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Julesベータ版でAIエージェントを体験してみた話

に公開

本記事は、5月20日(火)の「Google I/O 2025」にてベータ版が公開された
「Jules」をつかってみたーーーーーーーーーい!!!!!!!!(使ってみた)
という内容です。

Google I/Oについては公式サイトをちぇけらです。

https://blog.google/intl/ja-jp/google-io-2025/

Julesについて

Julesは、Googleが開発したコーディングに特化したAIエージェントです。
単なるコード生成ツールではなく、開発プロセス全体を自律的に支援することを目指しています。

Julesの主な特徴

geminiに聞いてみた内容がこちらです。

  • コーディングの自動化:
    • 複雑なタスクに対して、手順を分解して計画を立て、それに沿ってコード生成やデバッグを自動で行います。
    • 複数のソースファイルを横断してコードを生成したり、既存のコードのバグを修正したり、新しい機能を追加したりできます。
    • テストコードの自動生成や、依存関係のバージョン更新なども可能です。
  • 自律的なタスク遂行:
    • ユーザーからの指示(自然言語でのプロンプト)に基づいて、自ら実装計画を作成し、その計画を実行します。
    • 仮想環境(VM)でユーザーのGitHubリポジトリをクローンし、その中でコードの変更、ビルド、テストまで行うことができます。
  • 非同期での作業:
    • 人間が別の作業をしている間に、バックグラウンドでコーディングタスクを非同期に実行します。これにより、開発者はより重要なタスクに集中できます。
  • GitHub連携:
    • GitHubと連携して開発作業をスムーズに進めることができます。プルリクエストの作成なども可能です。
  • 安全な実行環境とプライバシー:
    • ユーザーのコードベースは安全なGoogle Cloudの仮想マシン(VM)にクローンされて作業が行われます。
    • デフォルトでプライベートであり、ユーザーのプライベートなコードが学習データとして使用されることはなく、データは実行環境内で隔離されます。

Julesの使い方

Julesは2025年5月23日(金)現在、ベータ版として無料公開されています。
そのため、Googleアカウントがあればどなたでも利用可能です💋

アカウントの準備

ただ、Julesの利用にはGitHubと連携する必要があります!
未登録の方はGitHubのアカウント登録もすませましょう🦍

https://github.co.jp/

GitHubとの連携

JulesへアクセスするとGitHubアカウントとの連携を求められます。
[Connect to GitHub] で連携しましょう!


連携してね


↑の状態になったらいよいよ使えるぞ!

使ってみた

自立型のAIエージェントを使うこと自体が初なので、
まずは初心にかえる🐸ということで、Hello World!を実装するよう依頼しました。

プランの作成


そもそも日本語対応してるのか不安である


日本語いけそう&10秒ほどでプランを提案してくれました

提案してくれた内容で問題がなければApproveします。

実装


1〜2分ほどで実装が完了

package com.example;

import java.io.IOException;
import java.io.PrintWriter;
import javax.servlet.ServletException;
import javax.servlet.http.HttpServlet;
import javax.servlet.http.HttpServletRequest;
import javax.servlet.http.HttpServletResponse;

public class HelloWorldServlet extends HttpServlet {

    @Override
    protected void doGet(HttpServletRequest req, HttpServletResponse resp) throws ServletException, IOException {
        resp.setContentType("text/html");
        PrintWriter out = resp.getWriter();
        out.println("<html><body>");
        out.println("<h1>Hello World!</h1>");
        out.println("</body></html>");
    }
}

途中、READMEも作ってほしくて左に指示を書いていたのですが、
誤ってEnterしてしまいました・・・

だいぶ優しくないメッセージでしたが、きちんとmdファイルを作ってくれました!
ただ内容が英語なので、日本語に修正してもらいます。

※日本語入力に癖あり、指示するときはテキストエディタなどに書いてコピペするのが良さそう
こちらの修正は3秒ほどでおこなってくれました。

GitHubへ公開

内容を確認し、問題なければブランチを公開します。
ワンクリックでGitHubへうpされるの、とってもスムーズな体験ですね!

Jules上で「テストしてみて」と指示をしたところ、
きちんとビルドも成功しWARファイルまで作成されていました。

直感的に操作ができるため、もろもろの準備を含めても15分ほどで作成できてしまいました💋
最初の実装に至っては2分なので、爆速ですね・・

最後に

いかがだったでしょうか!
現在はベータ版であるからこそJulesを無料で利用できますが、
AIエージェントのお試しとして利用するにはとってもいいツールだと思います!

現在、Julesは無料で提供されています。Julesはベータ版であり、利用状況から学習している間は無料で利用できます。将来的には料金を導入する予定ですが、現在は開発者エクスペリエンスの向上に注力しています。

また、利用には制限があり、上限が来た際には通知が来るようです。
詳細は公式のDocumentをご参照ください。

  • 3つの同時タスク
  • 1日あたり合計5つのタスク
  • 1日5回のコードキャスト

https://jules.google/docs/usage-limits/

AIエージェントについては知っていたものの、がっつり使うのはJulesが初めてでした。
今となっては 「便利すぎる」「離れられんくなるかも」「沼」 という感想しか出てこないですね。

直して欲しいところもカスタマーセンターとやりとりするようなイメージで
「ここ直してくれますか?」「承知しました!」で爆速対応してくれる顧客体験のよさ。

また、基盤となっている言語モデルは「Gemini 2.5 Pro」のため、
Googleの最新版AIを無料でお試しできるのも利点ですね。

あとはおいくらぐらいの価格なのかなぁという所がドキドキですが、
まずはベータ版を活用させていただきます!

ではまた🦍

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