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Zennでココナラのテックブログを開始しました

2022/08/30に公開

はじめまして!
株式会社ココナラでプロダクト開発部に所属するRKと申します。

Zennでココナラのテックブログを始めるにあたり、最初の記事を投稿させていただきました。
私自身は開発チームのいちエンジニアなのですが、テックブログ公開に向けて細々としたアクションを起こしていました。せっかくの機会ですから、最初にしか書けない内容で書いておこうと思い、立候補して本記事を書きました。

本記事では、テックブログの開始やZennで公開するに至った経緯などを簡単に紹介します。

そもそもココナラとは

株式会社ココナラは、「知識・スキル・経験」の売買を行うスキルマーケット「ココナラ」を開発・運営する会社です。

おかげさまで、会員登録数:296万人(2022年5月時点)/出品サービス数:52万件(2021年8月時点)と、日本最大級のスキルマーケットとして展開させていただいております。

ココナラ以外にも、ココナラで扱うサービスをよりビジネス利用に特化したココナラビジネス、法律QA検索や解決事例/料金表で弁護士の距離を近づけるサービスココナラ法律相談も扱っております。

もし興味を持っていただけたら、公式HPもご参照ください。

https://coconala.co.jp/

なお、これ以降の文章で「ココナラ」の表記がある場合には、サービス名ではなく会社名としての表記となります。

テックブログを開始する経緯

2021年3月19日、ココナラは東証マザーズへ上場いたしました。
上場にともない、さまざまな企画を遂行すべく、大勢の仲間を募集しました。
結果、いろいろな方面でスキルを持つ方々に参画していただけております。
ですが、それでもまだやりたいことは多くあり、新たな仲間を募集している状況です。
そして、その募集中の仲間にはエンジニア職も含まれています。

さて、エンジニア職の求職者の方が会社を選ぶにあたり、どのような判断材料を持つでしょうか?
一般的には、次の内容が考えられます。

  • 会社の規模、エンジニアの比率や待遇
  • プロダクトの内容や課題(組織論も含む)
  • どのような人が働いているか(働くことになるか)
  • どのような技術で開発・運用しているか
  • どのようなことに自分が携われるのか

その中で、「プロダクトの課題(組織論も含む)」「どのような人が働いているか(働くことになるか)」「どのような技術で開発・運用しているか」を知れる要素のひとつがテックブログであると、私は考えています。

なにより、テックブログを書いて公開する文化があること自体、ひとつの判断材料になりうるとも考えています。

自分の考えを周りに話してみたところ、同じような考えを持ち共感してくださる方々が現れました。
「テックブログを公開するには」と言う題材で、この方々とさまざまな議論をしました。
その後、会社側からも「全社的に情報発信に力を入れていきたい。ぜひテックブログも進めてほしい」とメッセージをいただきました。

このような経緯を経て、この度テックブログを公開する運びとなりました。

テックブログのリスタート計画

実は以前にも、ココナラではテックブログを発信しておりました。
正確には、ココナラの各種情報を「ココナラよもやまブログ」と言う形で発信していました。その中のコンテンツのひとつとして、テックブログがありました。

しかし、ある時を境に、テックブログの投稿頻度は減少していきました。
業務の都合/よもやまブログ運用の方針/推進者の不在、など各種の要因が重なった結果だと聞いています。

なお、ここで「聞いています」なのは、私がココナラに入社する前の出来事だったからです。

ですが、当時の状況を経験してきたエンジニアの方々にヒアリングしてみると、「公開する場があるのならば続けたい」と言う声を聞きました。
また、新たに参画された方にヒアリングしてみると、やはり「公開する場があるのならばテックブログの記事を書いてみたい」と言う声も一定数ありました。

試しにどんな記事を発信したいかを聞いてみたところ、バックグラウンドの違いからか、ココナラのプロダクトだけに収まらないような話も出てきました。

自分自身も数年前に公開されていたテックブログの記事の内容を読んでいて、再開できればいいなと漠然と考えていました。
「以前はおもしろい記事を書いていたのにもったいない」という考えを頭の片隅に残したまま。

そのような状況下で、情報発信を全社的に力を入れていきたい、と言うお話が出てきました。
この流れに乗っていくしかない、と感じた所存です。

こうして、テックブログのリスタート計画は本格的にスタートしました。

Zennで公開するに至った経緯

多くの会社のテックブログがそうであるように、どこでテックブログを公開するかは議論となりました。

既存のよもやまブログの他に、候補はいくつかありました。
名前が挙がったもので言えば、はてなブログ/note pro/Qiita/GitHub Pages/SSG + PaaSで自前構築、など。
比較表をつくり議論を交わしました。

ブログ比較表

集客力/記事の書きやすさ/レビューのしやすさ/運用・管理の労力の少なさ/ランニングコスト、などなど。

その中で、今後のテックブログ運営にあたり何を重視していくのかという話題が出ました。

テックブログのリスタートにおける最重要ポイントは、広義の意味での「継続できること」にありました。

テックブログを続けるには、ブログを書いてくれるエンジニアが必要です。
そして、エンジニアがブログを書き続けるためには、ブログを書くという行為がエンジニアの「負担」になってはいけないと考えます。
久々にブログを書くとなった時に、手順を簡単に思い出せるのが望ましい。
また、ブログのレビュー結果をレビューアーがフィードバックしやすく、フィードバック反映の差分もわかりやすい。
なにより、エンジニアが"面倒くさい!"と感じさせる手順にはしたくない。

この観点を見据えると、GitHubを利用した運用形態が良いだろうという結論になりました。
ココナラのプロダクト開発はGitHub上で行っているため、ココナラのエンジニアには親和性が高いです。
そのため、テックブログへの新規参画者も馴染みやすいと考えました。

この結果、GitHubを利用したブログ記事公開を利用しているサービス、具体的には「GitHub Pages(GitHub上で完結する)」と「Zenn(GitHub連携機能がある)」の2つに候補が絞られました。

どちらを選ぶか。
決定打となったのは、リスタートするのであれば新しい環境の方がテンション上がるでしょうという考えでした。

もちろん、スタイルや集客率、使い勝手などの点も考慮はしています。
ですが、最重要ポイントとして挙げる「継続できること」に必要なことの1つは、「はじめる」ことです。

ならば、「はじめる」ためのハードルを下げるべく、そしてエンジニア達の興味を惹くべく、「Zenn」上でココナラのテックブログをリスタートすることに決定しました。

今後の展開

一人ひとりが「自分のストーリー」を生きていく世の中をつくる、これが株式会社ココナラの掲げるビジョンです。
そして「一人ひとり」には、ココナラが提供するサービスの利用者様にとどまらず、ココナラを構成する社員も該当します。
だからこそ、エンジニアには「自分のストーリー」の中に「テックブログを書く」選択肢を自分自身で選んで参加してもらいたい想いがあります。

テックブログの公開、それは「はじめのいっぽ」です。
ここから定期的にブログ投稿ができるように、工夫を凝らしていきたいと考えています。

「公開する場」は用意しました。
しかし、細かい運用ルール・執筆時間の扱い・記事を書いたインセンティブなど、まだまだこれから解決していく課題は多いです。
ですが、「継続できること」を見据えて、情報発信をしていく。
そして、投稿したブログ記事が、読んだ人々の困りごとを解決し/関心を惹き/好奇心を刺激する。
そんなサイクルを持ったテックブログの運用を目指しております。

本記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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