ITエンジニアは効率的学習の夢を見るか?効率的学習とは
本記事は、先日登壇したイベントで発表した内容をもとにした記事になります。
当日の様子はこちらのTogetterでもご覧いただけます。
こんにちは。
株式会社ココナラ フロントエンド開発グループの三浦です。
皆さんは、こんなことを考えたことはないでしょうか?
勉強しないとと思って勉強しているが、なんか効率が悪い気がする
どうせ学ぶなら効率的に学んだ方が、タイパやコスパがよくない?と感じる
どうです?ありますよね?
私はあります。
そんな皆さんに向けて、朗報です。
自分がこれまで考えてきた、そういう効率的な学習についての考えをお話ししたいと思います。
開発生産性と効率的学習について
ご存知かもしれませんが、開発生産性が重要視されるのはなぜでしょう?
個人的には以下のようなことに影響があるからだと考えています。
- 利益が…
- リソースが…
- 競合他社が…
- そもそも評価が…
- 離職率が…
その他にも多々理由はあるかと思いますが、多くの方が開発生産性って大事よねという認識はあるはずです。
この開発生産性を向上させるには大きくみて、二種類のアプローチがあると考えます。
・個人スキル
☆今回はこっちにクローズアップします
・組織としての仕組みや取り組み
こっちはきっと偉い人たちが考えてくれます
これらのアプローチを手助けする手段として、ツールやHow toがあると考えます。
つまり個人のスキルがめっちゃ効率よくのびたら、開発生産性爆上げなんじゃね?
そういう結論に至ります。
これが普段から勉強をしているときに感じる、「効率悪いんじゃないかなぁ」という気持ちの根幹にあるのではないでしょうか。
個人スキルが伸びたら生産性があがるってなんとなく分かっているのに、実際には爆速で伸びていないことがそういったフラストレーションを生みだしているのです。多分。
実際にあった話を少々ご紹介
あるところに、若い男の子Mくんがいました。
要領もそこそこよく、なんでもある程度そつなくできて生きてきた彼は
この世には必ず何事も最強な方法が存在すると信じてやまなかったのです。
そんな彼はなんやかんやあって、とある会社に入社しました…
その会社の名前はココナラ
とっても優秀な人たちがあつまる会社でした…
Mくんは、けちょんけちょんにされました
要領がいいと思っていたMくんは、多忙さ、求められる仕事、
その他優秀な周りの人と自分を比べてとてもしんどくなってしまいました。
その当時のことをMくんは「ちょうしんどかった」と語っています。
そんなあるとき、Mくんは偉い人に問いました。
「どうしたらいいですかね、どうやったら効率よくできますか…?」
そしてその偉い人はこう言いました…
時間かけるしかないね
夢を見るのか?
結論から言ってしまうと、「最高効率で完璧な方式がある。」と夢をみていました。
しかしそんなものはなく、何かを学ぶ時は
時間をかけるしかなかったのですorz
ただそんな状態でも、素直にアドバイスをうけて実施していくうちに
「あー、これは良さそう」と気がついたことは、いくつかあったのです。
そんなMくんが見いだした良さそうなことを、まとめてご紹介します。
世に溢れる様々な手法、仕組みはとにかく試す
- PDCA、ポモドーロ、KPT、その他 etc…
- これらはあくまで手法で、自分に合うものがどれかは結局やってみないとわからない
→ これらを試せる環境や状況が大事
泥臭さと向き合う
- 結局泥臭いことはやらなければならない
- エンジニアって楽をするために苦労する人たちっていうのはその通りだなとしみじみ感じた
→ これに向き合えるメンタルが大事
失敗をおそれない
- 結局は失敗から学ぶのが一番血肉になったなという印象
→ 失敗が許容される環境や状況が大事
「納得」は全てに優先するぜッ!!
- ジョジョの奇妙な冒険の登場人物 ジャイロ・ツェペリのセリフ
- 学ぶ理由に納得していないと自分のスキルに消化しきれない
→ 自分を機械やコードと思ってはいけない(タイトル回収)
- 人は思ったよりも気分、体調、環境に左右される
- いかに自分をご機嫌にしてあげるかが大事
最後に
いかに技術が進もうと、結局のところ使うのは人間(自分)でしかないのです。(ロボじゃない)
やる意味や意義を自分の中に見いださないとスキルは身につきにくく、それらは崇高なものでなくても良いということに気がつきました。
「これやったら楽しそう」「これやったら楽そう」「これ便利じゃね?」
そんな小さなことで十分なのです。
どうせ学ぶなら気持ちよく楽しく学んだほうがいいし、
それを楽しいものにするか苦しいものにするかは本人の気持ち次第なので、
そこを重要視してみたら自分は効率が上がったような気がしました。
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