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バグを直した過去の自分へ

2024/10/02に公開

前略

あのときは、バグを直してくれてありがとうございました。
緊急の案件だったので、迅速な対応で助かりました。

でもね。
最近同じようなバグが出ました。 あなたが直した箇所自体は正しかったのですが、バグを直すとき、他に気をつけてほしいことがあります。

それは、なぜバグが起きたかを考えることです

「誰が」ではなく、「なぜか」を考えてみてください。誰であってもバグを出したい人間はいないはずです。根本的にコードが複雑になっているとかケースを追加してもエラーが出ないので実装漏れしやすい後続になっているとか、理由があったのではないでしょうか。それがうっかりミスだったとしても、うっかりミスする理由はなかったでしょうか。バグを直した後に可能な限りリファクタしてみると良かったかもしれませんね。テストが不足していると感じたなら、あなたが追加してみるのはどうでしょう。それが叶わない場合でも、せめてコメントを残しておくのはどうでしょう。まだ見ぬ誰かが同じバグを出さないように、できる限り想像力を膨らませてみるのは良いことですね。

ひとたびバグが発生すると、様々な人の時間を奪ってしまいます。
バグを直すタイミングが来たら、割れ窓をふさぐチャンスだと捉えてみたらどうでしょう。
人間ミスはするものですが、なるべくミスしにくいように、変えていけると良いですね。

改めて、過去の自分にありがとう。でも次は、もう一歩踏み込んでみてください。

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