皆さん、個人開発していますか？普段の仕事での開発とは異なり、個人開発は新しい技術スタックにチャレンジしたり、自分の望む機能を実装したりと、自由度が高いのが魅力ですよね。
そんな個人開発ですが、コードレビューは行っているでしょうか。チーム開発ではコードレビューが当たり前ですが、個人開発では自己チェックが主流です。しかし、自己チェックだけではバグや設計ミスに気づきにくいという課題があります。
そこで、使ってみて欲しいのがAIコードレビューツールです。AIコードレビューツールは、シニアエンジニア的な目線で、コードをチェックしてくれます。自分では気づけなかったベストプラクティスを学べたり、コーディングスタイルの一貫性を保つのに役立ちます。
コードレビューの必要性：チーム開発との違い
企業など、複数人で一つのプロダクトを開発する場合、コードレビューは必須です。コードレビューを通すことで、プロダクトの品質を向上させたり、不用意な不具合が製品に入るのを防げます。
コードレビューは、多くの場合リードエンジニアやシニアエンジニアなど、経験豊富なエンジニアによって行われます。そのため、ジュニアクラスのエンジニアにとっては、コードレビューを通じてスキルアップする機会ともなります。また、シニアエンジニアであっても、第三者のチェックが入ることで、ちょっとしたタイポを見つけたり、不具合発生が未然に防げる可能性があります。
そうしたメリットがあるコードレビューですが、個人開発では恩恵にあずかれません…。オープンソース・ソフトウェアであればまだ可能性がありますが、それでも作り中の状態ではなかなか見てもらうのは難しいでしょう。
AIコードレビューがもたらす「第三者の視点」
そこで使ってみたいのがAIコードレビューツールです。AIコードレビューツールは、Gitリポジトリと連携し、プルリクエストに対してAIによるコードレビューを行います。Lintツールと異なり、より深いインサイトが得られるのが特徴です。
タイポのようなちょっとした不具合を発見するのはもちろんのこと、一般的なベストプラクティスとされる手法を提案してくれます。生成AIでは多くのコードを学習しているため、自分では気付けない最新のコーディングプラクティスを学べるのが利点です。
もちろん、ビジネスロジックに関わるような部分に対して、適切なレビューが行えない可能性はあります。しかし、そうした部分もAIとの対話を通じて、徐々に学習させることができます。
AIコードレビューを活用したGitワークフロー
AIコードレビューを導入した際のGitワークフローを紹介します。
1. チーム開発のようにブランチ戦略を採用
mainブランチからブランチを切り、作業を行います。レビューという観点で考えると、あまり大きな変更は行わず、小さな変更を積み重ねる方が、AIコードレビューの精度が高まります。
2. Pull Request (PR) を作成
作業が終わったら、プルリクエストを作成します。
3. PRに対してAIコードレビューを実施
PRが作成されると、AIコードレビューツールが自動的にコードをチェックします。AIからのフィードバックを受け、修正を行います。
4. 修正後にマージ
修正が完了したら、mainブランチへマージします。これを繰り返して、開発を行っていきます。
AIコードレビューの活用ツールと導入方法
AIコードレビューの代表として、私たちの提供するCodeRabbitを紹介します。CodeRabbitの特徴は以下の5つです。
- 主なGitリポジトリサービスとの連携が可能
- 細かなカスタマイズと、ユーザーからのフィードバックを受けて学習
- プルリクエストのサマリー生成
- チャットで質問
- セキュア
主なGitリポジトリサービスとの連携が可能
CodeRabbitは、GitHub、GitLab、Bitbucket、Azure DevOpsといったGitリポジトリサービスと連携が可能です。GitHubやGitLabのアカウントから2クリックで導入できます。オープンソースプロジェクトであれば、無料で利用できます。
細かなカスタマイズと、ユーザーからのフィードバックを受けて学習
YAMLベースの設定ファイルで、見るべきファイルやフォルダを指定したり、レビュー時の視点などをカスタマイズできます。また、ユーザーからのフィードバックを受けて、AIが学習し、より精度の高いレビューを実現します。
プルリクエストのサマリー生成
プルリクエストの内容を要約します。どういった変更が行われたのかを、一目で把握できます。
チャットで質問
レビューコメントに疑問があれば、その場で @coderabbit とコメントすることで、AIに質問することができます。コード生成やIssueの作成も可能です。
セキュア
CodeRabbitは、SOC2 Type II認証を取得しており、セキュリティにも配慮しています。レビュー環境は一時的なもので、コードの痕跡を残したり、学習に使ったりということはありません。
まとめ：個人開発でも高品質なコードを維持しよう
今回は個人開発にフォーカスして、AIコードレビューを活用するメリットや、導入方法について紹介しました。AIコードレビューは、個人開発でもチーム開発と同じようなGitワークフローを実現します。個人開発であっても、定期的にメンテナンスできるようにするためには、高品質なコードの維持が欠かせません。
ぜひCodeRabbitを導入し、個人開発の効率化・品質向上に役立ててください。
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