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iPaaSからノーコードで画像生成AI(Activepieces+Stability AI)
はじめに
今回はiPaaSの「Activepieces」と、生成AIの「Stability AI」という
2つのWebサービスを使って、ノーコードでAIによる画像生成を試してみます。
Activepiecesとは
ZapierやIFTTTなどのように、Webサービス間のデータ連携やタスクの自動化をおこなえます。
2024年2月時点で、連携登録されているサービスは180件でした。
今回は使用しませんが、ChatGPTやAzure OpenAIともノーコードで連携可能です。
クラウド版では無料プランがあり、オープンソースのためオンプレミスでも利用できます。
Stability AIとは
AIで画像や動画、3Dオブジェクト、音楽などを生成できるサービスを提供しています。
アカウント登録時にもらえる無料クレジットで、120枚以上の画像生成を試せます。
「Activepieces」のデモ用フローを試す
先ずはデモ用のフローを使い、Activepiecesの機能や動作を確認してみます。
- Activepiecesのアカウントを作成します。
- Activepiecesにログインし、任意で表示言語を切り替えます。
- 最初のフロー作成画面が表示されるので、
「サンプルを探す(ジェラートメーカーのデモフローから学ぶ)」をクリックします。
- 以下3ステップのフローが作成されました。
各ステップの設定内容を見ていきます。 - ステップ1「Every One Minute」をクリックします。
1分毎に自動実行されるトリガーでした。
分の他、月週日時、Cron形式でも設定できるので柔軟にスケジュール登録できそうです。
- ステップ2「Invent a Gelato」をクリックします。
ジェラートのフレーバー名を返す、デモ用APIの実行ステップでした。
ランダムで、ユニークなフレーバーが発明されるようです🍨😋
- ステップ3「Email the Gelato」をクリックします。
フレーバー名をGmailでメール送信するステップでした。
「Connection」をクリックして、メール送信用認証情報の連携を許可します。
また、「Receiver Email (To)」に、受信用メールアドレスを入力し設定します。
- 画面上部の「フローをテスト」ボタンをクリックします。
- 画面左にテストの実行状況が表示されます。
3つのステップが「Step succeeded」と表示され、メールを受信できたら成功です!
「Stability AI」で画像を自動生成
デモ用フロー「ジェラート発明」を拡張して、ジェラートの画像を自動生成してみましょう。
以下がStability AIのAPIキーを準備し、フローを設定する手順です。
Stability AIのアカウント作成
- Stability AIの「Sign up」からアカウントを作成します。
- Stability AIにログインし、アカウントページを開きます。
- アカウントに自動割り当てされているAPIキーをコピーします。
Activepiecesのフロー編集
- ステップ2「Invent a Gelato」の後に、「Stability AI」のステップを追加します。
「Stability AI」と入力すると、連携サービス一覧から絞り込めます。
- 追加したステップ3「Stability AI」をクリックして、設定パネルを開きます。
- 画像生成のため以下項目を入力し、設定します。
- Action:
Text to Image
※Custom API Call
を選択し、任意のAPIも実行可能です - Connection:
{APIキー}
※事前準備でコピーしたStability AIのAPIキーを指定します - Prompt:
[2. Invent a Gelato body gelato] gelato
※ステップ2のAPIで取得したフレーバー名とgelato
を指定します - Engine ID:
stable-diffusion-xl-1024-v1-0
※現在アルファ版のV2も選択できます
その他、画像サイズや品質を調整するCFGスケールや、ステップ数も指定できます。
- Action:
- 設定パネル下部の「サンプルデータの生成」ボタンをクリックします。
「テスト成功」と表示されたら、OKです!
生成した画像をメール送信されるよう、次のステップで添付の設定をしましょう。 - ステップ4となった「Email the Gelato」をクリックします。
- 生成した画像をメールに添付するため以下項目を入力、設定します。
- Attachment:
[3. Text to Image 0 image]
※ステップ3で生成した画像を指定します - Attachment Name:
[2. Invent a Gelato body gelato].png
※ステップ2のAPIで取得したフレーバー名と拡張子.png
を指定します
- Attachment:
- 画面上部の「公開」ボタンをクリックします。
動作確認
- プロジェクトの実行履歴画面を開きます。
- 成功/失敗の実行結果ステータスを確認できます。
- 受信したメールを確認してみましょう。
ジェラートの画像が添付された、以下メールを受信できました🎊
おわりに
「綿菓子カーニバル」というカラフルで美味しそうな美味しくなさそうな、
ジェラート画像が無事ノーコードで生成できました!
今回はデモ用APIを使いましたが、
文章をもとにAIで要約を作ったり、イメージ動画を作ったり、
工夫次第で様々な活用ができそうです♪
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