人見知りのエンジニアが編み出した失敗しない初登壇のコツ
こちらは株式会社ココナラ Advent Calendar 2025 2日目の記事です。
こんにちは。ココナラテックの開発をしているエンジニアのもちさんです。
「登壇してみたい気持ちはある」
「でも人前に出るとか無理だし、失敗したら恥ずかしすぎる……」
昔の私は完全にこのタイプでした。
32歳になるまで、LTどころか自己紹介すら噛みがちの人見知りのITエンジニアです。
そんな私でも、ある日とうとう人生初登壇をしました。
しかもありがたいことに参加者の一人から
「今日の発表の中で一番刺さりました」
と言ってもらえました。この一言で、これまでの不安が報われたことを実感しました。
この記事では 「人見知りでも失敗せずに初登壇を乗り切るためのコツ」 を実体験ベースでまとめます。
登壇したことがない人に向けて書いているので「え、これくらいでいいの?」というくらいハードルを下げた話しかしません。
なぜ人見知りでも登壇できたのか
私が一番最初にやったことは 「登壇スキルを上げること」ではなく「ハードルを下げること」 でした。
- プレゼンテーションの本を読み漁る
- 発声練習を毎日やる
- かっこいいスライドデザインを勉強する
みたいなことは 一切やっていません。
代わりにやったのは「緊張しにくい環境を選ぶ」「自分が話しやすい形に寄せる」ことだけです。
つまり、
自分を変える前に、まず「環境」と「ルール」を変えた
これが人見知りでも初登壇を乗り切れた一番のポイントでした。
コツ1:とことん「ハードルを下げる」
初心者向けイベントを狙う
私が初めて登壇したのは Findyさん主催の初心者向け登壇イベントでした。
初心者向けイベントにはだいたいこんな空気があります。
- 「うまい発表を聞きに来た」ではなく「一緒に学びたい」空気
- 登壇者も参加者もキャリアもスキルもバラバラ
- 質問も優しめ・雰囲気も柔らかめ
上級者向けのガチな勉強会にいきなり出ると
「みんなレベル高すぎでは……?」と萎縮してしまいます。
一方、初心者向けイベントだと
「みんな不慣れだし多少噛んでも大丈夫そう」
という安心感があり、人見知り的にはかなり助かります。
オンライン配信・録画なしのイベントを選ぶ
初登壇で一番メンタルに来るのが
- 発表の様子がオンライン配信される
- アーカイブが永遠にネットに残る
この2つです。
失敗してもその場だけならまだマシですが
録画が残ると「一生ネタにされるのでは……?」という恐怖が出てきます。
そこで私は、オンライン配信も録画もないオフラインイベントを選びました。
コツ2:スライドは「高橋メソッド」か「スピーカーノート」で台本化する
「登壇が怖い」理由のかなりの割合は
何を話していいか分からなくなるのが怖い
だからです。
高橋メソッドは「スライドを読むだけ」でOK
高橋メソッドは1枚に大きな文字を少しだけ載せるスタイルです。
普通のプレゼンでは「スライドを読み上げるのはNG」という人もいますが、高橋メソッドは読む前提で成立するので人見知りと相性が最高です。
- 話す内容がほぼスライドに書いてある
- 図を作らなくてもいい
- 伝えたいメッセージに集中できる
Googleスライドなどのスピーカーノートも強い味方
- スライドはシンプル
- スピーカーノートに話す内容をがっつり書く
これで十分「頭が真っ白になっても読めば乗り切れる」状態が作れます。
コツ3:「自信があるフリ」は声量でごまかす
自信がなくても声が小さいとさらに不安そうに見えます。
逆に声を少し大きくするだけで「堂々としている」ように見えます。
- 普段より2.5倍の声量
- 一番後ろの人に届くつもりで話すことを意識する
これだけで印象がガラッと変わります。
コツ4:年齢で諦めなくていい
私は 32歳で初登壇 でした。
正直「今さら初登壇って遅くない?」と思っていましたが
実際には 40代で初登壇 の方もいて、自分が勝手にハードルを上げてしまっていたことに気づきました。
「やってみたいと思ったときが、その人の最初の一歩」
本当にその通りだと思います。
登壇してよかったこと
- インプット側からアウトプット側に立てた
- 参加者の方に「一番刺さった」と言ってもらえ、不安が報われた
- 社内外で同じ分野に興味を持つ人と繋がれた
- 「アウトプットは尊い」という言葉を実感できた
自分の経験を言葉にして届けるだけで価値があります。
初登壇したい人へのゆるいロードマップ
Step 1:イベントを選ぶ
- 初心者向け
- オンライン配信なし
- テーマがゆるい会
Step 2:ネタを決める
- 最近触った技術
- ちょっとした詰まりポイント
- 失敗から学んだ話
Step 3:スライドと台本を用意
- 高橋メソッド or スピーカーノート
- 読み上げるだけで成立する状態に
Step 4:本番
- 声量は「ちょっと出し過ぎかな?」と思うくらい大きく
- 噛んだら正直に言えばOK!
まとめ
- 人見知りでも工夫すれば登壇できる
- 初心者向けイベントでハードルを下げる
- 読めば成立するスライドにする
- 声量だけ大きくすればそれっぽく見える
- 初登壇に遅いということはない
この記事があなたの背中を少しでも押せますように。
明日は、よしたくさんによる記事です。
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