CodeRabbitの新機能紹介
CodeRabbitはAIコードレビューサービスです。負担の大きいコードレビューについて、レビュアー・レビューイ双方の負荷を軽減できるよう設計・提供されています。
CodeRabbitは日々開発が続けられており、新しい機能が続々と追加されています。その中でも、最近追加された機能を紹介します。
Webクエリー
レビューの中に Web query:
というセクションが追加されるようになりました。例はAdd entity display brightness data by steveb05 · Pull Request #302 · gabber235/TypeWriterの Analysis chain
の中にあります。
このWebクエリーでは、レビュー時に情報収集に利用したWebクエリーを表示しています。その結果から得られた情報を使い、レビューのコメントとして記載しています。Web検索結果は言語設定によっても異なるため、より深掘りして調べる際には、Webクエリーを参考にしてください。
参考にしたURLは、引用として Citations:
セクションにまとまっています。
Docstrings
個人的に注目の機能です。クラスのメソッドや、APIのメソッドを追加した際には、そのメソッドの説明を記述するでしょう。決まったフォーマットで書くと、Swaggerドキュメントであったり、JSDocなどに変換できます。
そんなドキュメントを自動で生成してくれるのがDocstringsになります。 @coderabbitai generate docstrings
というコメントを書くと、 CodeRabbit が自動でドキュメントを書いて、新しいPRを作成します。
たとえば追加されるドキュメント例です。
/**
* Adds a new book to the library's collection.
*
* @param book The Book object to be added to the library's book list
* @throws IllegalArgumentException if the book is null
*/
public void addBook(Book book) {
books.add(book);
}
via 📝 Add docstrings to `sample` by coderabbitai[bot] · Pull Request #2 · aravindputrevu/docstrings
PRを作成したら、まず generate docstrings
を実行するという習慣にしても良さそうです。
Agentic Chat
チャット機能をより高機能に、エージェント化します。この機能を有効にする場合は early_access = true
に設定します。コメントからプルリクエストを作成するなど、高度なインタラクションを実現します。
Agentic Chatを導入することで、CodeRabbitを単なるレビューツールから、より実践的な開発パートナーとして利用できるようになります。
via Add Bounty Payouts Feature by DonnieBLT · Pull Request #3990 · OWASP-BLT/BLT
まとめ
AIツールは続々と登場しており、AIを使った開発体験は日々変化しています。AIを使って、より良い開発体験、高い開発効率性を実現してください。CodeRabbitも日々進化し、皆さんの開発をサポートしていきます。
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