Oh My Zsh + Powerlevel10kで爆速&爆カッコいいターミナル環境を構築しよう!
普段の開発作業で毎日のように使うターミナル。
せっかくなら、見た目も操作感もテンションの上がるものにしたいと思いませんか?
本記事では、Zsh拡張フレームワーク「Oh My Zsh」と、超人気テーマ「Powerlevel10k」を使って、カッコよくて超快適なターミナル環境を構築する方法を紹介します。
Zshとは? Oh My Zshとは?
macOSでは、すでにデフォルトのシェルがZshになっています。
bash
と比べて補完機能やテーマ、拡張性が豊富なのがZshの魅力。
「Oh My Zsh」は、Zshを簡単に便利&カッコよくできるフレームワークです。
100種類以上のプラグインとテーマが使えるので、導入するだけでかなり快適になります。
Step1: Oh My Zshをインストール
sh -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/ohmyzsh/ohmyzsh/master/tools/install.sh)"
実行後、~/.zshrc
という設定ファイルが作成されます。
このファイルを編集することで、テーマやプラグインを自由にカスタマイズできます。
Step2: Powerlevel10kで見た目を強化!
Powerlevel10kは、見た目がカッコよく、しかも超高速なZshテーマです。
1. フォントのインストール
Powerlevel10kを正しく表示するには、Nerd Font対応フォントが必要です。
以下の手順でMesloLGS NFをインストールします
-
Nerd FontsのGitHubリリースページにアクセス
https://github.com/ryanoasis/nerd-fonts/releases/latest -
「Assets」セクションから
Meslo.zip
をダウンロード -
ZIPを解凍し、以下のフォントファイルをすべてインストール
- MesloLGSNerdFont-Regular.ttf
- MesloLGSNerdFont-Bold
- MesloLGSNerdFont-Italic.ttf
- MesloLGSNerdFont-BoldItalic.ttf
-
ターミナルアプリ(iTerm2やTerminal.app)のフォント設定を「MesloLGS Nerd Font」に変更
2. Powerlevel10kをインストール
git clone --depth=1 https://github.com/romkatv/powerlevel10k.git \
${ZSH_CUSTOM:-$HOME/.oh-my-zsh/custom}/themes/powerlevel10k
.zshrc
を開きテーマを以下のように書き換えます。
ZSH_THEME="powerlevel10k/powerlevel10k"
.zshrc
を編集したらターミナルを再起動してください。
3. 初期設定(p10k configure)
ターミナルを再起動すると、以下のようなセットアップウィザードが始まります。
ここでは以下のような内容を設定します。
- フォントが正しく表示されているかチェック
- 左右プロンプトの構成を選択
- アイコンや時間表示の有無
ここは好みに合わせてポチポチ選ぶだけでOK!
設定完了後にやり直したい場合はp10k configure
とコマンドを入力すれば何度でもやり直せます!
Before / After 比較
ここまできたらターミナルの見た目がだいぶ変わっているはずです。私の場合は以下のようになりました!
Before: デフォルトのZsh画面
After: Powerlevel10k適用後
gitで管理しているプロジェクトに移動すると現在のブランチまで表示されます!
Step3: プラグインで操作性をアップ!
最後に、プラグインを導入しましょう。
zsh-autosuggestionsとzsh-syntax-highlightingをインストールします。
# autosuggestions
git clone https://github.com/zsh-users/zsh-autosuggestions \
${ZSH_CUSTOM:-~/.oh-my-zsh/custom}/plugins/zsh-autosuggestions
# syntax-highlighting
git clone https://github.com/zsh-users/zsh-syntax-highlighting \
${ZSH_CUSTOM:-~/.oh-my-zsh/custom}/plugins/zsh-syntax-highlighting
.zshrc
に以下を追加してプラグインを有効にします。
plugins=(
git
z
colored-man-pages
zsh-autosuggestions
zsh-syntax-highlighting
)
-
git
: Gitコマンドの補完とエイリアス -
z
: よく使うディレクトリへの移動が爆速に -
zsh-autosuggestions
: 過去に入力したコマンド履歴を元にした補完を灰色で提案してくれる -
zsh-syntax-highlighting
: 入力中のコマンドを色分け
シェルを開き直すと反映されます。
過去に入力したことがあるコマンドを途中まで入力してみるとzsh-autosuggestionsの効果で補完されることでしょう!
まとめ
Oh My ZshとPowerlevel10kを使うだけで、
ターミナルの操作性と視認性が劇的に向上します。
毎日使う開発環境だからこそ、見た目と使い勝手にこだわってみませんか?
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