エンジニア式「問いかける技術」
エンジニアとして働くなかで気づいたことは、相手を置き去りにしてずっと喋ってしまうような人が多いということです。
得意な話題になると、1聞かれたら100で答えるみたいな現場を何度も目にしてきました。
いわゆるオタク気質(?)な人が多い業界だと往々にして起こりうるのかもしれません。
そのような世界で、自分に適切に問いかけてくれる人がいたらどうでしょうか。
自分からみて、話すことが上手な人と聞くことが上手な人だったらどちらと一緒にいたいと思うでしょうか。
そう考えるようになって色々本を読みましたが、以下の「問いかける技術」が結構勉強になったので、エンジニア目線でどう活かせるのか少し考えてみました。
本の概要
まずは簡単に本の概要から書きたいと思います。
以下私が個人的にまとめたいと思った箇所です。
- 謙虚に問いかけるとは
- 地位、肩書、役割
- 謙虚に問いかける態度を育てる
謙虚に問いかけるとは
この本で何度も登場する言葉です。
謙虚に問いかけるとは、ざっくりいうと、相手に対する興味と好奇心に基づいて関係を深める技術のことです。
興味もないのに天気の話をしたりするのは、謙虚に問いかけるとは言いません。
謙虚に問いかけることで、信頼関係を構築し、お互い困った時など支え合うことができるため、人間として生活していく上でとても重要な技術だと感じました。
地位、肩書、役割
部下を持つようになったり、偉業を成し遂げて立場が上になってくると、謙虚に問いかけるのが難しくなってきます。
というのも謙虚にも種類があり、
- 基本的な謙虚
- 普通に人と接する場合など
- 一般的に持ち合わせている謙虚さ
- 普通に人と接する場合など
- 任意な謙虚
- 相手が社会的に成功している場合など
- 個人の自由による謙虚さ
- 相手が社会的に成功している場合など
- 今ここで必要な謙虚
- 相手に何かを頼む場合など
- ならざるを得ない謙虚さ
- 相手に何かを頼む場合など
立場が上になると必然的に今ここで必要な謙虚を発揮する機会が少なくなってきます。相手との信頼関係が築けていないと立場を失いかねないからです。
なので、いかに今ここで必要な謙虚を発揮するようにするために、日頃から謙虚に問いかけ、相手との関係を深めていくことが重要かがわかると思います。
謙虚に問いかける態度の育て方
でもいきなり謙虚に問いかけろって言われてもどうすればいいの〜と思ったのですがここもしっかり書いてくれてました。
- 学んだことを捨てる意識
- 内省する
まずは、学んだことを捨てる意識を身につけることです。
問いかけるということはつまり、自分が学んでいないことを学ぶということです。
今まで学んできたものを捨てるのは難しいですが、ここを変えない限り、問いかけるということは難しくなってしまいます。
なので自分が学んで絶対に正しいと思ったことでも、間違っているかもといった意識が謙虚に問いかける上で重要になってくると思っています。
次に、内省することです。
自分自身に対して謙虚な問いかけを行うことで、自分がどのような状況に置かれているのか、どのような人に依存しているのかが見えてきます。
内省せずに焦って物事に対処してしまうと、謙虚に問いかけることができず信頼を失うことになってしまいます。
内省することで、適切に謙虚な問いかけができるようになり、良い成果を出せるようになります。
どう活かすか
箇条書きになりますが、エンジニアとしてこれらをどう活かせるかを書いてみました。
- PMやPLなど、部下を持っている人は、部下に頼っているという事実を認識する
- 謙虚な姿勢になれる
- わからないことはわからないと素直に伝え、チームで解決する
- 部下に信頼される
- 面談や面接ではとにかく聞くに徹する
- エンジニアは一般的な職業よりは転職の機会が多く、面談や面接の機会も多いと思うので大事かも
- ただし興味と好奇心に基づいて質問をすること
- 相手と関係を深めることを意識する
- どこで話すかを見極める
- 聞くことを軸に考えること
- 絶対に正しいと思わないこと
- 今までの経験ではこれでバグが治ったからこれが間違いないはずだと思いがち
- でも実際は別の要因だったとかはありがちなので決めつけずに謙虚に問いかけること
まとめ
技術書とは別で実用書も読むのですが、中々アウトプットできずに頭から抜けていてもったいない感じがしていたので、なにかいいアウトプットの仕方ないかなぁと考えていたら、本をエンジニア目線でまとめてみたらおもしろいんじゃないかと思って今回書いてみました。
私自身、知識が身についた感じがしたので、またいい感じの本読んだらこんなふうに書いていきたいと思います。
わかりづらいとかもっと良い構成あるだろとか色々な意見あると思うので、みなさんの意見を是非聞かせてください(謙虚な問いかけ)
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