コラボフローを簡単に200以上のサービスと繋げる方法(Yoom活用)
こんにちは、コラボスタイルのサービスデザインチームの青木です!
普段は、サービスのデザインやUIを開発しています。
この記事はコラボスタイル Advent Calendar 2024の23日目です。22日目の記事は元プロサッカー選手で引退後コラボスタイルでエンジニアをやっているうっちーさんの記事です。
昨日は接戦の有馬記念とM1で盛り上がりまりましたね。令和ロマンすごかった!!心は年末モードになっています🍵
12月6日に開催したコラボフェスでは、様々なユーザーさんとお話することができ、サービス開発の熱を頂くことが出来ました。参加者の方々、イベントの運営をしてくれたメンバーの方々ありがとうございました。
来年もコラボフローをパワーアップしていきますので楽しみにしていただけたらと思います🔥
また、コラボフローはUIの刷新プロジェクトを進行中です。今後のUIや機能の向上に期待していただければと思います。
今回の記事では、サービスを簡単に繋げるツール「Yoom」を使って、コラボフローと他のサービスを繋げる方法を共有したいと思います。
人をつなぐコラボフローと、システムをつなぐYoomを使って、DXをよりよいものにして頂けると嬉しいです。
コラボフローの紹介
コラボフローは、「申請・承認・決裁」を効率よくする、ワークフローに特化したサービスです。ワークフローに関する様々な機能を持っていて、業界を問わず1500社以上に使われています。ユーザーの利活用に関して様々なサポートがあり、安心して利用することが出来ます。
Yoomの紹介
Yoomは「ハイパーオートメーションツール」でサービスとサービスを繋げたり、RPAの機能を有しています。Yoom株式会社という日本の会社のサービスで、説明も日本語のため安心です。
連携(繋げる機能)
Yoomには、200以上のサービスと繋げることができます。皆さんが使われているサービスもきっとあるのではないかと思います。
コラボフローとの連携
コラボフローもYoomで簡単に繋げることが出来ます。コラボフローのワークフローの途中や完了した時に、Yoomを用いて他のサービスを動かすことで、より切れ目のないDXが実現できるのではないかと思います。
Yoomのコラボフローページ
AIとの連携
ChatGPTで有名なOpenAIとも繋げることが出来ます。Yoomを使えば、コラボフローのワークフローの中にAIを入れて、申請書類の添削や指摘などをAIにさせることが出来るようになります。
YoomのOpenAIページ
今回の記事でサンプルを作成できればよかったのですが、OpenAIでは使用するアイテムの数が多く、(実質)無料プランでは利用できませんでした。(万が一私のやり方が間違っていたらすみません)
有料プランであれば利用できます。APIの利用実績として内外に知見を共有できますし、実験的に試してみるのは有りかと思います。
試しに使ってみる
試しにYoomとコラボフローを連携してみます。
カレンダーツールを利用している会社は多いと思いますので、「申請が完了したら、予定表にスケジュールを登録する」といったシーンを想定してワークフローを作ります。今回のフローはYoomの無料プランで作れるので、ぜひ試して欲しいです。この記事ではGoogleカレンダーを用いますが、Outlookの場合も似たような形で作れるかと思います。
手順
コラボフロー フォームを作る
以下のようなフォームを作成します。
コラボフロー 経路を作る
以下のような経路を作成します。
Yoomに登録/ログインする
以下のページを表示して、右上の無料で始めるをクリックして手順を進めていきます。
Yoomサイト
コラボフローのトリガーを登録する
「新規作成」→「はじめから作成」を選択します。
以下のような画面が表示されます。
「特定のアプリイベント受信」をクリックして「コラボフロー」を選択します。
以下のように設定して次へを押します。
以下の画面が表示されたら、URLをコピーして先ほど作成した「経路の設定画面」の「Webhook」のタブを表示します。
「Webhook」タブの「新規登録」をクリックします。
先ほどコピーしたURLを「通知先のWebhook URL」に設定します。以下のように設定して保存します。
設定したら、コラボフローで、一度申請を完了まで実施します。
完了したら、Yoomの画面に戻り、「テスト」のボタンをクリックします。テストが成功したら、スクロールして「取得する値を追加」押します。
フォーム内の情報を変数として取得できるように設定を行います。以下のように設定していきます。
Yoomで日付の文字列を成形する
コラボフローのアクションを設定したら、イベント開始の日付と終了の日付の文字列を成形するアイテムを追加します。
「データを操作・変換する」を選択します。
「正規表現によるデータの置換」を選択します。
「置換対象」にはイベントの日付の変数、「置換個所を正規表現で指定」には
T[0-9]{2}:[0-9]{2}:[0-9]{2}Z
と設定します。
設定をしたら「テスト」をクリックします。
完了したら、「アウトプット」の値を編集して分かりやすいようにして保存します。
同様設定で「イベント終了日付の設定」も行います。
そうすると以下のようなフローになります。
カレンダーに予定を登録するアクションを設定する
「イベント終了日付(文字列変換)」の下にgoogleカレンダーのアクションを追加します。
以下のように設定し、「次へ」を押します。
以下のように設定していきます。予定の開始日、終了日は前のアクションで変換した変数を使用します。
設定をしたら「テスト」をクリックします。
googleカレンダーに予定が設定されました!!
「保存」をクリックします。
トリガーをONにする。
最終的には以下のフローになります。トリガーをONにすることでフローが有効化されます。以上で設定完了です🎉🎉🎉
さいごに
人をつなぐコラボフローと、システムをつなぐYoomを使って、DXをよりよいものにして頂けると嬉しいです。ありがとうございました。
明日の記事はコラボスタイルCIOの波多野さんの記事です。コラボスタイル Advent Calendar 2024
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