Code Signal – 6月号: 主導権はあなたに。コードを制御・テスト・調整しよう
今月の Code Signal は、あなたが開発の主導権を握ることにフォーカスしています。
TL;DR
ロールベースのアクセス制御(RBAC)でアクセスの管理を強化し、ワンクリックでユニットテストを生成、強力な新しい静的解析ツールでコミットごとに細かく調整、コーディングガイドラインの自動検出と適用も可能になりました。
🔥 開発直後のホットな情報 🔥
コントロールを握ろう:ロールベースアクセス制御(RBAC)が登場!
CodeRabbit はロールベースアクセス制御(RBAC)をサポートしました。これにより、組織管理者は次の3つの明確な権限レベルを割り当てることができます:
役割 | できること |
---|---|
Admin | 完全な制御権限。レビュー実行、設定変更、連携管理、学習内容の編集、ダッシュボード閲覧、レポート生成、サブスクリプション・請求の管理。 |
Member | コードレビューの実行、設定・連携・学習・サブスクリプション情報の読み取り専用表示。 |
Billing Admin | サブスクリプション・請求関連のみ。レビューや設定のアクセスなし(課金対象外)。 |
詳細:
- ロールは組織ごとに設定され、ユーザーは異なる組織で異なるロールを持つことができます。
- デフォルトロールは Git プラットフォームから自動割り当てされますが、Subscriptions → Roles から管理者が変更可能です。
- Bot アカウントは常に Member です。
- Admin ロールのユーザーのみが新規ユーザーの招待およびロールの変更(Billing Admin の付与・取り消しを含む)を行えます(Billing Admin 自身はロールの変更不可)。
- Admin は Billing Admin 単体が持つすべての権限を自動的に保持します。
次のステップ:
組織管理者は Subscriptions → Roles を確認し、各メンバーが適切なアクセス権限を持っているか確認してください。
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- 有料ユーザー / トライアル中の方:サポートページ からチケット送信
📑 コーディングガイドラインが正式に登場!
一度設定すれば、全体に適用可能。CodeRabbit があなたのコーディングガイドラインを自動検出し、独自のルールをレビューに反映します。
新機能の内容は?
CodeRabbit は、以下のようなコーディングガイドラインファイルを自動でリポジトリから検出します:
**/CLAUDE.md
.github/copilot-instructions.md
**/.cursor/rules/*
docs/code-standards/*.md
これらに定義されたルール(Cursor Rules、Windsurf、GitHub Copilot などにおける使い方)を読み取り、プルリクエストレビュー中にリアルタイムで適用されます。
仕組み:
-
ワンクリックで切り替え可能
コーディングガイドラインはデフォルトで有効ですが、設定を更新し、カスタムパターンを追加することも可能です。 -
文脈に基づいたレビュー
PRごとにこれらのファイルを参照し、スタンダードに準拠した具体的なフィードバックを表示します。コメントは一般的なテンプレートではなく、あなたのガイドラインに沿った内容になります。 -
カスタムパターンの対応(任意)
独自のcompany_rules.yaml
やdocs/architecture/standards.md
がある場合も、グロブパターンを追加することで CodeRabbit が認識し、ガイドラインとして適用します。
コードをチューニング:新しい静的解析ツール
CodeRabbit に複数の新しい静的解析ツールが追加されました!
6月なのにクリスマスのような気分です。
- HTMLHint:HTML の構文エラーやベストプラクティス違反を検出し、コードの健全性を保ちます。
- Checkmake:Makefile 用リンター。ビルドスクリプトの一貫性と品質を維持します。
-
Dotenv Linter:
.env
ファイル向けの高速かつ意見の強いリンター。タイプミス、無効な構文、重複キーを検出します。 - Pylint:Python 用の有名な静的解析ツール。エラーやスタイル違反、コードスメルをチェックします。
-
Brakeman:Ruby on Rails アプリケーション向けのセキュリティスキャナ。
.rb
や.erb
、Gemfile を解析します。 -
Clippy:Rust 公式リンター。一般的なミスを検出し、
.rs
ファイルとclippy.toml
に対応。 - Luacheck:Lua コードの静的解析とリンティングを行うツールです。
一緒に使えばもっと便利:CodeRabbit ❤️ Cursor, Copilot, Windsurf など
今は「バイブレビュー」の時代です。
AIエージェントがコードを書き、CodeRabbitがリアルタイムでレビューし、洗練されたフィードバックをエージェントに返します。
結果として、クリーンで本番投入可能なコードが驚くほどのスピードで完成します。
ステップ | 起こること | あなたの作業量 |
---|---|---|
1. 生成 | Cursor、Copilot、Windsurf(その他任意のAI)が自動でコード生成 | ゼロ |
2. レビュー | CodeRabbit が変更をスキャンし、問題を指摘、修正案を提案 | ワンクリック |
3. 修正 | IDE の「Fix with AI」機能を使うか、GitHub 上のプロンプトをコピーしてAIエージェントに適用させる | ワンクリック |
活用方法:
- IDEの CodeRabbit 拡張で「Fix with AI」を使ってその場で修正
- 8種類以上のAIコーディングエージェント(例:GitHub Copilot)にコードレビューコメントを直接送信
- CodeRabbit のレビューコメントから「AIエージェント用プロンプト」をコピーしてローカル環境で修正に反映
🧪 先行公開:ユニットテストを自動生成
アーリーアクセス
皆さんからのご要望にお応えし、ユニットテスト自動生成機能を間もなく正式公開予定です。
現在はアーリー(早期)アクセスのフィードバック募集中です。
-
PR Walkthrough で「Generate Unit Tests」にチェックするか、
@coderabbbitai auto-generate unit tests
とPRにコメントを追加 -
コンテキスト対応:
CodeRabbit がコードベースとテストの書き方のパターンを分析し、賢くテストコードを生成します -
カスタマイズ可能 & オプトアウト可能:
.coderabbit.yaml
による調整が可能。組織単位・リポジトリ単位で設定。GitHub、Actions、CircleCI、TravisCI、主要な言語とフレームワークすべてに対応。
📢 まもなく正式リリースの情報をお知らせします!👀
X や Discord で意見やユースケースを教えてください!
💡 🐇 CodeRabbit を最大限に活用する方法
組織内の重要な活動をモニタリングするためのレポートを作成しましょう。
チームのワークフローに合った集計方法を選択できます:
- Repository → Team:マルチチーム構成の大規模組織向け
- User → Label:個人ごとの貢献内容の可視化
- Team → Repository:チームごとのリポジトリ活動の把握
🐰✨✨🐰
2025年6月のCodeRabbitコミックをチラ見せ!
お気に入りのインフルエンサーが登場し、コードレビューの秘訣を教えてくれます。
来週の公開をお楽しみに!
左: 「コードを印刷して、蛍光ペンと赤ペンでチェックだ!」
右:「(心の声)コードを印刷…!? ここは2022年秋のTwitterか?」
今月の Code Signal をお楽しみいただけましたか?
気に入った機能や気づきがあれば、ぜひ X で感想をシェアしてください!
皆さんの開発をさらに加速するヒントを探しています🐇✨
お休みしていた方へ:また一緒に始めませんか?
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