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AWS Cost Explorerをつかってみた
AWS Cost Explorerとは
AWS Cost Explorerは、AWSを利用する上で発生する様々なコストを、サービスやリソースといった条件で算出することができるサービスになります。
コストの計算とその内訳の分析は、AWSを利用してサービスを構築、運用するためには必要な作業になります。
基本的な使い方
デフォルトで、過去6か月分と12か月分の状況を確認できるレポートが用意されています。
大まかな管理であれば、このレポートを見るだけで十分な場合もあります。
コストの調査
レポートは、集計する範囲と粒度、サービスやリソースなどでそれぞれのコストを集計し、コストがかかっている個所の把握ができます。
複数の条件を指定することで、コストがかかっている個所を特定し、原因の調査を行う範囲を効率的に絞り込むことができます。
突出している2サービスに絞り込んで確認すると、より詳しい推移を把握できます。
サービスを絞り込み、ディメンションで集計単位を変更することで、どこにコストがかかっているのかをさらに絞り込めます。
ここでは、RDSの費用が高くなっている部分が気になるので、RDSのコストの内訳を確認してみます。
この集計で一番費用が掛かっている項目である「APN1-Aurora:ServerlessV2Usage」は、DB作成時に発生する費用でした。
運用中には発生しない費用であり、一時的なコスト増であることが確認できました。
さいごに
各サービスのモニタリング情報や、CloudWatchでサービスの状況を確認することができます。
ただ、これらの情報に異常が見られない場合、コスト増の原因の判断が難しい場合もあります。
こういう時に、Cost Explorerの情報を併せて分析を行うことで、運用の最適化や運用が適切に行われているかの確認を行うことができます。
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