GCPのわかりづらかったところ
半年前からGCPを触り始めて、悩んだ点についてメモ的に書いてみたいと思います。
学習を兼ねていて何もないところから始めているので、表示された説明を読んでも理解するまでに時間がかかりました。
課金
プロジェクトを作成した直後は管理に必要な最低限の機能しか有効になっていないので、構築するサービスに必要なAPIを有効化します。
このとき、サービスによっては支払い設定の画面が表示されて、請求先アカウントとの関連付けを要求されます。
請求先アカウントで設定を行う必要があります。
管理者権限のあるアカウントでも、請求先アカウントではない場合は操作ができません。
個人的に使う環境であれば自分で支払いの設定などを行うことで作業を続けられますが、組織の環境では状況によってはできない事が多いと思います。
この設定は無料の試用期間でも行う必要があって、無料なのに支払情報が必要なの?と思ってしまいました。
サービスのAPIを有効にする
ナビゲーションメニューに表示されているサービスをクリックすると、サービスのトップページに移動できます。
そこから設定を行うためにリンクをクリックすると、サービスによってはAPIを有効にする必要があり、有効化が開始されます。
ただ、メニューが表示されているのに利用のために別の設定を先に行わなければならないという点で、少し違和感を感じました。
また、設定画面に表示されている機能を利用するために別のサービスのAPIの有効化が必要な場合があり、どのサービスが必要になるのか、画面からはわかりづらくて悩みました。
IAMと権限
個人で試用している場合、管理者アカウントでそのまま操作をする場合が大半だと思いますので、悩むことはないと思います。
また、そうではない場合でもプロジェクトを作成したアカウントは自動でオーナー権限が付与されるので、プロジェクトに対する操作は課金が必要なものを除いて全て行えます。
プロジェクトを作成して、プロジェクトを進めるユーザーを追加した後、権限はどれを与えておけば作業が進められるのか、調べるのに時間がかかりました。
チュートリアルを進めて必要になる権限を確認して、ロールにひとつづつ権限を追加していきました。
一度やってみれば必要になる権限は覚えられると思います。
さいごに
今回は、プロジェクトに関係なく共通で設定を行う必要がある部分を中心に書きました。
プロジェクトの構築で使用するサービスについては、既存の知識が使える部分が多いので悩むことはあまりなかったように思います。
あえて挙げるとすると、同じ機能の新旧サービスが並行して存在していて、どちらを使うのがよいかの判断で少し悩んだかもしれません。
今回書いた部分は、実際の業務では悩まなくて済むようにできればよいなと思います。
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