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DroidKaigi 2024の参加レポート

2024/09/19に公開

こんにちは。
アプリ開発グループ、Androidチームのたまっちゃん、ジェレミです。
2024年9月11日(水)から9月13(金)に開催されたDroidKaigi 2024に参加してきました!
DroidKaigiのオフライン参加は初めてで、とても充実した3日間でしたので本記事では当日のセッションやその他コンテンツについてレポートします。

droidkaigi

印象に残ったセッション

参加したセッション全てが有益で勉強になりましたが、特に印象に残ったセッションを紹介します。

From 0 to 100 with Kotlin and Compose Multiplatform

JetBrains社様よりSebastian Aignerさんに来ていただき、Workshop形式でKotlin/Compose Multiplatformを利用したアプリケーションを作成するというものでした。

私自身、クロスプラットフォームはflutterを少しかじったことがある程度であまりなじみがなく、とっつきにくいイメージだったのですが、このセッションではロジックの共通化を図るにはどうすればよいかやComposeを利用してのUI構築等基礎の基礎から説明いただけたので、導入としてとても良かったです。

全編英語でしたので細かい部分はあやしいですが、事前にスピーカーの方が用意していたトレーニング用のコードに問題文のような形でコメントが記述されており、そちらに倣って進められたのも理解がしやすかったポイントかと思います。

Kotlinで記述できる点も私にはとても理解がしやすく、クロスプラットフォームへの興味も出てきたので今回のセッションを足がかりにKotlin/Compose Multiplatformへの理解を深めていければと思いました。

https://github.com/SebastianAigner/droidkaigi24

Android ViewからJetpack Composeへ 〜Jetpack Compose移行のすすめ〜

しゃりふさんのセッションに参加してきました。

こちらのセッションではAndroid ViewからJetpack Composeへ移行した方が良い理由とメリットや、移行にあたって気を付けるべきところを段階別で分かりやすく説明されていました。

ココナラでも新規画面はJetpack Composeを利用してUIを構築するようにしていたり、既存画面に手を加える際には積極的にJetpack Composeを利用するようにしていますが、命名規則やディレクトリ構成等ルールメイクに苦労している部分が多少なりともあるので今回のセッションはとても勉強になりました。

また、1メンバーとしてまだまだComposeへの理解が未熟なところもあるので、今回のセッションを経てプロダクトコードに存在するJetpack Composeで記述されている部分への理解が深まった気がします。

https://speakerdeck.com/syarihu/from-android-view-to-jetpack-compose-a-guide-to-migration

Kotlin 2.0が与えるAndroid開発の進化

daasuuさんのセッションは、Kotlin2.0へのマイグレーション方法とマイグレーションによって得られる利点についての説明でした。
マイグレーションはやることがリストアップされていて、分かりやすかったです。
DataBindingを使っている場合はJetpack ComposeかView Bindingへ移行が必要になりますが、View Bindingへの移行を少し楽にしてくれるpluginも紹介されました。
Kotlin2.0ではSmart Castの改善、BackingFieldsの進化はコードがシンプルになり、より読みやすくなりそうでした。
またPower-assertが使えるようになり、テストコード作成でエラーが発生した時に分析がしやすくなります。
最後にJetpack ComposeのStrong Skipping Modeの追加で、ReCompositionのskip条件が見直され、パフォーマンスの悩みも少し減りそうでした。

https://speakerdeck.com/masayukisuda/kotlin-2-dot-0gayu-eruandroidkai-fa-nojin-hua

Debugging: All you need to know

Jumpei Matsudaさんのセッションはタイトル通り、色々なDebug方法についての説明でした。
検査したいスレッドを選択できること、サードパーティーライブラリーやAndroid Frameworkもブレークポイントを置けること、強制的な値の返却、条件付きブレークポイントは初めて知ることができて、今後に有効活用できそうでした。
今まではDebugger接続の仕組みを知らず、余計にDebuggerを再接続させることがありましたが、Debuggerの利用条件と通信方式の説明もあって理解できたので、今後はDebuggerの接続で無駄な作業を省けそうです。
社内での調査依頼の対応をより強化したいと思い、本セッションを聞いたのですが、大正解でした。

https://speakerdeck.com/jmatsu/debugging-all-you-need-to-know-for-simultaneous-interpreting

ブース巡り

今回もDroidKaigiではスタンプラリー企画が開催されていました!
スタンプをコンプリートすることはできませんでしたが、セッションの合間等で各ブースを巡り、15個のスタンプを集めることができました。
会社ごとに多種多様なスタンプが用意されており、押したスタンプを見るだけでも十分楽しめました笑
また、スタンプだけでなくガチャで当たりがでれば、より豪華なノベルティが頂けるなど、各ブース特色があり面白かったです。

ブースやスタンプラリーで頂いたノベルティ

ネイルアートも毎年恒例で開催されていたので、せっかくなら!と思い体験してきました。

ブースやスタンプラリーで頂いたノベルティ

Lunch、After Party

提供される食べ物が豪華で驚きました。
Lunchは今半のすき焼き弁当をいただきました。

lunch

After Partyでもお寿司、ローストビーフ、果物など種類が豊富でした。
DroidKaigiオリジナルのビールもあり、大勢の参加者でにぎやかな雰囲気でした。
他社のエンジニアの方とAndroid開発に関する話もできて有意義な時間でした。

afterparty1

afterparty2

まとめ

DroidKaigiのオフライン参加は今回が初めてということもあり、わくわく半分・不安半分でしたが参加してとても良かったです。素晴らしいセッションの数々や各社様のブースで多様なプロダクトを見ることで開発に対するモチベーションが一層高まったと思います。来年も開催されるのであれば、ぜひ参加したいと思いました。

ココナラでは、一緒に事業のグロースを推進していただける様々な領域のエンジニアを募集しています。Androidアプリ開発だけでなく、フロントエンド領域・バックエンド領域などでも積極的にエンジニア採用を行っています。少しでも興味を持たれた方がいましたら、エンジニア採用ページをご覧ください。

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