8月のCodeRabbit更新情報
8月に行われたCodeRabbitの主要な更新を、時系列にまとめました。詳細はChangelog - CodeRabbitをご覧ください。
8月1日
UIアプリにダークテーマが追加されました。ライト、ダーク、システムテーマから選択でき、プロフィール横の切り替えスイッチで変更可能です。
Dark theme support for UI App - CodeRabbit
8月4日
Proユーザー向けにMCPサーバーとの連携がアーリーアクセスとして提供されました。外部のドキュメントやプロジェクト管理ツール、Wikiなどから情報を取得し、コードレビューのコンテクスト理解を強化します。
設定画面からカスタムまたはサードパーティのMCPサーバーを接続できます。
Integrate MCP servers - CodeRabbit
8月13日
VS Code拡張機能のバージョン1.0が公開されました(でもCodeRabbit - Visual Studio Marketplaceを見ると、0.13.4ですね…)。以下の機能はもちろん利用できます。
PRレビューをIDE内で直接行えるようになり、ワンクリックで修正を適用できます。新機能には以下が含まれます。
- すべての修正の一括適用
- Proアカウント向けの完全な文脈認識
- 個別提案へのフィードバック機能
- 追加AIコーディングツール(Cline、Roo、Kilo Code、Augment Code、Codex CLI)への対応
CodeRabbit - Visual Studio Marketplace
8月14日
Googleの脆弱性スキャナーであるOSV-Scannerとの統合が行われました。依存関係やインストール済みパッケージに含まれる脆弱性をOSV.devデータベースを用いて検出できます。
利用に際しては osv-scanner.toml が必要です。このファイルがある場合のみ、OSVスキャンが実行されます。
8月22日
セントラル設定リポジトリ機能が追加されました。組織全体のCodeRabbit設定を専用リポジトリで一元管理できるようになり、各リポジトリごとの個別設定が不要になります。主な特徴は以下の通りです。
- 組織全体で統一されたレビュー基準の維持
- 一括での設定更新
- 必要に応じたリポジトリ単位での上書き
- 階層型設定(GitLab対応)
- GitHub、GitLab、Azure DevOps、Bitbucket Cloudに対応
セットアップは簡単で、オーガニゼーションに coderabbit という名前のリポジトリを作成し、その中に .coderabbit.yaml を追加するだけです。
Central configuration - CodeRabbit
8月はテーマ機能の追加から組織全体での設定管理まで、幅広い改善が行われました。特に、VS Code拡張機能と中央設定リポジトリは開発効率や運用の一貫性に大きく寄与する更新といえます。
今後もCodeRabbitは日々進化していきますので、ぜひ最新情報をチェックしてください。
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