。
このイベントは2日間のイベントになりますが、私は2日目の12月8日土曜日に参加してきました。
イベント全体について
参加前の印象
このイベントでは「デザインの多様性に心躍らせ、の楽しさを噛みしめる2日間」をテーマとしています。デザインやそのプロセス、発想などを中心に気付きを得られそうで、デザイナーがどんなことを考えながらデザインをしているか、どんなことをデザインに込めているかを吸収したいと思っていきました。
以前参加したイベントのDesignShipでは、「広がりすぎたデザインを接続する」をテーマにされていました。内容としては、デザイナーやデザイン組織がビジネス・社会・組織的にどう活動するか?が焦点となっていて、同じデザイン系のイベントですが、二つのイベントは全く異なりそうだと思っていました。
参加後
イメージしていた内容とおおむねあっていました。全体としてリラックスした雰囲気のイベントになっていて、参加者同士のコミュニケーションが目立ちました。登壇者さんやスタッフさん参加者がイベントの会場のセットを含めて雰囲気を作っていることが大きいと思います。セッションの内容もデザイナーが良いデザインを作成することが中心になっている印象で、学んだり膨らませることが多かったです。1週間後に参加者限定のアーカイブが公開される予定なので見たいと思います。また来年も参加したいと感じました。
登壇の感想
多様なユーザーの「使える」を実現するデザイン
株式会社SmartHR アクセシビリティスペシャリスト 坂巻 舞羽さん
SmartHRさんのアクセシビリティに関する記事をよく参考にさせて頂くことがあり興味を持ってました。Webアクセシビリティに関する対応で先を進んでいると感じており、お手本のような存在です。
どんな活動をしているのか、どうやってWebアクセシビリティをよくしていったか?など、ご本人のアクセシビリティに対するお話しを聞きたいと思って参加しました。
「やさしい日本語」の機能について、実装のデザインからではなく、社内向けのドキュメント資料や頒布物からやさしい日本語を使って広めていったことを聞き、新しいデザインの施策についての実装のデザイン以外からの試していくことも出来ることに気づくことが出来ました。
SmartHRさんは、アクセシビリティ本部が単独の部署としてあるそうです。理由を聞くと、開発部と別の部門になっているのは、開発部が追っているKPIに引きずられて、アクセシビリティの対応が遅れないようにするためと聞き、メンバーと組織の両方が合わさってSmartHRさんのアクセシビリティが成り立っていることを知ることが出来ました。
「今はアクセシビリティがSmartHRの差別化ポイントになっているが、(Web)業界全体のアクセシビリティのレベルを上げたい」という話をAMAでされていたり、参加者もアクセシビリティに興味のある質問をしていて、自分もアクセシビリティを盛り上げていきたいと感じました。🔥
デザイン品質を諦めないために:スクラムで見つけたリソースコントロールの形
株式会社mikan デザイナー 長瀧 彩花さん
「見積もり精度上げ」のプロセス、そしてその後の景色についてシェアがテーマになっています。仕様を広げたり、狭めたり、複数の案を出していったり、様々な立場からのレビューなどがあり、デザイナーのタスクは見積もるのが難しいと思います。その見積もりのノウハウや思考を吸収出来たらと思い参加しました。
AMAやその後にも話をして頂きありがたかったです。ストーリーポイントの設定について、時間とストーリーポイントをセットにしないことやタスクを事前に分割して、1,2,3のタスクに分解することを話していました。タスクを見積もって分割すること、特に考えて書き出すタスクと手を動かしてアウトプットするタスクを分けるなど、今後のデザインタスクのタスク分割の際に意識したいと思いました。
デザイナーとイラストレーターの境界線
フリーランス イラストレーター・アニメーター Hama-Houseさん
境界を考えるときには、概念同士の中心と外縁を探ることになるため、それぞれの概念の本質に近づくアプローチとなると思います。デザイナーとイラストレーターの本質について、知れたらと思いました。
まず、とにかくスライドにアニメーションが入っていて可愛かったです。セッションの中で、非常口のピクトグラムを基にアレンジを入れて少しずつ具体的にしていったイラストを並べていました。どこからがアイコン(デザイン)でどこからがイラストかというのは、グラデーションでしっかりと決まったものはないという話をされていました。
Hama-Houseさんはデザインをする意識で、イラストを作成しているそうでイラスト・アイコンに入る要素やタッチ、色の数など無数の要素を調整してデザインしているそうで、デザイン視点でイラストを見る視点を高められました。
さいごに
他社の取り組みやデザイン・アクセシビリティに対する関心を共有することができました。かかわる人全員に支えられているイベントだなと思うのでイベントの関係者の皆さんには感謝です。自社のメンバーと共有したり、今後の活動に生かしたりしていきたいと思います。
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