Zenn

あえて、フル出社してみた

2025/02/27に公開
3

こんにちは!

株式会社ココナラマーケットプレイス開発部アプリ開発グループAndroidチームでエンジニアをしております、Falconです。 久しぶり(実に1年半振り!)のテックブログ投稿になります。

今回は、リモートと出社のハイブリッド勤務がデフォルトになっている弊社で、あえて週5日フル出社してみたお話をしたいと思います。
(エンジニアの生産性について語っているので、これも「テックブログ」です。きっと。)

対象読者

弊社では原則、出社とリモートワークのハイブリッド勤務を採用しています。したがって本記事は「ハイブリッド勤務も選べるけれども、あえてフル出社してみたよ!」というレポート記事になります。以下の特徴に当てはまる方には参考になる内容かと思いますので、ぜひお読みください。
(逆に、どれか1つでも当てはまらない方には役立たない、あるいは当たり前すぎる内容かもしれません。あらかじめご承知おきください。)

  • 現在、リモートワークorハイブリッド勤務をしている
  • (自分の意志で)フル出社を選択できる環境にいて、フル出社への移行を検討している
  • 今までフル出社をしたことがなく、イメージがつかめない

なぜフル出社?:自宅を仕事場にすることは難しい

私は2023年4月にココナラに入社して以来、ハイブリッド勤務を続けていました。言い換えると、社会人になってから1年半の間「週5日オフィスに通う」ということをしたことがありませんでした。
その私がフル出社に切り替えたのは「もっと仕事に集中できる環境がほしい」と考えたためです。

よく語られることですが、自宅には誘惑が多いです。 プライベート用のPC・TV・布団など、だらける要因になるアイテムが当然のように置かれています。
これらのアイテムが全く気にならない、あるいは仕事部屋から完全に排除できる場合は特に問題になりませんが、私の場合はそのどちらも現実的ではなかったため、自宅を仕事場にすることを諦めることにしました。

自宅にある誘惑の例自宅にある誘惑の例:しろくまのぬいぐるみ。可愛すぎるあまり作業を阻害することもあります。

(フル出社の)実行環境

自宅での作業環境構築を諦め、週5日オフィスに通うことにしました。
ただ単に「フル出社」と言ってもイメージが掴みづらいと思いますので、私の標準的な勤務スタイルを紹介します。

  • 朝8時に起床、身支度をする
  • 自宅を出て電車に乗り、10時にオフィスに到着・業務開始
  • 業務が終了したら電車に乗って帰宅
  • 21時半頃に自宅に到着、夕食と軽い運動を済ませる
  • 0時に就寝

通勤時間は片道1時間で、自宅からオフィスまではそこそこ距離があります。電車も混み合いがちで、基本的には目的地まで座れません。

フル出社の障壁と、それをどう乗り越えたか

フル出社をするにあたり、私にとって一番の障壁となったのは睡眠時間の確保でした。

睡眠不足は判断力・思考力の低下を招くため、エンジニアにとって「睡眠」はまさに生命線といえます。さらに私は典型的なロングスリーパーで、7時間以上寝ないと調子が出ません。
リモートワークでは通勤時間を考慮する必要がなく、多少夜ふかししても問題ありませんでしたが、フル出社ではそうもいきません。帰宅後、リモートワーク時と同じように過ごしていると、あっという間に睡眠時間が削られてしまいます。

そのため、遅くても0時には布団に入るようにし、起きる時間も8時で固定するようにルール化しました。

フル出社の成果

現在に至るまでフル出社を2ヶ月ほど続けたところ、いくつか実感できたことがありました。

コンディションが安定してきた!

ハイブリッド勤務をしていた頃は「今日はリモートだからギリギリまで寝よう」「明日はリモートだから夜ふかししよう」など生活リズムの乱れがあり、先述したロングスリーパーの性質も相まって、日によってコンディションが大きくぶれていました。
一方、フル出社に切り替え「朝8時起床・夜0時就寝」をルール化してからは、毎日の生活リズムが一定になり、コンディションも安定するようになりました。

自宅にある誘惑の例コンディションが良い人の図。リラックスして作業にあたることができています

快適な作業環境をコストをかけずに享受できる!

以前までは気がつきませんでしたが、オフィスは結構快適な作業空間です。(少なくとも自宅よりは遥かに快適です。)
以下にその構成要素を列挙してみます。

  • ちょうどいい明るさ
  • 十分な広さのデスク・袖机などの収納
  • 夏・冬ともに快適に過ごせる空調
  • 気分転換に有効なコーヒーマシンや自動販売機などの設備

こんなところでしょうか。
エンジニアにとって、作業環境の快適さは生産性に直結する重要なファクタです。例えば自宅で作業する場合、足元の冷えや照明のちらつきなどがあると集中が削がれ、作業への意欲も低下してしまいがちです。
オフィスと同等クラスの快適空間を自宅に作り出そうとすると以下のようなアクションが必要ですが、結構大変かつ金銭的なコストも大きいです。

  • 照明を良いものに取り替える
  • デスク・収納グッズを取り揃える
  • 強力な空調設備を整える(電気代は別途負担)
  • コーヒーや各種ドリンクを備えておく(大きい冷蔵庫も必要かも)

自宅に快適空間を作り出せる/作り出したい方はともかく、そうでないのであればオフィスを利用するのも有効な手段だと思います。

フル出社にも難点はある

さて、ここまでフル出社のメリットについて熱弁してきましたが、もちろん難点もあります。私が体感したものですと以下の2つがあります。

ランチ代がかさむ...

出社した日は、基本的にコンビニでお弁当を買ったり近くのお店で食べたりすることになるため、ランチ分のコストはどうしてもかかります。
作業環境の快適さと天秤にかけて、ランチ代の方に傾くようであればリモートのほうが良いかもしれません。

「お弁当作って持っていけばいいじゃない」

えー、禁句です。

電車移動は大変

路線や乗車時間帯にもよりますが、やはり通勤、特に満員電車での移動はかなりのストレスを伴います。 また、「寝坊により電車を逃してしまう」「事故により電車が遅延する」などのイレギュラーが発生した場合、強制的に待ち時間が発生し、これも大きなロスになります。
「週2~3なら我慢できるが、毎日はなぁ...」という方はリモートのほうが良いと思います。

おわりに

正直なところ、出社・リモート問わず、エンジニアには「生産性の向上」が強く求められます。そして周囲の環境は、エンジニアの生産性にある程度影響を与えています。
もし選択の余地があるのであれば、「生産性の向上」に向けて、まずは身近な環境を変えてみるのも良いかもしれません。

ここまでお読みいただきありがとうございました!
ココナラでは、一緒に事業のグロースを推進していただける様々な領域のエンジニアを募集しています。Androidアプリ開発だけでなく、フロントエンド領域・バックエンド領域などでも積極的にエンジニア採用を行っています。少しでも興味を持たれた方がいましたら、エンジニア採用ページをご覧ください。

https://coconala.co.jp/recruit/engineer/

3

Discussion

ログインするとコメントできます